■ 102 関ヶ原ウォーキングツアー/岐阜県関ヶ原町 ■

徳川家康生誕地としての岡崎市は,岐阜県不破郡関ヶ原町とは「ゆかりのまち提携」で縁があり,冬には南公園に雪が届けられて子ども達が遊walkingんでいます。(今年は雪来たっけ?)
毎年秋の「関ヶ原の戦い」の時期に,市主催で史跡を訪ねる日帰り旅行を行っており(9回目),今年初めてこれに参加してきました。(右画像)
知らなかったのですが,けっこうな倍率の人気ツアーらしくて,初めて申し込んで運良く抽籤に通ったようです。
市役所からボランティアガイド(普段は岡崎城にいる方たち)の解説付き無料バスで岡崎IC⇒関ヶ原ICへ,現地では関ヶ原町のガイドの説明付きで史跡を歩いて巡るという豪華なツアーです。
関ヶ原町に入ると最初に,バスで本多忠勝陣と家康の桃配山陣を訪れ,そのあとは史跡を巡っての歩きとなります。
首実検の床机場,正面突破で有名な島津陣,笹尾山の三成陣,黒田・竹中の狼煙場と巡る約二時間のコースで,短めながら(参加者の年齢みるとこれ以上は無理かも),充分に楽しめる探訪でした。

また関ヶ原町の歴史民俗資料館には無料で入れるし,ヤギ工房may!may!のやぎ乳ジェラートが一つもらえるうえ,最後にはお土産のタオルまで付くという,うれしい歓待ぶりでした。
この日は「関ヶ原合戦祭り」という町を挙げての大イベントで,町の中心はその関係の人々でいっぱい。
甲冑をまとった東西7隊の武将隊が演舞を見せ,行列を組んで歩くという目玉もありました。(時間不足でマトモに見れず残念)
_102sekigaharaMAP.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
全54人をバス2台に分け,現地で2群に別れての行動です。(岡崎市所有のバス・・・於:養老SA↓)bus

左地図で,右端のNo1本多忠勝陣とさらに東の桃配山の本陣は場所も離れているので,直接バスで廻りました。

ウォーキングは合戦まつりの行われているNo2陣場野会場を出発点に,ていねいな解説付きでNo3首実検の床机場へと向かい,さらにNo4島津義弘陣地,No5笹尾山の石田三成陣地と進みますが,さすが地元ガイド,車の少ない間道を歩きます。
笹尾山のふもとでは武将隊が勢ぞろいして気勢を挙げ,陣場野へ向けて出発するところでした。
(画像は大谷吉継・・・女性武将である)bus

武将隊を横目に,われわれは笹尾山に登ります。
といっても5分ほどの登り道ですが,望楼風の木組み展望台があり,合戦地全体が見下ろせる絶好の地です。
これほど地の利を得ながら,西軍は事前の戦略で家康に負けてしまったということなのでしょうね。

陣場野に向かう武将隊と見物客の間を縫って,No6最終決戦地横を抜け,気持ちいい池巡りルートを通ってNo7岡山狼煙場へ。狼煙
ここは,大河ドラマで話題の黒田・竹中の陣で,やはり関ヶ原の盆地を見下ろすいい場所。でも石田三成陣に較べるとちょっと狭い。
ここを下って再び合戦まつり会場に戻りました。(右画像は帰路の岡山遠望)

これでツアーは完了ですが私はさらに南の,No8東首塚(松平忠吉・井伊直政陣)を探訪しました。
帰路にNo9田中吉政陣(碑)を見て,最後に歴史民俗資料館を見学すると,もうバスの集合まで時間がない。約3時間,距離にして5.5kmでした。
次は是非とも,松尾山の小早川秀秋陣へ行きたい。
ここは有名な山城であり,東海自然歩道が通り,完全に登山となるようです。(左図緑点線が登山路)

 関ヶ原合戦地の場所はここ⇒MAPION
本多忠勝 No1 蜻蛉切りの槍で有名な本多忠勝陣。

人家の間の小さな空間で,案内がなければ見落としてしまいそうな場所に,祠と石碑が立っています。戦いの中心から離れているのは,軍師としての役を務めるためだったらしい。
陣場野会場 No2 合戦まつりの中心,陣場野会場。

広場の南は特産品市場とたくさんのフリーマーケットで賑わってます。
ここと石田三成陣の笹尾山会場を結んでシャトルバスが走っていた。
床机場 No3 床机場(首実検の地)。

家康の最終陣地であり,ここで合戦の締めとなった場所ですね。
同時に徳川幕府の始まりは,この時点で決まったと言っていいでしょう。
島津義弘陣 No4 島津義弘陣。

今も薩摩から訪れる人がけっこういるらしい。
島津軍の前方退却は,松尾山の小早川秀秋についで有名な話。
笹尾山 石田三成陣No5 石田三成陣。

左:ふもとに武将隊が集まっていますが,陣はその上方,幟の立っているところ。
右:櫓を模した展望台が作ってあります。
最終決戦地 No6 決戦地の幟。

陣場野会場へむかう武将隊列と,それを見る人で,この周囲は混雑。
われわれツアーの一行は,なんとか迷子にならずに切り抜けた。
岡山狼煙場 No7 岡山(丸山)狼煙場。
展望
黒田長政,竹中重門(半兵衛の息子)の陣跡で,いくさの狼煙を上げた場所とある。

右画:関ヶ原を一望する地である。
東首塚 No8 東首塚。(西首塚もある)

開戦のきっかけを作った松平忠吉・井伊直政の陣跡でもある。
「首洗いの井戸」などというのも残されている。


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