しばらく里山歩きを出来ずにいるうちに、季節は春どころか夏前のような気温になってしまいました。 冬としては寒かったのに春は一気に突っ走っていったような・・・桜もかなり早かったし。 すでに大山桜が散ってしまった湧水の里・鳥川の喜桜山から額堂山へ老犬とともに歩いてきました。 鳥川は、整備された山歩きの道が周囲の里山を縦横に巡っていて、時間と体力に合わせてその日のルートを自由に選べるのがうれしい。 去年偵察で登った喜桜山→小柿山から地蔵峠を抜けて額堂山に登り、一端地蔵峠に戻ってから旧養鶏場横へ下ってくるルートを取りました。 途中分岐がいくつもあり、地図にない案内板の立つコースもあり、次回にバリエーションを加えて歩こうかとまた考えてしまいます。 ・2021の鳥川⇒161 喜桜山〜巡礼の道ルート ・2017の鳥川⇒135 鳥川,新ルート喜桜山 ・2016の鳥川⇒121 愛宕山・京ヶ峯ルート ・2012の鳥川⇒ 61 水晶山から額堂山周回 ・2011の鳥川⇒ 45 ホタルの里の音羽富士 ・2009の鳥川⇒ 05 旧額田町・京ヶ峰 |
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■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情復、第241号) ■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
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前回と同じくインフォメーションセンター(P)に駐車して歩き始めましたが、油断してNo1登り口(右画)を通り過ぎてしまった。注意力散漫、いくら整備されているとはいえ案内を見落としてはいけません。 No2大山桜のある尾根に出ると目の前が喜桜山、東へいったん下って登り返した小柿山付近の林間に、目的の額堂山山頂が覗きます。(けっこう遠く見える) 潮見山(No4)まで進むと、その名のとおり、三河湾が望めましたが、霞んでよく見えない。 ルートの交錯するNo5地蔵峠からは急登となり、老犬をいたわりつつ無事に額堂山山頂に到着できました。 この山頂は残念ながら展望がないので、少し引き返したところのNo6"見晴らし場"で昼食とします。 と思ったら、樹木が伸びてきて、登山地図に書いてある「三河湾が一望」というのは無理ですね。(冬なら?) そそくさと休憩を終えて地蔵峠から南へ下ると「巡礼の道出合い」という分岐の案内板があります。(No7:右画) 久田野峠ってのはどこなんだ? 帰ってから調べると、額堂山から南西に延びる尾根筋で、新東名高速額堂山トンネルを越えた先に四等三角点「久田野」(275.8m)があるので、そこへ向かう途中の峠でしょうか。 気になりますが、探索は次回にしてひとまず素直に下ることにします。 登山道が沢と化しているところを何箇所か渡ると、不法投棄のゴミ!・・・なんとも腹立たしいことです。 異臭が漂ってくると、そこが旧養鶏場で、今は肥料工場のようになっており、きょうも稼働中でした。(No8) まもなく民家が見えてきて、登山道は舗装路となり鳥川の集落へ。 少し寄り道して「大岩の水」を一口飲んでからホタル学校向かいの駐車地へ戻りました。 ☆ホタル学校の場所(Pの向い側)はこちら⇒ |
インフォメーションセンター(P)には登山者の車が5台ほど停まっていました。 向こうに見えているのがホタル学校。 (旧鳥川小学校) |
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左:No2大山桜の立つ尾根出会い。 天王山コースとの合流点。 右下:No3小柿山から見える額堂山。 (山頂だけ見えている後ろの山) |
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No5 地蔵峠。 いかにも峠らしい場所。 北から来るルートとここで交錯。 帰りはここから南方向(画像の右)へと下ります。 |
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左:額堂山山頂(421m)。 右下:No6 見晴らし場から見る三河湾。 樹が茂って見にくいです。 |
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登山道の真ん中から湧き水が流れ出し、たちまち沢となって、いたるところでルートは水浸し。 梅雨時は歩けなくなりそう。 |
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沢から離れたと思ったら、この不法投棄現場。 こんな知られざる林道にも(だからこそ?)棄てに来るヤツがいる。 |
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No8 旧養鶏場は工場として稼働中。 大型扇風機が何台も風を送り、櫛状になった移動機が肥料(?)をかき混ぜていました。 |
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左:里に下りてくると民家への道角には馬頭観音。(No9) 下:その先には数珠を持つ大師様座像も。 |
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左:ちょうど藤の花の時期のようで、あちこちで目につきます。 下:大岩の水へ向かう途中No10にある、地図にない「わらべの小径」の案内板。 |
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「大岩の水」は充分な水量が流れています。 口に含んでも水の味は私にはわからないが、上部に岩壁がある冷たい清水です。 |
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何の木だろう?と思ったら、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)のようです。 ツツジやコデマリも咲いてるし、サクラのあとも山里の春はまだ見られます。 左奥に見えてきたのはホタル学校。 |