■ 147 長ノ山湿原/新城市作手 ■

9月になっても台風や大雨で(さらに地震も)、合間に暑い夏が戻ってきて、とてもじゃないが秋らしい気候が味わえません。
暑いところを老犬と歩く元気はないので、手近なところで作手高原の長ノ山湿原へ出かけました。(4年ぶりです)
標高550m前後の場所なのですが、それでもけっこう蒸し暑かった。
湿原の駐車場で車を下り、辺りに響くエンジン音を聞いて思い出した・・・ここはサーキット場の騒音がうるさいのだった。
南の池から歩こうと思ったものの、あまりの騒音に辟易して引き返し、湿原北部を一周廻って約一時間の短い散歩となりました。
長ノ山湿原この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平30情復、第192号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
湿原入口の駐車場()は10台くらい止められそうです。(下画像)
ここには火曜日だけ運行される新城市のバス「つくであしがる線」の停留所があります。p
(ただバス停と言っても200円でどこでも乗降できる)

ここから南へ歩き始めたのですが、前述したようにNo1で引き返し、真東の湿原中央へ向かいました。
No2にゲートがあるので開いて通ります。(重い)
時期的にハズレだったようで、 このあたりで目に付く花はサワギキョウだけでした。

No3から北に進んでそのまま抜けられないかと思ったのですが、残念ながらNo5に「私有地につき立入禁止」と明記されたゲートがあり進めません。
一旦は迂回しようかとNo6まで進んだのですが、どう見てもかなりの大廻りになるので思い直し、林間の道(No4〜7)で引き返しました。

No8の植林記念碑(右画像)からさらに南に向かうと、モリアオガエルの池に行けるはずなんですが、どうにもサーキットの爆音がうるさい。
結局、池はあきらめることにして引き返し、どのルートでも中途半端な散策となってしまいました。

長ノ山湿原を歩こうという人は、事前に、サーキット(モータランド三河)の休日を確認して出かけたほうがよさそうです。
車の騒音さえなければ、素敵な高原散策が味わえるのですから。

☆長ノ山湿原の場所はここ⇒MAPION
追記:2週間後にため池巡りと池の名前の由来である天神社に行ってきました。
天神下池()に車を止め、Noと回りましたが神社がわかりません。 舗装路沿いに南下してみましたがそれらしき道がないのでもう一度Noまで戻り、林間の轍を頼りに背後の森へ登ってみることにします。
老犬は途中Noでそれ以上登るのを拒否してしまったので、切り株に繋いで待たせておきます。
そこからかすかな踏み後をたどって山頂へ出ると、ブロック作りの壁に波板屋根の手作り風神社の背後に出ることができました。(左画)
正面にまわると、ちゃんと木の鳥居もあり、西から登ってくる木の参道階段が見えます。(右画)
あとで車で西参道を探しに行くと、引き返した地点より200mほど先のNoに入口がありました。
この日は大手自動車工場稼働日のためか、サーキットは休息時間が多く静かな歩きが楽しめました。
LAKE 実りの稲穂の中を東へ進む。

見事な秋空なんですが標高550でもまだ暑い。



東へ No2 重い開閉ゲート。

右側には「マムシ注意」の看板。
当然いるでしょうね。
馬頭+石神
案内 長ノ山湿原案内板。(拡大可)
紫色のサワギキョウが咲いています。(サギソウはひと月前)
サワギキョウ
No3から湿原と森の境界に沿って北上しました。

この画像の奥で道はなくなり、右に回るしか進むルートはない。
(地図では左へ行ける道が載っているのですが)
引き返してきたNo7付近で。

いい感じの林間の道なのですが、響き渡る爆音がすべてを台無しにします。

袋 そしてNo3に戻る。
天然記念物境界の碑がありました。
後日池めぐりにやってきました。
モリアオガルの棲息する天神下池()に駐車して歩き始める。

ここはトンボ観察池で結構有名。
当日も熱心なおとうさんがヤゴを捕って調べていました。
No南端の天神上池から北を見る。
この辺りは池に流れ込む沢水の湿地帯で、水辺を大きく迂回しながら時計回りに池を巡ると、地図の3つの他にも小さな池が何ヵ所かあります。
下はゴミに埋もれて無残なNo付近の・・・池と呼ぶのもためらうモノ。
No付近に戻ってきた。

天神中池の西側から池を見る。
湖面を覆う水草はジュンサイという話です。

ここから背後の小山に登りました。
(林間を轍が通っています)
山頂部に見つけた神社。
画像左下に写る地蔵菩薩には寛政四年(1792)と彫られている。


社殿内には小ぶりの社とそこに供えられたたくさんのキツネ。天神社なのか少し疑問も沸く・・・。

2018.09.19 UP ■二代目に戻る■
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