3年ごとの「あいちトリエンナーレ2019」はしょっぱなから「表現の不自由展・その後」の展示を巡る問題でケチがつきました。
そうでなくても今年の暑さは、出かけるのをためらうような日々だった。(9月になってさえ) 前回2016の岡崎・豊橋のサテライト会場が、今回は豊田のみで規模も小さく、これもまた出かけるのを迷った一因。 けれど終了間際の10月になって、一部人数制限付ながら展示がすべて再開されました。(快挙です…再開がなければ次回はないと思った) これを機会にして、全部を回れずともまず10/11豊田へ、そして10/14四軒道・円頓寺からメインの県美術館へと出かけました。 歩いたルートを中心にして、この芸術祭巡りをUPさせてもらいます。(久しぶりのUPですが残念ながら犬は参加できません) |
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■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 令元情復、第120号) ■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
平日午後だったのですが、豊田市美術館の駐車場はほとんど満杯。 一番遠いところに止めて(P)、チケット売り場No1に行くと、結構な行列ができてます。(クリムト目当て?) その人気のクリムト展ははずし、トリエンナーレのみ1dayパス¥1600を購入して館内を巡ります。 柔らかなフードに包まれた照明10ヶが天井からつるされ、不規則に上下動するスタジオ・ドリフトの作品がとてもいい感じでした。(右:拡大可) それと、天井から突き出した巨大な手も印象的。 わりとあっさり見終わってしまい、館外へ出て旧豊田東高のプールの底を切り取った作品(No2)へ。 すごい力作。(チカラワザという言葉が似合う) ただ、これは館外だからチケットなくても見られるのだよねえ。 次は豊田市駅まで歩いて、誰でも見られる作品群(No3〜6)へ。 No4 ビルのグランドを発掘現場に仮想した展示はちょっと面白い。 そのとなりの「レンタル赤ちゃん」・・・試みは面白いんだけど、ミッション1のサイゼリアの場所がすぐにわからない。 ウロウロ通りを渡って着いたものの、なんだかメンドーになって続きは放棄してしまった。 で、豊田会場最後の目的地、No6喜楽亭へ。 明治〜昭和42年廃業まで続いた料理旅館で国の登録有形文化財。 戦争末期に神風攻撃隊が最後の夜を過ごした場所で、展示はそのあたりをテーマにした映像作品が5セット。 最初のひとつだけはちゃんと鑑賞したものの後はパス。 むしろここの建物・庭に関心があります。(前回2016の石原亭のような展示が見たかったのですが) そして、 まだ暑いなか豊田市美術館へとトロトロ戻りました。 |
No2プールの底が立ててある。 県美のピエロとどっちがBestか? 裏側を見ると鉄の骨格が強烈。 |
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No4 ビルの地面を発掘現場に見立てた作品(左)と 長崎爆心地にあった矢羽標柱!のモチーフ作品(下)。 |
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No6 喜楽亭 その内部と庭。 |
左:No2円頓寺本町商店街。 アーケードにかかるロープはトリエンナーレ作品のひとつ。 下:屋根神様。 |
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左:No6伊藤家住宅 (伊藤家は右ですが、左もすごい屋敷) 下:No5地名のもとになる円頓寺。 |
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左:なごのステーション…当然入れない。 下:No4織田信長像 |
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左:県美術館のBest1、ピエロ人形の45態。 下:藤原葵「Conflagration」 アニメの影響大…確かにそう思う。 |
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左:愛知県美術館に入ると正面で出迎える、今回を象徴するような巨大な作品。 (世界の音楽バンドTシャツを物々交換して集めて縫い合わせたというもの) 右:時計の意味はいまひとつ不明だが、メカは美しい。(動画にリンクあり) 下:オアシス21で、イベントに出店の西陣ビールと肉まんで一休みして帰路につく。 |