■ 153 あいちトリエンナーレ2019/豊田市、円頓寺・県美術館 ■

3年ごとの「あいちトリエンナーレ2019」はしょっぱなから「表現の不自由展・その後」の展示を巡る問題でケチがつきました。
そうでなくても今年の暑さは、出かけるのをためらうような日々だった。(9月になってさえ)
前回2016の岡崎・豊橋のサテライト会場が、今回は豊田のみで規模も小さく、これもまた出かけるのを迷った一因。
けれど終了間際の10月になって、一部人数制限付ながら展示がすべて再開されました。(快挙です…再開がなければ次回はないと思った)
これを機会にして、全部を回れずともまず10/11豊田へ、そして10/14四軒道・円頓寺からメインの県美術館へと出かけました。
歩いたルートを中心にして、この芸術祭巡りをUPさせてもらいます。(久しぶりのUPですが残念ながら犬は参加できません)
トヨタ会場この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 令元情復、第120号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
平日午後だったのですが、豊田市美術館の駐車場はほとんど満杯。
一番遠いところに止めて()、チケット売り場No1に行くと、結構な行列ができてます。(クリムト目当て?)
その人気のクリムト展ははずし、トリエンナーレのみ1dayパス¥1600を購入して館内を巡ります。

スタジオ・ドリフト柔らかなフードに包まれた照明10ヶが天井からつるされ、不規則に上下動するスタジオ・ドリフトの作品がとてもいい感じでした。(右:拡大可)
それと、天井から突き出した巨大な手も印象的。
わりとあっさり見終わってしまい、館外へ出て旧豊田東高のプールの底を切り取った作品(No2)へ。
すごい力作。(チカラワザという言葉が似合う)
ただ、これは館外だからチケットなくても見られるのだよねえ。
次は豊田市駅まで歩いて、誰でも見られる作品群(No3〜6)へ。

No4 ビルのグランドを発掘現場に仮想した展示はちょっと面白い。
そのとなりの「レンタル赤ちゃん」・・・試みは面白いんだけど、ミッション1のサイゼリアの場所がすぐにわからない。
ウロウロ通りを渡って着いたものの、なんだかメンドーになって続きは放棄してしまった。

で、豊田会場最後の目的地、No6喜楽亭へ。
明治〜昭和42年廃業まで続いた料理旅館で国の登録有形文化財。
戦争末期に神風攻撃隊が最後の夜を過ごした場所で、展示はそのあたりをテーマにした映像作品が5セット。
最初のひとつだけはちゃんと鑑賞したものの後はパス。
むしろここの建物・庭に関心があります。(前回2016の石原亭のような展示が見たかったのですが)
そして、 まだ暑いなか豊田市美術館へとトロトロ戻りました。
プール No2プールの底が立ててある。
県美のピエロとどっちがBestか?
プール裏
裏側を見ると鉄の骨格が強烈。
グランド No4 ビルの地面を発掘現場に見立てた作品(左)と
長崎爆心地にあった矢羽標柱!のモチーフ作品(下)。矢羽
喜楽亭 喜楽亭内部No6 喜楽亭
その内部と庭。
庭
「あいちトリエンナーレ2019」最終日(10/14)に名古屋駅から四軒道・円頓寺会場へ。
円頓寺本町商店街入口の作品展示兼チケット売場(No3)へ行くと、なんと12時開場でどこも入れないことが判明!
仕方なく商店街の雰囲気と建物外観を味わうため歩きまわる。(下地図:それはそれで見るものはあったのですが)
あちこち歩いてみたものの時刻はまだ11時、あきらめて栄の県美術館に向かうことにします。
丸の内から伏見乗換、栄で地上に出ると、ちゃんとGPSログが追尾しておりました。(一部おかしいところもあったが修正←地下でもけっこう実用的に使えるようだ…不思議)
抽選で13倍という「表現の不自由展・その後」はあきらめ、8F・10Fの展示を見てオアシス21で休憩していると、もう円頓寺に戻る元気はありません・・・今回のトリエンナーレはここまでです。
名古屋会場この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 令元情復、第120号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
図中の緑色点線は前回トリエンナーレ2016の時に長者町会場を歩いた際のGPSログです。
名古屋駅からNo1で地上に出て北東へ歩く。円頓寺本町商店街
No2でアーケード街(右画)に入り、最初の作品No3を見ようとしていきなり挫折。

そのまま歩いて行くとNo4で信長像に迎えられて円頓寺商店街に入りました。
No5円頓寺やNo6豪商伊藤住宅や民家の屋根神様を見て回りましたが、時間の止まったままの大須を見ているような気分です。
堀川
No7堀川を渡る五条橋を境にして商店街は終わり、丸の内から地下鉄で栄へ向かいました。
円頓寺 左:No2円頓寺本町商店街。
アーケードにかかるロープはトリエンナーレ作品のひとつ。
下:屋根神様
屋根神
伊藤家 左:No6伊藤家住宅
(伊藤家は右ですが、左もすごい屋敷)
下:No5地名のもとになる円頓寺。円頓寺
なごの 左:なごのステーション…当然入れない。
下:No4織田信長像 信長

 
ピエロ 左:県美術館のBest1、ピエロ人形の45態。
下:藤原葵「Conflagration」
アニメの影響大…確かにそう思う。
プール裏
Tシャツ 左:愛知県美術館に入ると正面で出迎える、今回を象徴するような巨大な作品。
(世界の音楽バンドTシャツを物々交換して集めて縫い合わせたというもの)

時計右:時計の意味はいまひとつ不明だが、メカは美しい。(動画にリンクあり)




下:オアシス21で、イベントに出店の西陣ビールと肉まんで一休みして帰路につく。オアシス21

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