犬とはいっしょに入れなかった場所へ,No157モリコロパークに続いて東山動植物園へ出かけました。 何十年ぶりかですので,地理的にはまったくわからず,初心者そのものです。 広いのであらかじめ園内mapを予習して行ったのですが,平面的な地図では想像できない高低差がけっこうあるのでした。 実質標高差は50m程度ですが,動物園内2周分は歩いたので登ったり降りたりで疲れました。 今の動物園・水族館は,将来的にむつかしい状況にあります。 旭山動物園で知られるようになった「形態展示から行動展示へ」という流れによる改装はもちろんですが,そもそも野生生物を閉じ込めること自体がおかしいという批判はかなり正当性があり,あらたな捕獲を望めぬ今後は,いかに環境を整えるかでどこも苦しい予算をやりくりしていると思えます。 東山動物園も2024にかけての再生プランの途上で園内あちこち工事中,さらにコロナで休止中の施設もあるというありさまで少々残念。 今回の見たい動物筆頭だったシンリンオオカミは,最初のコース選択ミスで見逃してしまい,初めからウロウロ探し回ることに。 オオカミを見てから動物園奥のバラ園まで適当に動物たちを見ながら歩きまわり,最後にもう一度オオカミ舎に戻ると約2時間半があっという間でした。 動物園は少しわかったので次回はゆったりと,できれば植物園も見たいものです。 |
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■この地図は,国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製・追記したものである。 |
正門から入ってすぐ左が北園入り口。(右画) いきなりの階段登りからオオカミを探して北園周回。 No2は最近過熱人気らしいメダカの館。 タワー横の急階段を下って本園に戻り,ボートの浮かぶ上池を見ながらゆるやかに登っていくと,楽しいタヌキの里。(No3←おすすめ) その奥のバラ園ではカップルが結婚式の前撮り(?)を熱演中。(左) そこから南の丘上に見えるガラス張りのNo5「小鳥とリスの森」へ行ってみると,なんと鳥インフルエンザで閉館中でした。登ってきたのに…。(右) 東山動物園といえば,No6コアラが目玉展示。 でも,彼らは木の上で眠ったように動きなし。 No7のライオンを見て戻る途中,シャバーニのいるゴリラ舎(No8)を見忘れているのに気づいて,いったん戻ります。 ここからまたオオカミ舎まで登って,きょうの見学は終了。 |
左画:地下鉄東山公園駅から200m,正門です。 入場券窓口は今も対面でやりとりします。(下) 「タワー(東山スカイタワー)に登りますか?」と聞かれるので,「いいえ」と答えて500円!を支払い,入口で右端の半券を切り取ってもらいます。 (名古屋市在住ならさらに安くなるのですが) |
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あっちでもこっちでも工事中。 コロナで休みの施設があり,鳥インフルエンザで閉鎖の場所,引っ越しでカラッポになった展示施設もあちこちあります。 |
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No3 タヌキの里。 左の画像に3匹いますがわかるでしょうか? つがいのタヌキたちが3組くらいあちらこちら歩いているのが上から見られます。 その動きを見ていると楽しい。 |
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No6 コアラ舎にて。 みな小さく丸くなっていて動かない。 寒いせいだろうか? |
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No8 ニシローランドゴリラ 左画:イケメンで有名になったシャバーニではない。 右画:みな高いところにいて,下からでは見にくい。 たぶん,中央一番上に見えるのがシャバーニではないかと思われます。 (一番大きいので) |
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No1 シンリンオオカミ。(ノゾミ:雌・2011生) どう見ても大型犬ですが,もう若くはない10歳・・・。 今回,短い遠吠えを2度聞けたのは望外の喜び。 |
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去年('20)秋までここに3頭のオオカミがいました。 しかし9月に老おとうさんジャックが15歳で,今年11月にはその子ティトが11歳で亡くなり,今は妹のノゾミ1頭しかいません。(⇒ノゾミmp4動画) コロナがあったとはいえ,もっと早く来たかった。 オオカミは行動展示には難しい動物のようです。 群れで飼育すると必ずと言っていいほどオスとメスのアルファ(筆頭)をめぐる勢力争いが起き,傷つく個体が出る。 それは同じ家族内でも起きるらしく,よほど広い敷地でないと隔離する必要が出てきます。今後,オオカミの飼育は世界的に減る一方となりそうです。 ただこの数年東山では,老狼のジャックとティト・ノゾミで落ち着いた状態にあったようで,来るのが遅くなって残念。 |