■ 173 真伝八幡社・三等三角点「滝村」/岡崎市 ■

googleマップであちこち見ているうちに岡崎市真伝町の真伝八幡宮の写真に目がとまりました。
(神社扁額は「八幡社」なので以後そう書きます)
林間を延びる参道からの数十段の苔生した石段とその上に半分ほど見える神社の姿にひかれて,暑い中を出かけることにします。
真伝八幡社は,龍北総合運動場アーチェリー場への道と老人ホームに挟まれたささやかな林の中,その一角だけは別世界を残していました。
さらに,いったん戻って反対側の斜面から踏み跡を登っていくと,里山歩きを楽しませてもらった後に三等三角点に至ります。
真伝八幡社
この地図は,国土地理院発行の電子地形図(タイル)を複製・追記したものである。
総合運動場の北東の駐車場()に止めてスタートしました。
アーチェリー場(No2)への舗装路を分岐したNo1から八幡社まではわずか100mほどですが異空間。
No3から南へ登るとアスファルト道を経て最高部のピークNo5が三等三角点「滝村」。
ピークから戻って さらに東へ進むとNo7で滝団地の西端に出ました。
いっぽうNo6の崖上から見える真伝吉祥の新築住宅群へは降りる道がわからないので引き返します。
No8では道がないのであきらめ。
結局,登りに出会った舗装路をたどって運動場の外周を廻るように戻ってきました。
No9付近からは競技場内となり使われていない野球場,サッカー場が見えてきます・・・ただ暑い。

☆真伝八幡社の場所⇒mapion
龍北総合運動場 この一帯は1968年開業の愛知県総合運動場を岡崎市に移管し「岡崎市龍北総合運動場」としたものです。
野球場・サッカー場・陸上トラック・テニス8面・アーチェリー場とさすがは県の施設。(昔はプールも3つ)
今は冠名を付けて(JFL)FCマルヤスのホームとなっているらしい。
とにかく人が少なくもったいない広さが目につく。
「マルヤス岡崎龍北スタジアム」(≒6万3000坪)
No1 石段左:No1 舗装路との分岐。
中央左の木の脇を奥へ入る。
(この画像ではわからない)

右:分岐から50mも歩けば,ヒノキ林を進むすてきな参道となる。(拡大可)
碑 左:真伝八幡社。
1km西にある経津主神社に合祀されているそうです。
この八幡社からは円空仏二体(背中合わせの材から彫られた毘沙門天像・不動明王像)が発見されています。(岡崎まちものがたり井田学区より)

この辺りは吉祥の地名が残っており,その山頂に役行者が開いたと伝わる神社がこの八幡社なのか,或いは経津主神社なのかよくわからない。

同じく役行者が建てた吉祥寺という堂を始まりとする近くの古刹滝山寺とも関係があるようです。
吉祥山がどこなのか,岡崎市美術博物館にある円空仏も見たいし。(もとは三体あったという話もある)
アーチェリー 左:No2 アーチェリー場。
この広さにたった一組が練習中。

右:No3(No1の道路反対側)ここから三角点に向かう。
三角点 左:No4 下から来た舗装路…すぐに途切れる。
(車は無理ですね)
下:途中にあった愛知県と彫られた境界標。
境界標
三角点 左:No5 三等三角点「滝村」133.07m
ここが吉祥山だとしてもおかしくはない。

下:No7 滝団地西端。
境界標
三角点 左:三角点周辺には怪しい石積みがある。

下:No6 真伝吉祥の住宅地を望むが降りられない。
境界標
三角点 左:No9付近からの野球場とサッカー(ラグビー)場
下:キッズエアロビ教室が開講中…外で待つ親。
キッズエアロビ

2022.07.17 UP ■三代目No157〜に戻る■
inserted by FC2 system