■ 014 石仏遊歩道・平松山/岡崎箱柳 ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
岡崎市の中央総合公園の北約2kmに,箱柳町という集落があり,そこに石仏遊歩道と呼ばれる周回路(短いけれど双耳峰をつなぐ登山道)があります。

この地区を通る路線バス廃止を食い止めるため,旧来の御岳信仰の周回路を整備した・・・という記事を中日新聞で読んだのは何年か前のこと,2009年秋時点では,まだバスは廃止されていませんが。
その下箱柳バス停付近に駐車場があります。(犬連れですから当然ながらバスは無理)

集落入口に東周りと西周りの案内がありますが,東周りを推薦します。ただ,私は久しぶりに来て入口を迷って集落に迷いこみ、大量のヌスビトハギの実が全身と犬のリードに付く羽目になりましたが。

集落に入らず川沿いに東へ歩きます。最後の家を過ぎるとやがて道は南へ登りになり,まもなく最初の不動明王。そこをすぎるとすぐに東山頂(No1)です。
ここから尾根道で、見晴らし台(No2)に寄り,一度下って登り返すと西山頂=平松山(No3)。
少々引き返した所の分岐を西へ進むのが下山路。
途中で倒木(No4)が道をふさいでましたが、そこを越えると最後の下りで、御嶽山を望むすばらしい展望が得られます。(No5)
No6分岐で直進(1合目方面)は藪漕ぎとなるので、右のバス停方向へ進んだほうがいいでしょう。
最後の川沿いでは,夏草に埋もれた道を戻って約一時間の里山巡りはこれで終了。

平松山の場所はこちら⇒ mapion
☆クモの巣多し・・・晩秋〜春がベストでしょう。

東山頂 駐車場付近から東峰山頂を望む。

左端の家の手前を通って左から回り込むと、箱柳城址(70m)との分岐を示す案内があります。

この箱柳城址は石垣や曲輪がよく残っており、城マニアには好評で、冬枯れの時期に探索したい場所でもあります。(15世紀に中根氏の築城、後に家康家臣となる)
 
東山頂 No1 木々に囲まれた東峰山頂(164m)と石仏。

不勉強で石仏の名前がわかりません。
展望はありませんが静かな落ち着く山頂です。
見晴らし台 No2 見晴台。

小高い場所ですが、そろそろ成長した樹木に視界が塞がれてきました。
展望も、あとしばらくの間かもしれません。
西山頂 No3 西峰山頂=平松山山頂(149m)

中 御嶽山国常立大神(クニトコタチオオカミ)
右 八海山国狹槌大神(クニサツチオオカミ)
左 天笠山豊斟主大神(トヨクムヌオオカミ)
  (三笠山のマチガイでは?)

日本国の始まりの神々だということです。
本地垂迹ではそれぞれ薬師如来、文殊菩薩、普賢菩薩だとか。
倒木 No4 倒木。
これをくぐるか、左の根元を迂回する。
西山頂から先は、道が少し荒れています。
赤テープの目印もありますが、巨岩の露出した急な下りもあるので慎重に。

クモの巣だらけの暑い時期に歩こうという物好きな人や犬は少ないようです。(あたりまえか)
この先の分岐、一合目への本来の道はまともに藪漕ぎ必至で断念。 (後日挑戦しましたが大変な藪道です。とてもお勧めできません)
展望 No5 下りの展望。(拡大可)

冬場の晴れた日なら遠く霊峰御嶽山が望める場所です。(約106km先)
不動大黒天照 巡礼路の石仏群。

左 不動明王(登り口)
中 大黒天(中間点)
右 天照皇神(西山頂広場入口)

2009.10.06UP ■戻る■
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