■ 027 白鳥山石碑群/旧足助町 ■


この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
愛知で白鳥山といえば,奥三河津具の山が知られているでしょうが,こちらは旧足助町の南東部にあります。
東海自然歩道が通っていて,古寺平勝寺や綾戸の夜念仏の地です。

白鳥山(はくちょうさんと呼ぶのか未確認)は,明治の頃から御岳信仰の人々によって,多くの石碑や霊神碑が立てられ
祭られてきたようですが,荒れていたのを合併後の豊田市が整備したということです。(下の案内板参照)
山頂広場では「足助のかじやさん」のライブも行われた様だし,ここを題材にした歌もあるらしい。

香嵐渓からは車で10分ほど,東からきた東海自然歩道が安実京へ下る分岐のすこし前,山ヶ谷公民館(?)の横から登ります。
車は,軽くらいなら公民館前に止められますが,少し先の路肩に置いたほうがよいかも。(どうせそちらへ周回してくるので)

猪避けの電気柵に沿って登っていくと,杉木立の山道になり,右手にはイノシシのヌタ場とおぼしき泥地もある。(No1)
すぐに峠になります。
ここから右に尾根を歩けばすぐ,正面に白鳥山の全景が見えてきます。(No2)
63基という石碑群は圧巻。
童子の碑が多いのは,そういう祈りの場所だったのか。

前年に来たときにはなかった,山頂を周回する木道(枕木製)が新たに作られていました。
以前の状態がわかりませんし,意見はあるでしょうが,史跡整備に行政が補助するのもいいのではないかと思います。
(他にも豊田市の整備する百々貯木場・馬場瀬古墳群などいくつか見ましたが,なかなかのものです。)

帰りは峠から南へ下ります。
いったん下った場所の分岐点で左上の斜面を見ると,山の神の碑。(No3)
こういうものを見つけると得した気分,さらに直進すると開けた場所で林道に出ます。(No4)
植林されたばかりの苗木地を左手に林道を歩くと,道は再び登りとなって切通しの峠を越えたところで三叉路。(No5)
どちらでも行けると思われますが,私は右方向へ下っていきました。
最後に鎖封鎖のゲート(No6)を越えると,隠れ家のような別荘の先はすぐに東海自然歩道,西へ車の場所へ戻ります。
白鳥山の場所⇒mapion
すぐ近くにある巨樹「有洞のサワラ」は見る価値があります。(安実京への下り道 No7)

山谷公民館 東海自然歩道沿いにある山ヶ谷(ヤマガイ)の地区集会所。
白鳥山への案内板が立っています。
マムシ草杉木立 左:歩き始めてすぐマムシ草が歓迎。

右:杉木立の中を登る。(No1)
  この付近右手の水田跡は猪の領分。
全景 白鳥山の全景。
(No2付近から)
石碑群八海山 左:石碑群。

右:御岳神社の一つ,八海山石碑。
展望 山頂(465m)から南方向の展望。
目前の巨石に立てられた石碑は象徴的。
山頂広場案内 左:山頂広場。(東屋があります)

右:白鳥山石碑群の案内
山の神 No3 山之神。

最初の峠から南へ下った左斜面にあります。
山中でこういう碑に出会えると,たいへんお得な気分になります。
林道 No4 林道出会い。

左へ進むとまもなく作業小屋があり,山仕事が行われていました。
切り通し終点ゲート 左:No5 峠越えの切り通し。

右:下りの終点となる鎖のゲート(No6)
  東海自然歩道はこのすぐ先です。

2010.06.08 ■戻る■
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