■ 032 三本風車の井山周回 ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
風車が廻る井山へは,面の木園地の駐車場から歩けば10分。
今は車止めの付いた舗装路(5年前には車も入れた)を歩くしかありませんが,以前は開閉式の柵を抜けて尾根沿いに登り,4本松のある丘に出ることができました。matumusiso.jpg
そこから井山山頂までは開放感ある草地で,3基の風車を見ながらゆったり登れば高原気分を満喫できます。
秋にはマツムシソウが咲いて,晴れていれば360度の絶景の山。
今回は名古屋市野外教育センター(以下教育センターと略)のB・OLコースで,沢沿いに面の木〜井山へ,井山山頂からは北へコースどおりに下る周遊ルートで歩いてみました。(登りはガイド本「愛知の130山」と同じです)

車は県道80号のヘアピンを回ったところ()のスペースに止めて登山道へ。
出発地点からすぐに「沢登りコース」への分岐があったはずですが,「撤去された」と「’09の大雨(台風?)で流れた」と2説あるものの分岐が不明でした,というかたぶん見落としたのでしょう。
砂防ダム(No1)をいくつも巻いて渓流沿いに登って行くと,やがて登山道とは思えぬほど広くなり(No2),そのブナの林を抜けると面の木園地の正面へ出ます。
右目前の車止めのある分岐(No3)が井山への道,No4付近まで登っていくと,尾根越しに風車が見えてきます。
私はせっかくなので(?)ここらから斜面を登って尾根に出ました。
もはや以前の登山道は跡形もありませんが,排水溝に沿っていけばさほどの藪漕ぎにはなりません。
猪の掘り返した跡だらけの丘に出て,四本松付近(No5)で昼食としました。
昼食後,丸太ベンチの並ぶ井山山頂(No6)へ着くと,家族連れがラジコングライダーを飛ばしておりました。

帰路は初めての周回ルート(B・OLコース),尾根沿いに北へ下ると「カラ松休憩地」(No7),ここから西へ向きを変えます。
途中,地図にある谷沿いルートがあるハズですが,見落としたのか,もう存在しないのかわかりませんでした。
No8付近の分岐に「岩山」の表示があるので,丸太階段を登って行くと,なるほど巨石のピークがあり,そこからは意外に近くに井山の風車とアンテナ群を見ることができます。
No9で林道出会い,この付近からは教育センターの標識が立ちます。
ゆるやかにコースを下っていくとまもなく,なんと,しっかりしたゲートが出現。(図中印)
いまさら引き返す元気もなく,登山者一人くらい(+1匹)は良かろうとそのまま越えて進むことにします。(犬は脇をくぐって)
なるべく山沿いの非舗装路を通り,杉の子広場,第2本部前を抜け,B・OLコースの案内に沿って最後に「月の橋」を渡ると面の木への県道で,少し登って出発地点の登山口に戻ります。

最後に教育センターの敷地を通るためには閉鎖ゲートを抜けねばならず,このルートはちょっと問題ありといえそう。
できれば上図の緑線ルートを見つけて歩いてみたいし,これがベストの下りコース選択ですが,また次の機会に。
普通この種の公共施設では,登山者は黙認されていたように思いますが,ひるがの高原キャンプ場での行方不明事件以来,管理がきびしくなっているのかもしれません。(教育センターの見解は未確認ですので場内を歩くのもはばかられます)
面の木園地・井山の場所はこちら⇒mapion 

start B・OLコース登り口。

りっぱな碑(?)が立ち,広い石段があり,登山道とは思えぬ入口です。
車は背後の道路脇に数台分はスペース有。
ダムぶな 左:No1 付近砂防ダムを巻いて登る。

右:No2 ブナの林を抜ける広い登山道。
面の木 No3 面の木園地に到着。

井山への分岐三叉路(といっても車は入れず)から見た面の木駐車場。
この付近は毎年熊出没の目撃話が出ます。
とうぜん注意看板もあります。
風車見える No4付近で 風車が見えてくる。

見えている電柱付近に左への踏み跡が見えたので私はここから尾根に登りました。
普通はこのまま舗装路を歩きましょう。
4本松 No5 猪の堀跡だらけの旧面の木牧場。
尾根に出て少し登れば四本の松が残る丘へ。
 tengu.jpg その向うは1180ピーク。
東方向には天狗棚が正面に見える。(右)
望井山
四本松で昼食後は井山山頂へ向かいます。

どうせなら舗装路でなく,秋風の草原のなか,風車を見ながら井山山頂へ。
北方向にも遠く大船山の風車群が見えます。
山頂 No6 丸太ベンチの並ぶ井山山頂(1195m)。

正面は碁盤石山,その向うは設楽の山なみ,大鈴山,鹿島山,平山明神山などと思われます。
(ちいさな丸いドームはたぶん平山明神) 
岩山望井山 No8 「岩山」へ登る。

右:木立の上に井山の風車と電波塔がのぞく。
見晴らし イノシシの足跡残るルートを下るとやがて,
No9 林道出会い。

林道そのものはもっと下から登ってくるようですが,このすぐ先で終点になっています。
左へB・OLコースどうりに下っていきます。
かもしかコース 教育センターへのコース上に現れるゲート。
これはまったく予想外でした。

この路肩には延々と境界ネットが張られていましたから,間違っても子どもたちが外へ出ることのないようにした安全対策・・・ということでしょうか。
教育センター 野外教育センターを一部歩かせてもらいます。
むこうに見えるは大屋根。

渓流は実に見事に庭園化されています。
本部という大きな建物が2ヵ所あるし,広場やキャンプ場や炊事施設があちこちに配置されています。すごい費用がかかっているなあというのが実感。

2010.09.27UP ■戻る■
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