■ 034 古町高山/津具 ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
「古町高山」とはなんとも粋な名前だと思うのは私だけでしょうか?
津具方面から見るといかにも山らしい姿を見せてくれます。
もう少し遅いと黄葉が見られるのでしょうが,それなりに色づいた天然林を見ることができました。
頂上の展望はないのですが,わりと広いゆったりした空間で落ち着けます。
ルートはおそらくこれしかないという教科書(愛知の130山)通りのつもりでしたが,それでも行きと帰りは微妙に違ってしまいました。ポイントは39番の鋼管マストで,みなさんこれを目印に登るようです。

津具から名倉へ抜ける新しい林道(と呼ぶには立派過ぎる道ですが)の駐車帯()に車を停めてスタート。
初めはコンクリート舗装された坂道ですが,舗装は最初の曲がり角(No1)付近までで,正面には送電鉄塔。(No2)
登りは林道に沿って歩いたのですが,これはNo3で行き止まりになってしまいます。
少し引き返して,赤テープを頼りに直登するとNo4で案内板に出会いました。
その案内によって右に進むとすぐに問題の39番パンザーマスト(図No5付近)に到着。
 ・パンザーマストは継足式の鋼管パイプマスト⇒正確には特定の製品名です。
この地点を東方向に進み,踏み跡をはずさぬようにジグザグに登っていく。
4回の折り返しのあと,No6付近からは踏み跡が薄いけれど,尾根に出てしまえば山頂はもうすぐ。
左に杉の植林,右に色づき始めた落葉天然林,そんな境界を登った終点は,まばらな林の中の丘のような山頂。
山頂北側No8で初めてトリカブトの花を見ました。
帰り道は,山頂がなだらかで踏み跡もわかりにくいため,下る方向をまちがえないようにしましょう。(私もわからなくなって帰路を探したのでした)
以下の画像は2010.10.17のものです。
・古町高山の場所はこちら⇒mapion

登り口 駐車地点から見る古町高山登り口。

コンクリート舗装された傾斜路がまっすに延びていますが,舗装は100mほどの間だけです。
送電鉄塔 No1 その舗装の終わるところに中部電力の送電鉄塔が建っています。
私は道沿いに進んだのですが,No3で行き止まりになってしまいます。
この鉄塔の方へ登り,奥の左手に巡視路(?)がありますのでそちらへ進む方がよいみたい。
No40-42杉木立 左:パンザーマストの案内標識がところどころにあるので39番を見つけられるなら,あとは踏み跡さえはずさなければ山頂まで行けます。

右:行き止まりの林道ルートは杉の植林帯。
途中で赤テープを目印にして,少々藪漕ぎ気味に直登しました。
案内No39 左:No4付近の案内板。

この矢印どおりに進むとすぐに,39番パンザーマストに出会います。(No5地点)
ここで上に向かう巡視路とは分岐して,東へトラバース気味に進みます。
もうすぐ
折り返すこと4回,その後は乱れ気味ですが踏み跡をたどって登れば,やがて右側が明るい天然林に変わってきます。
傾斜がゆるくなれば,山頂は間近。
山頂 こんもりした古町高山山頂(1055m)。

この付近は木も太い。
登頂記念のプレートがあちこちにあり,ビンに入ったノートも置いてありました。
トリカブト 山頂近く(No8)で見かけたトリカブトの花。
なかなかきれいな紫の花でした。
根はもちろんですが,このヤマトリカブトは葉にも猛毒(主にアルコニチン)が含まれるという話です。
ではこの花はどうなんでしょう・・・?
全景 県道80号からの分岐地点となる井口坂橋から見る古町高山は,実に山らしい姿。
登山口まではここから西約1.6kmほど。

2010.10.19 UP ■戻る■
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