■ 036 段戸山(鷹ノ巣山)裏谷ルート/設楽町 ■

map
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
段戸山へは一般に3つの登山ルートがあり,最長の北(駒ヶ原)ルートでも1時間半あれば山頂に着きます。
そろそろ紅葉の時期かと,ガイド本(愛知の130山)のルートを逆にたどる左回り周回(図緑線)のつもりで出かけました。

通常,西三河や尾張方面からだとR153で足助を抜けるのが最短ですが,この時期は香嵐渓渋滞で,とても足助は通れません。
今回は旧下山〜新段戸トンネルを抜け,三都橋から弁天谷を遡り段戸湖へ出て駒ヶ原林道を北上するつもりでした。⇒MAPION

ところが弁天谷(県道365)は,栗島集落からすぐの場所で今年いっぱい工事通行止めの表示。念のため行ける所まで行ってみましたが,ショベルカーが道をふさいでとても通れません。(今年夏頃の大雨で崩れたと聞いた)
仕方なくいったん引き返し,R420豊邦から西川集落を廻る迂回路で弁天谷に入ります。
弁天谷の黄葉を見ながら段戸湖に着くと,そこは車があふれていました。そういえば先日中日新聞に,ここの記事が載っていました・・・観光に関するマスコミの威力おそるべしです。

さて県道33を北上して駒ヶ原林道に入ると,なんとこちらも来年三月まで通行止めの看板。
迷いましたが,ここからまた迂回路へ走るのはちとつらいです。
ダメなら引き返す覚悟で駒ヶ原林道を走ると,ちょうど昼休み時間だったのか,重機は動いておらず,無事中間の峠を越えることが出来ました。
来る途中で他の雑用もあり,この時点ですでに時刻は12時半。
段戸山の周回ルートはあきらめて,南口(裏谷ルート)からのピストン往復に予定を変更しました。

駐車地点(左図)は橋を渡ったところの林道分岐(通行止め看板)から50mほど東の広くなった部分です。
ここから西へ,鎖の張られたゲートをくぐり,川沿いの林道を500mほど進むと右手に登山口の案内があります。(No1)
ここから沢に沿って何度も渡河を繰り返しながら北に登っていきます。

あまり登山者が歩かずところどころで少々荒れてはいますが,踏み跡はわかります。
No2付近の沢で踏み跡が途絶え,ルートを見失いましたが,周りを捜してすぐ復帰できました。
No3付近で最後の分収林看板に出会ってからは本格的登りですが,それも10分ほどでまもなく尾根に出ます。
落葉樹との境界となる尾根道を歩けば,No4で東口からの道と合流,合流点から岡崎高校石碑の立つ段戸山頂は目の前です。

周回ルートは今回パス,次の機会に。(これで段戸山は4回目)

☆段戸山の場所はこちら⇒mapion
2011年から鷹ノ巣山(たかのすやま)という名称が正式とされ,翌年からは地図上でも段戸山の名前は消えてしまいました。
長らく「段戸山」で親しんできた身にとっては,ちょっと寂しい。
また2014年4月から山頂は1152m⇒1153mに修正されてます。

鎖ゲート 裏谷登山口への林道。

看板の向こうに鎖が掛けられて車は入れません。
林道には朴の枯葉がたくさん落ちていたので,朴葉味噌をやろうかと何枚か拾ってきました。
迷い沢 このルートは,尾根に取り付くまでずっと沢に沿って歩くことになります。

左:No2付近で沢に紛れて道が見えなかった場所。
 (上流方向右に,笹に隠れていたルートを発見)
右:なんどもなんども沢を渡る。
 これも何度目かの渡河。
林道 尾根に向かう登り。
木漏れ日のなか,木の階段を登る。

山頂 段戸山山頂。(1152.3m:二等三角点)
残念ながら,きれいな紅葉とはいかない。
全体にまだ少し早いか?

画像中央にあるのは岡崎高校1976記念石碑,よくまあこんなモノ担いできたものだ。
近くの木には,時習館高校の2008登頂札 も。
望北東 山頂で唯一北東方向の展望有り。
しかし,木々にさえぎられてこの程度。
山頂部を伐採してくれた直後はすばらしかった。
(2001年画像⇒こちらをどうぞ
ワサビ 帰路,ぬかるみでワサビを見つけた。
行きには気づかなかった。
(ただし,犬に踏まれていますが)
展望通行止区間 駒ヶ原林道の通行止め案内。
それにしてもこの林道,たびたび通行止めになります。
新道工事 下山後駒ヶ原林道を北に向かうと,No5付近から先は名倉へ抜ける新道が工事中。
ちょうど東登山口の西を新道が通ることになります。
それゆえ,東登山口は分断されてしまい・・・。
(下画像)
東口 分断されている最短ルート,東登山口。(No6)

登山口を見ると林の向こうに白いガードレールが見えています。(拡大可)
いったん新道を横断してから再び山腹に入るという,変則的な状況です。
この新道工事はまだとうぶん続きそうな気配。
北口 北登山口も確認してきました。(No7)

こちらは変わってないように思います。
やはり紅葉にはいま少し,といったところでしょうか。

2010.11.11 UP ■戻る■
inserted by FC2 system