■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号) ■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
大峠は,東栄町・豊根村・旧津具村の3町村の境の山で,峠道は古くからの街道として利用されてきたといいます。 一般には津具方面から登るのですが,地図で山頂から南西に延びる尾根をたどるとその末端には神社マークがあります。 これが花祭りの発祥の地といわれる白山妙理大権現で,かつては一週間かけて行われ,ここで「お玉(珠)の舞」が奉納されなければ,この地方の花祭りが始まらないと言われたいわくつきの神社です。 ここから尾根伝いに大峠を目指します。 この白山神社,まず入口がわかりません。 古戸から津具まで走ってもわからず,民家で聞いて引き返す。 No1付近に山上の神社への荷揚げ用と思われるウインチリフトが設置され,道路脇の岩山に石仏もあるので,てっきりここだと思い込み,付近を探してみたものの入口はわからない。 もうすこし古戸に戻ってみると,やっと橋への入口と,白山神社道と彫られた石碑を見つけることが出来ました。(左図P付近) No2の鉄板橋で鴨山川を渡ると,しばらく大峠からの渓流に沿って歩きます。無数にある小さな滝を見ながら苔むした道をNo4まで来ると,左に5丁目の石碑と参道を示す2本の御柱,ここからが神社への本格的登りとなります。 落石注意と禁煙注意が交互に現れる参道を,山腹を回るようにして何度も折り返しながら登っていくこと40分,最後は鳥居をくぐっての急登でようやく白山神社にたどりつきました。(No5) 想像以上の険しい道であり,参拝と呼ぶよりは本格的登山です。 ここでの神事はお年寄りにはかなり大変だろうと想像できます。 社殿前広場には,焚き火跡に大釜が伏せて残され,間もなくの白山祭りを待っているようです。 この社殿からさらに上部にもうひとつ建物があり,脇に作られた結界には過去の神事に使ったと思われる御幣が無数に残されていました。 さてここから先,自信はないものの大峠を目指します。 踏跡薄い所もありますが,尾根に沿って道は見えています。 途中863mピーク(No6)は広く伐採された広場のような空間で一休み,その先は快適な尾根道が続き,見事な紅葉がうれしい。 山頂直前の急登は踏跡も不明ですが,ともかく上を目指します。 尾根に出ると,たくさんの登頂札のかかる山頂は目の前。 下りは尾根をはずさないように注意が要ります。 特に最初の山頂からの下り方向と,863mピークから下は気を付けないと尾根を間違えそう。(私も863ピークから下で2度尾根から外れそうになりました) 大峠の場所はこちら⇒ ☆東栄町の「白山祭り」案内には次のように書かれています。 見学は自由ですが、祭場に至るまで約1時間の登山が必要。(要覚悟) ☆一般ルートでの大峠はこちら⇒101 大峠(真久峠経由) |