■ 050 伊勢神峠〜大多賀峠往復 ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
伊勢神峠は知らないが伊勢神トンネルなら知ってる・・・というのが普通かもしれません。
なにしろここは愛知県最強の心霊スポットです。
旧トンネルはもちろん有名ですが,新トンネルにも「出た」ということですから,見方によっては観光地でもあります。
休日前には,夜中にカップルで訪れる車がけっこうあるとか,それを狙って金品を脅し取る連中がいたとか・・・まるで昔の”峠に巣くう盗賊”のような話もあるようです。

いっぽう,この旧トンネルの上を越える東海自然歩道は,整備された歩きやすい道です。
以前にトンネルの稲武側から伊勢神峠に登ったことがありますが,今回は足助側から登り,大多賀峠まで往復してみました。
車でドライブイン伊勢神の脇から旧道に入り,旧トンネル手前で大多賀へ向かう道に分岐,カーブすぐの広い場所に駐車。(旧トンネルに来た車からは見えない場所⇒
とりあえず旧トンネル(No1)に戻ると,この時もカップルが来て写真撮ってました。00.jpg
峠案内板がある場所から,つづら折りの細い舗装路を登りますが,そこらじゅうに沢水があふれているので,このままだと冬は登れませんね。
伊勢神峠(No2)は,八百比丘尼の杉や,峠の馬頭観音,伊勢神宮遥拝所などが昔の興隆を思わせる。
大多賀へ向かうといきなり台風の倒木(No3)に出合いますが,もちろん東海自然歩道ですから道は整備されています。
No4休憩所を過ぎると道は川沿いとなり,何度も橋を渡る頃には「いこいの村愛知」(愛知県の勤労者福祉施設〜2001閉鎖)の敷地内です。10kaidan.jpg
No5で本館から来る道と分岐,No6の湿原地帯には木道が残っています。(歩けます)
No7で舗装路に出ますが,すぐ前には階段(右画)があり再び登山道へ。

右下に見え隠れする道路を見下ろしながら展望の道を10分,あっけなく大多賀峠に到着です。
最後に県道33号を20mほど東へ歩けば,寧比曾岳への登り階段(No8)が待っています。
帰路は気分を変えて舗装路を歩き,No9の分岐から入って「いこいの村」の敷地(テニスコート脇)を抜けました。(左図緑線)

伊勢神峠に登るには,稲武側からの方がお勧め。(車で行くには旧トンネル経由か,大廻りが必要)
伊勢神トンネルの場所はこちら⇒MAPION

旧トンネル No1 旧伊勢神トンネル。(308m長)

この日も行きにはカップルが来て,写真を撮りあってました。
帰りにはやはり別の車が見物に来てました。
峠 No2 伊勢神峠。(標高≒760m)

まるで堀切のように細い峠道。
石仏,峠の碑などがあり,この向うが稲武側で旭高原元気村へと下って行くことになります。
稲武側は東海自然歩道なので,趣を求めるなら逆から登ったほうが満足度はある。
峠碑八百比丘尼杉 左:伊勢神峠の案内碑。

右:八百比丘尼の杉。
ひと休みした八百比丘尼が杖を突き立てると杉になったという。
(同様の弘法大師の杖の話もどこかにあった)
遥拝所 伊勢神宮遥拝所のりっぱな社。
この方角が伊勢神宮なのでしょう。
峠名は「伊勢おがみ峠」からきているそうですから。
倒木 大多賀峠に向かうとすぐに出会う倒木。
たぶん2009秋の台風によるものと想像。
それにしてもでかい。
休憩 東海自然歩道ですから,案内板はいたるところに立っているし,休憩所もあちこちにあります。
道も広く整備されているし,この日もそれらしき道具を持った地元の整備の人たちに出会いました。
木道崩れ 左:No6付近の湿原を歩く木道。
落ち葉が積もっていますが歩く分には問題なし。

右:No7から山道を歩くと1箇所崩れていました。
このところの大雨のせいか?
展望 大多賀峠はもう目前。
展望の利く場所から寧比曾岳(1121m)を望む。
(ほんとに寧比曾岳か自信はないが)
大多賀峠 No8 大多賀峠に着く。

道路は県道33号,この先は段戸湖へ。
寧比曾 上記場所からほんの20m東。
東海自然歩道の寧比曾岳方面登り口。

きょうはここまでで引き返します。(時間がない)
熊出没注意の看板は相変わらず立ってます。
いこいの村 帰路(緑線),No9で「いこいの村愛知」へのゲートが半開きですので,一部を通らせてもらいます。(見えているのはサンスポーツランド愛知)
かつての遊歩道はヤブ化していましたが,なんとかNo5で本線と合流。
なお,「いこいの村愛知」の土地は旧足助町が購入したとの話がありますが,未確認。

2011.09.29 UP ■戻る■
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