■ 063 信仰の山・十明山 ■

梅雨の合間で,どうやら雨は降りそうにないし,暑いけれど,真夏ではないので低山でもそうばてるほどではない。
午後からちょっと時間があるので気晴らしに近くの山へ・・・ということで,久しぶりに十明山へ出かけました。

十明山はその近辺の八ヶ村の氏神を集めた山だそうです。
以前は小さな社の立つ普通の里山(何が普通かという話はさておき)でしたが,山の持主が替わったとかで,1998年から大変貌。
山頂一帯には,大きな鳥居が斜面に立ち並び,たくさんの新しい社が祭られるようになりました。
登り口付近の田ノ尻集落東側ピーク(No6)にも,斜面を伐採して下社としての鳥居・社がいくつも並び,全山が信仰の山です。
県道77号沿いの南口と四ツ松町百田の北口がありますが,時間もないことだし,津島配水池()から歩きました。
63map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
No1に十明山南口の案内標識がありますが,今回は(も)車でさらに奥へ。
No2平蔵集落は,「いかにも日本の山村」という風景だったのですが,今回通ると人がいないようです。
ここもまた,集落が消えるのか。
津島配水池()に車を停めます。(道路反対に古くからの祠と空き地=境内?がある)
四駆車なら登れる荒れた道を10分も歩くと,木の大きな鳥居が見えてきて,上社(No3)へ到着。
建てられて10年以上,いくつもある鳥居や社のうちには朽ちてきたものもあります。
まずは十明山の山頂(奥社)へ向かいます。
最後の鳥居を抜けると,ここは以前と変わりなく古い石碑・祠と三角点がありました。
正月のかがり火でしょうが,燃え滓の炭も残っています。

下りはたくさんの奉納のぼり旗のたつ白之大明神(No4)へ寄ってみます。毎年祭礼が行われるというこの境内は展望があり,足助の山々がよく見えます。(恵那山も見えるらしい)
記帳所からは木の階段で沢に沿って下る(緑線)つもりでしたが,夏草に埋もれて道がわからない。
ヤブ漕ぎは避けて来た道を戻り,途中の分岐から大山家・別荘方向(No5)へ下り,最後だけは本来の登山道をほんの少し歩いて道路に出ました。
下社(No6)の前を抜け,山荘・小さな池・桜の植林地を見ながら駐車場所に戻ると,約一時間の歩きでした。

十明山の場所はこちら⇒MAPION
なお昔からの十明山本宮と呼ぶものが,もっと北の妙見山(496m)のふもとにあります。

南口 No1 十明山南口。

時間があればと思いつつ,また今回も車で進んでしまった。
歩いて入れば平蔵集落の風景が味わい深いのに。
平蔵 No2 平蔵の集落。 ?花(左)

8年前の画像(右)では,農作業も行われ,人の気配があるのですが,今は荒れているように見えます。
祠 地点のすぐ上部に小さな祠があります。

木の太さからすると,昔からの信仰の場所と思われます。
鳥居 No3 上社の大鳥居。

かなりの大きさの広場になっていて,ここに記帳所・社務所の建物やトイレもあります。
奥社 ?花

十明山山頂。(572m)

左奥に二等三角点「四ツ松村」(右画像)があります。
白之 No4 ここで年一度四月末に祭礼が行われるということです。

ここには,白之大明神・蛍狐神霊・七面蓮白神霊(いずれも地元の氏神)が祭られているようです。
展望 展望の地です。
足助の山が見えます。
晴れていれば,恵那山までは見えるはず。
山頂 No5付近,別荘地の趣。
?花
山荘を右に見ながら踏み跡をたどると,以前の登山道(遊歩道)に合流し,最後は右の標識の場所で道路に出ました。
(古い大山家の建物はどこ?)
下社 No6 上社とそっくりですが,これは下社の鳥居。

奥に進めばここも鳥居・社が多くあります。
(たぶんまだあるはず・・・今回は行ってないが)
池 No7 帰路の脇にある池。
この付近は湧き水が多く,湿地帯の様になっている場所もあります。
?花
右:観桜林の立て札。
No8付近は桜の植樹がたくさん目に付きます。
(**回大祭記念植樹の札あり)

2012.07.18 UP ■戻る■
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