■ 081 金蔵連峠〜筈ヶ岳往復/豊田市 ■

梅雨に入ったものの,きょうの天気予報によると雨は降らないらしい。
でも,信用してこの前の天ヶ峯のようにモロに降られるのはいやなので,遠出となる東三河は避ける事にする。
筈ヶ岳は10年程前に登ったことがありますが,今回は旧足助の金蔵連峠からの東海自然歩道で登ってみることにします。
ここなら道が広いはずなのでダニの心配は少ないし,雨に降られても傘が差しやすいうえ,1時間少々で戻れるルートです。
寧比曽岳まで往復したいところですが,近ごろトシを感じさせる犬と人なのでやめておきます。(三浦雄一郎氏とは違うので)

ルートは予想通り広く,迷う心配もヤブコギの危険もなく,100年の森と札の立つ,手入れされた檜の県有林を抜けていきます。
そんな檜の森のせいか,ルート上で周囲を見るゆとりもあり,珍しく野草や野生動物の存在に気が回りました。
筈ヶ岳山頂では15℃と予想以上に涼しくて歩きやすく,こんな里山歩きも悪くない。
帰りに「春秋風亭」の前を通りますが”犬連れでコーヒー”と立ち寄るわけにもいかない・・・心残りはあるがまたいずれ。
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
加茂広域農道川怒トンネル南から県道367号経由で金蔵連峠へ。
東海自然歩道の案内板の立つ峠の駐車地()には,先客が1台。(登り途中ですれ違った登山者か?)
ここで登り始める前に野ウサギに遭遇。川に逃げ込んだところをなんとかデジカメにキャッチ。(No1)
登り口にはお決まりの「熊注意」の看板ですが,今回は大丈夫でしょうと,熊鈴は無視しました。
そして登り始めるとすぐ,上方の草の陰からこちらを伺うカモシカを発見,これもなんとかカメラに収めました。(No2)
いったん林道に出て,左から迂回して再び広い登山道を登っていきますが,ここで今度は単車の登った轍を発見(No3)・・・オフロードバイクと思われますが,動力車はやめてもらいたいですねえ。(この轍はずっと続いてました)
小ピークを越えた辺り(No4)は,手入れされたヒノキの森の間を1本のトレイルが延びており,なかなか絵になるルートです。
尾根の西を巻くように歩くようになると間もなく林道出会い(No5),しばらくは林道歩きとなります。
ダート歩きに飽きてきた頃,ようやく右手に登山道の丸太階段が見えました。(No6)
階段の急登からゆるやかなアマドコロの咲く斜面(No7)を進むと,やがて筈ヶ岳・寧比曾岳の分岐(No8)に到着です。
ここから北へ筈ヶ岳に向かう道は10年ほど前に歩いてます。
筈ヶ岳山頂()にはとても目立つ松の巨木がありますが,大枝が折れて落ちてました。
山頂で昼食後に下ってくるとポツポツ雨,近場にしてよかったと思いましたが,すぐ降りやんだ。
駐車場所に戻る最後の斜面の草叢(No9)で,今度はシカの頭部と思われる白骨を発見。
今回はなにかと野生動物に縁のある里山歩きとなりました。
筈ヶ岳の場所はこちら⇒MAPION(山頂は1/21000で表示される)

駐車場所 ダニ駐車地()の東海自然歩道案内。 

この案内板の隣には,よく見る熊注意の看板が立っていました。(右画)
保存林 左:1909年植栽とあるので100年以上経っています。 この一帯は愛知県の保存林だそうで見事な檜がいっぱい。
ウサギ
森が豊かなら野生動物も多い,かどうか定かではないが野うさぎを写しました。
(No1付近:右画)
石原河原線 No2 登り始めてすぐ,カモシカに出会う。

遠くからこちらを見てます。
この画像を撮ったあと一歩踏み出したら逃げた。
坂 No3付近,やたら広い防火帯の道,少々急登。
wadati
この斜面を,バイクらしき轍が登って行ってます。(右画)
自転車なら人力なので許せますがバイクはねえ。
トレイル No4付近 檜の森が左右に迫る間を進む。

100年の森となればそれなりに立派なヒノキ林となる。
林道出会 展望No5 林道出会い。

口を開けたマムシ草の中にはもうひとつ蛇の頭があることを知った。
丸太階段 No6 ここから再び登山道となる。アマドコロ

丸太の階段登りは結構長くしんどい。
登りきると,そこからはアマドコロがたくさん生えている緩やかな斜面。
(No7付近:右画)
分岐 No8 筈ヶ岳・寧比曾岳の分岐です。展望

北の筈ヶ岳にへ向かいますが,ここもやたら広い防火帯の登山道。(右画)
林道出会 15℃ 筈ヶ岳山頂と象徴的な松。
手前に三角点。

気温は15℃(右),風に当たって動かずにいると寒くなる。
丸太階段 三等三角点:筈ヶ岳985.2mと石碑と登頂札。
石碑には「筈ヶ岳」と彫ってある。(前回はまだ直立していたように思うけれど)
どんべ
右画:おにぎり+暖かいカップ麺がうれしい。
今回は初めての鴨だしそばどん兵衛のミニカップ。
二人静 左画:帰路,あちこちでフタリシズカ(二人静)が眼に入る。
骨
右画:No9付近で動物の頭骨発見。
シカ(メス)だろうと思いますが,自信はない。


2013.06.05 UP ■戻る■
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