■ 093 嵩山〜本坂峠(姫街道)/豊橋市 ■

前回No92で載せた湖西連峰・大知波峠の北,本坂峠に嵩山から登りました。
本坂峠・坊ヶ峰は2005年に来てますが,その湖西連峰縦走の南北ルートと直交するような東西ルートです。
東海道の迂回路「姫街道」として知られており,ネットでさがすと数多くヒットしますので詳細はそちらを。
今回は国道362号本坂トンネル愛知県側に駐車,嵩山蛇穴から浅間神社を廻って本坂峠へ登り,静岡県側に入ってヤブツバキ群生地を見る。帰りは本坂峠からそのまま旧姫街道を歩いて嵩山宿に下りるというコースです。
このあたりの旧姫街道は石畳の趣が残り,弘法水・茶屋跡・嵩山一里塚跡などの史跡や嵩山不動滝が見られます。
map
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。
(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
本坂トンネル西口()に車を停め,旧国道で道路下をくぐって進むと豊橋自然歩道の大きな案内図とトイレがあります。
蛇穴への登り口はすぐの左手,ただしいきなりの急登でした。
No1蛇穴から腹の浅間神社(No2)の尾根に出てまずここで参拝,せっかく来たのでいったん下って足の浅間神社(No3)も参拝。
(余談ながら,このどれかの浅間神社は心霊スポットだそうです)
戻ってスギやヒノキの巨木の参道を,頭の浅間神社まで登ります。(信仰厚くても,山道25分はちょっとお年寄りには無理かも?)
頭の浅間神社(No4)からは尾根歩きで,本坂峠までゆるやかに下って行く 途中,鉄塔付近で冬枯れの枝越しに嵩山宿方面が,すぐ先で浜名湖と浜松市(静岡県最大の都市だと実感する)が望めます。
そして姫街道と交差する本坂峠(No6)に着いた。

展望がない坊ヶ峰へ登るのは今回パスして,今回の目的である,三ケ日側のヤブツバキ群生地へ向かいます。060yabutubakiRoad.JPG
林道を横断したあたりから頭上をヤブツバキが覆うようになり,足元には花がたくさん落ちていますが少々遅かった。
旧国道を経由して,一帯をぐるっと周回(No7), 帰路はそのまま旧姫街道を西へ下ります。
「弘法水」「座禅岩」「茶屋跡」などを順に見ながら下ってきたのですが,一里塚跡を気づかず見逃してしまったので残念。
かなり下って石を固めた舗装路になる付近で,嵩山不動滝の案内と石碑があります。(No9)
遠くまで歩いて着いたら小さな枯滝だった・・・というのもありそうで,と少々心配しながら行ってみるとその心配は杞憂で,ちょうど雨の後という好条件もあって,なかなか見事な不動滝を見ることが出来ました。(お薦めです)

本坂峠の場所はこちら⇒mapion

トンネル  駐車地点。()
現在の姫街道,国道362号本坂トンネル愛知県側入口です。
普通車10台くらいは停められそう。
姫街道ここから旧道を歩いて現在の国道下をくぐります。
蛇穴 案内
No1 嵩山蛇穴

その平面概念図があった。
かつて(明治の落盤前)は信州長野の善光寺まで通じたそうです。
浅間神社 No2 腹の浅間神社(左),三社の縁起(下)。
神社案内 
ここから下ると5分で足の浅間神社,ここから25分登ると頭の浅間神社。

頭の病気祈願(受験も含む)での参拝はなかなか大変である。
嵩山view No5付近 嵩山の集落(左)と浜松市(下)。望浜名湖

本坂峠 No6 本坂峠(328m)に着いた。

旧姫街道と湖西連峰縦走路(豊橋自然歩道本線)との十字路です。
北へ向かえば坊ヶ峰を経て中山峠へ。
私は東(右手)の静岡県側へ下りました。
ヤブツバキ看板 No7 ヤブツバキ群生地の案内板。

ヤブツバキ
ちょっと花の時期には遅かった(2〜3月)ようですが,けっこう咲いてました。
石畳 No8付近の石畳。
コンクリートで石を固めた所もあって紛らわしいが,ここはホンモノみたい。(補修はしてあるでしょう)
ゴミ
脇を流れる渓流や道脇には,ゴミが2ヶ所で捨ててあった。
なんて罰当たりなこと!
不動滝 姫街道から分岐して10分ほどの,嵩山不動滝。
三ケ日側にも同名の滝があるらしい。

mp4動画 ←mp4動画もUPしました。
不動
滝左の巨石の下には不動様が祭られていました。
(上の石が落ちてきたのか,支柱が入っている)
嵩山宿 左:No10 嵩山の宿場に下りてきました。
ここが姫街道の山道入口。

下:本坂トンネルへ向かう現在の姫街道(画像右下に街灯)の先に湖西連峰・・・左上端が本坂峠。
望湖西連峰

2014.04.15 UP ■戻る■
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