■ 03 nuvi205にカシミールのデータを転送して使う ■

ネット上には信じられないほど優秀なフリーソフトがあります。
山歩きに関心ある人でパソコン使う人なら、カシミール3Dを知らぬのはモグリである。(何がモグリなのかわからないが)

常時等高線の出る地図なら国土地理院の「電子国土地図」でもいいのですが、自由にデータを書き込み、修正・追加して保存するとなると、なかなかメンドーです。
まして、GPSとのやり取りを考えると、いまのところ「カシミール3D」が一番ではないかと思います。

というわけで、私も里山歩きのデータを残すのにカシミールを使っていますが、nuvi205を使い始めたからには、これまでに貯めてきたルート(トラック)とウェイポイントのデータを活用したい。
もうひとつ、ネット上に流通しているガーミンnuviシリーズ(250・360・900等)で使えるカスタムpoiデータも使ってみたい。(全国寺社データとか⇒poiデータ置き場

カシミールで作ったウェイポイントは、nuvi205本体の"Garmin\gpx”に送り込めばいいらしいのだが、カシミールの通信メニューだとnuvi205への直接転送がうまくいかない。
しょうがないので、いったんGPXファイルにして適当な場所に保存し、パソコン上でドライブとして認識しているnuvi205に”current.gpx”として送り込むが、やはりダメ。
いろいろ漁ってみると、nuviの機種間でデータの全角・半角表示に違いがあるらしい。
そこで、カシミールのデータをすべて全角に直して入れてみると、今度は表示に成功しました。
ところで、nuvi205本体とパソコンをUSBでつないでデータのやり取りをする場合、どうやらUSB1.0でしか通信できないらしい。
本体メモリー2GBをまるまるバックアップしておこうとしたら、とんでもなく時間がかかりました。

パソコン上ではガーミン本体とmicroSDがそれぞれ別ドライブに認識され、microSDの方はカードリーダを使えばUSB2.0でやり取りできるので問題ないです。そのカードリーダは,今は50種類読めても上記値段で買えるみたい。

公称2GBというnuviの認識容量限界はウソでSDHCも認識するらしい。もっとも、そんなに入れるデータがありません。
nuvi本体RAMのデータを直接操作できるというのは、かなり危険なのだが、米国流自己責任といえばこれでいいのかもしれません。
おかげで本体操作ソフトのバージョンアップも簡単にできたわけだし。(V2.0⇒V2.1)
いっぽう、カスタムpoiは、ガーミンの日本代理店いいよネットにある「POILoader」をダウンロードしてきて、これを使って希望するpoiデータをガーミンに送り込むらしい。
しかし、2chを読むと、最新ver2.5.3では全角の転送に問題があり、ver2.4.2を使う必要があるとか書いてある。そこで、ver2.4.2を探してきてやってみると、どうやら成功。
(ちなみに一度送り込んだpoiデータは、ガーミン本体で全消去しないと再転送がうまくいかないらしい)

それにしても、標準常備のpoiアイコンは大きすぎ。(前回も書いたけれど、街中ではアイコンだらけ)
しかもスクロールモードだと80m縮尺からしか表示してくれないので、広域状態では見えない。
と思っていたら、最新のバージョンアップでpoi表示が選べるようになった。(助かる、即非表示にする)

一方、ガーミン本体からトラックデータを抜き出すほうもカシミールではうまくいきません。対応機種にnuviシリーズは入ってないので仕方がないですね。
直接nuvi本体の"Garmin\gpx\current.gpx"(gpsデータはみなここにあるらしい)をコピーしてくるか、2輪用のフリーソフト”轍”とが使えます。これは軌跡データ分析してくれる、なかなか便利なソフトです。("サイクル紀行"参照)
そのcurrent.gpxをカシミールに読み込ませれば(ドロップするだけ)軌跡が赤線で表示されます。
ただし、送り込んだウェイポイントもまたついてくるので重複を修正しないといけませんが。
(追記:ウェイポイントはnuvi本体に表示できても,トラックは表示できません・・・よくわからん。)
☆その後トラックデータ抜出は「MapSource」付属の「Trip&WaypointManager」使ってます。

2009.06.12 ■戻る■
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