■ 05 犬がマムシに噛まれる時 ■

里山歩きの相棒である飼い犬(和犬6歳)が夜の散歩中にマムシに噛まれました。
といっても夜だったので,直後は何が起きたかわからず,あとになって顔の腫れ具合からマムシだと判断したのですが。
そのとき矢作川堤防道路脇の草むらに頭を突っ込んで,何やらにおいを嗅いでいたところ,突然びっくりしたように飛び上がって、さかんに首を振ります。
何か付いているのかと思いましたが,暗くてよくわからない。
家に帰る途中に,口付近から血が出ているのに気付いて,怪我していることがわかりました。
そのうちに口から顎にかけて腫れてきたので,「これは多分マムシだ!」とわかった次第。

2007.5 実はこれで2度目なのです。 (右画像が1回目)
前回は約2年前の5月,このときは里山歩きの帰りに水田の畦道で丸くなっていたマムシにちょっかい出し、鼻と目の間を噛まれました。(右図の黒く見える場所)
帰路の車内で、頭がだんだん下がってくるので、あせって休日の獣医さんに駆け込んだのですが,
『犬は蛇毒に耐性があるから人間ほど危険ではない』
と聞いてひと安心。
それでも,注射や飲み薬を処方してもらって,3〜4日は猛烈な腫れ具合いだったと記憶しています。

ところでこの犬は,とんでもない医者嫌いで、飼い主の私でさえ、いったん興奮した状態を押さえようとしてマトモにかまれたことがあります。
今回のヘビ傷の場所は鼻のすぐ下の上唇付近で,ここでは口輪(春の狂犬病注射に使用)も使えないので,獣医へ連れ込むのはかなりの困難が予想されました。
今回は2度目でもあるし,少し様子を見ることにしました。
『毒の量にもよるが年寄など弱っている犬でなければ大丈夫。ただマムシ毒はダラダラした出血が続くので,傷口が感染して治りが遅くなり,壊死したりするのでとりあえず獣医に行ったほうがよい』
というのがネットで調べた代表的な意見のようです。

09.8.3 その晩,どんどん腫れてくるアゴ,苦しそうな呼吸,ポタポタと垂れる出血に,これは医者に連れていくべきだったかと心配しましたが,なんとか朝になりました。(左は当日晩・・・アゴ下の丸い部分は全部腫れ)
翌日もひどい顔、荒い呼吸とまだ続く出血、でも多少はいいかも。
傷口がどうも上唇付近だとわかったのは,この2日目でした。
前回と違って場所が悪く,食べ物が食べにくい,水も飲みにくいし,つい何度も舐めてしまう様子です。
3日目に患畜は無視して,前回かかった獣医さんにお願いし,なんとか飲み薬だけもらうことができました。
09.8.7
そして,きょうで4日目,どうやら大きな腫れは引いて来たようですが,蛇の牙の跡(2箇所)付近はズル剥け状態でかなり痛そう。(右画像,鼻近くの白い場所)
一応食べられるようにはなったものの,まだ元気がありません。
もっと元気なら,錠剤はドッグフードといっしょに食べてしまうのですが,まだ食欲がないので,あの手この手で薬を飲ませねばなりません。
それでも出血は止まったし,朝晩の散歩に行くのはもう大丈夫。
◇ウェルメイト100(抗生物質〜1錠/日)
◇プレドニゾロン5(ステロイド〜2錠/日)
◇グリチロン(抗炎症・肝臓補助〜2錠/日)

2009.08.08 ■余談一覧に戻る■
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