■ 08 お友達になりたくない今年の毒ヘビたち ■

余談その5で8月のマムシ騒動に触れましたが、その後も今年(09)はマムシに何度も遭遇。
今年最初は夜で姿を確認できませんでしたが、2度目は犬も完全復帰した8月下旬です。
矢作橋南部の名鉄沿線住宅地を散歩中に子ヘビを犬が発見。
いまだ懲りない犬がまたちょっかい出すのを引っ張って回避、全長20〜25cmほどでしたがマムシらしく、一人前にこちらを威嚇してくるのはさすがと感心(?)するほかありません。
踏み潰して・・・とも思ったけれど見逃して帰ってきました。(残念ながら画像なし)

まむし次は9月中旬、旧額田町大代の山中で林道を歩いていて、落ち葉の間を這う子ヘビに遭遇。(右画像)
これはもう少し大きくて30〜40cmくらいでしょうか?
画像が悪くてハッキリ見えませんがマムシらしい模様もあります。
このときも逃げる姿を撮ろうと枯れ枝でかまうと、首を上げて威嚇してきました。
そんなに動作が早くはないので、噛まれる心配はしませんでしたが、やはり犬が近づこうとするので押さえておかねばなりません。

修静院 次は9月下旬、名鉄豊明駅南の小さな寺の境内で、りっぱなマムシと遭遇。(左画像)
残暑のきびしい午後でした。(犬はいなかった)
この画像ではトグロを巻いて首を持ち上げ、こちらを威嚇中です。
静止画ではわかりませんが、急に細くなるシッポの部分を振っています。(音はかったように思う)
接近すると首を突き出して威嚇してきますが、慣れてきたこともあり1mも離れていれば、それほど脅威はありません。(後日考慮・・・模様からするとこれはアオダイショウかなあ)

シッポを振るのはガラガラヘビが有名ですが、2年前に畦道で噛まれたときもその直前シッポを振るマムシの姿を覚えていますし、8月・9月の子ヘビも、威嚇中には一人前に短いシッポを振りました。
マムシのように気の強い毒蛇は小さなうちから、シッポを振って威嚇する本能があるようですね。

09.8.7 さて右画像は、10月に入ってから、岡崎の旧街道「道根往還」北部ルートで出会ったヤマカガシです。
朱色の混じったきれいな模様で、頭の形からマムシとは違うと思いましたが、いちばんの違いは威嚇してこないことでした。常に逃げようとしてこちらに向かってきません。

ヘビの種別に疎いので不明でしたが、帰ってから調べてみるとヤマカガシでした。1972年に起きた死亡事故以降に毒ヘビだと再認識されたヘビです。
ただ,毒ヘビですが比較的おとなしく(例外はあり)、毒の牙が口の奥にあるので深く噛まれない限り毒が廻ることはないという話です。
なお、ヤマカガシは首筋にも毒液の分泌線があるそうですから首をつかむのも禁物です。(といっても、普通そんなことはしないと思いますが)

結局、今年は8月以降これで5度も毒ヘビに出会いましたね。(被害は1回)
気候のせいなのか、たまたまそういう偶然だったのか?これほどの遭遇回数は初めてです。
人家近くの毒(子)ヘビは処分したほうがいいのでしょうが・・・ちょっと迷います。

2009.10.15 ■戻る■
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