犬連れで堤防・河川敷を歩いていると,いろいろな風景・生き物に出会います。 やはり一番多いのは野鳥で,特に秋から春の渡り鳥と春の繁殖期では多くの鳥を目にします。 右は春のコチドリの卵ですが,周囲に何もない丸見えの砂地をほんの少しくぼませて産み付けられていました。鳥の巣とは思えぬ無防備さです。 とはいえその保護色で,数メートル離れだけで周囲の色にうもれて場所がわからなくなるのが強みというか,唯一の安全対策というか・・・。 左は秋(9月)に南へ向かう渡り鳥たちですが,きれいなV字形で,少なくとも百羽単位の群れと思われます。 頭上を通過するだけではなく,もちろん,休息のために川に降りてくる群れもたくさんあります。脅かすつもりはないのですが,冬に川べりを散歩すると毎回,驚いて飛び立つ水鳥に遭遇します。 右は、春(4月)で,白いのはサギの仲間,黒いのはガン・カモ類で,これから北へ向かう途中の休息と思われます。 毎年,カモ・ガン・サギなどがたくさんやってきますので,鳥観察には絶好の場所だと思うのですが,それらしき人にあったことはありません。(もっといい場所があるのでしょうね・・・そういえば菅生川で観察会があるような) 渡り鳥だけではなく,この付近に居着いていると思われる野鳥もたくさんいます。 一番目立つのはキジで,これはほぼ年中,毎日のように出会います。 散歩中にすぐ近くの草の中から,けたたましい声で鳴きながら飛び立つのでびっくりしますが,よく一家で休んでいるようで,多いときには4,5羽が一度に飛び出します。 一度は飛び出す前に犬が捕らえて,あっという間に殺生してしまったこともありました。 (取り上げて埋めてきましたが,キジの焼き鳥も味わってみるべきだったと後で後悔) 他にもメジロやヒバリなど各種ですが,2010年秋,ヨシの藪の中にカスミ網が張られているのを発見しました。すでにかかっている小鳥もいます。(左画像:これはツグミ?) てっきり,密漁か?と思ったのですが,その先へ進むとカスミ網の支柱には赤い標識がぶらさげてあります。 そこには山階鳥類研究所の名で「鳥類標識調査」と書かれておりました。 関係者のものと思われる荷物や簡易テーブルも発見。何年か前にもこの付近で調査らしき痕跡を見ましたので,継続調査なのか? この冬は鳥インフルエンザの話題沸騰で,気軽に野鳥に近づくことは警戒するべきかもしれませんが彼らは大丈夫? そして毎日出会うキジは大丈夫なのだろうか? |