タヌキはわりと人家に近いところに暮らすといいます。 川べりを歩くと明らかに人と違う踏み跡(ほんとのケモノ道)が残っているのに出会うのですが,そのいくつかはタヌキのものだろうと思っています。 なぜなら,いわゆる「タヌキのため糞」を何度も目にするからです。 彼らはあの強烈な匂いのイチョウの実でさえ食べるようで,糞に多量の種(ギンナン)が混ざっているのを見たときは少々びっくりしました・・・おいしいのかな。 そして,去年(2010)の冬には,河川敷の草の中でタヌキ本体の死骸を見つけました。何故死んだのか気になりますが,外観からは,どこにも傷はありません。 三河の山の中では交通事故のタヌキを目にしていますが,この市街地(といっても河川敷ですが)で見るのは初めてです。 とうぜん,犬は非常に気にしてちょっかい出そうとしますので,穴を掘って埋めてきましたが,しばらくはその場所が気になって仕方ないようで,行く度に穴を掘りたがって困りました。 このタヌキと同じくらいか少し小さめで,カワウソと間違えそうな姿の「ヌートリア」と思われる動物にも遭遇しました。 しかもツガイと思われる2匹組で,今年になってから氷の張る川を泳いで逃げていきました。 左画像はその泳いでいくところを撮ったのですが,ちょっとカメラを出すのが遅くて,画面では黒い点にしか見えません。 (中央部の赤枠で囲った部分) 寒い日で,この矢作川もよどみ部分は凍っていたのですが,そんなことは平気の様子。(2011.01.28) 下流の西尾市の矢作古川では目撃されてニュースにもなっていますから,ここらに生息していても不思議ではありません。 時々鳥の残骸にも遭遇するのですが,ヌートリアの仕業なのかもしれません。 ネコが逃げていくのをときどき見ますので,ネコの可能性もありますが,もちろん有力な捕食者としてはタヌキの可能性もおおいに考えられます。 この近くでは今年になってからタメ糞を見つけているので ,この一帯にタヌキがいるのもまちがいないところです。 右はその「ため糞」というやつです。 (あえてアップにはしていません・・・念のため) この個体は雑食なのか,見た目では特定の食べ物はわかりませんが,見事に同じ場所に積み上げています。この時は一日か二日程度たっているように思われました。 堤防近くの排水溝ではよく犬が気にして匂いをかぎまわっておりますので「平成タヌキ合戦」に出てくるように,彼らはけっこう身近なところに出没して残飯をあさっているのかもしれません。 |