来年は戌年だからこの二つの神社へ行かなくては、と去年から思っていました。 豊川にも犬頭神社がありますが、頭と尾がそろうのは岡崎市だけ(たぶん)なので、行くならこちらでしょう。 そういう気持ちはみな同じ、年が明けて出かけると、干支の神社を見に来た(兼初詣)と思われる人もチラホラ。 ネットにUPされてる中で、ボンヌフさんの「手当次第」は六ッ美村誌が読めるという特筆すべきブログでした。 (六ッ美村誌は漢文も混じって理解できない所も多いけれど、PDFで自由に読めるとは知らなかった) 犬頭神社はこの地域に二つしかない郷社、ということで参道も長く立派です。残念なのは慶長10年(1605)寄進の笏谷石で彫られた唐猫と呼ぶ1対の狛犬(の原型?)が見られなかったことです。 ところで、岡崎市の文化財として石造唐猫と石造狛犬が指定されているのですが、狛犬は1610年と寄進が違うので別のものらしい。ではその唐猫でない方の狛犬はどこにあるのでしょうか? 犬尾神社は犬頭神社の2km南にあり、もとは彦火火出見尊(山幸彦)を祭った場所らしい。 由緒によれば、こちらは尻尾が祭られている・・・というわけではなさそう。 |
犬頭神社の参道入口。(ここから境内まで100m) 境内入口にもう一つ石鳥居があって(下画)これが笏谷石を彫った400年以上前の古いもの。 |
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本殿前に石灯篭2対、狛犬1対(これは昭和の奉納で新しい・・・古い方は本殿背後にあるらしい) 現地の由緒書を下にUP。 犬が主人を守ろうとして大蛇に吠え、誤って斬られる話はあちこちに残っていますが、その話とは別に「犬頭物語」という絹糸に関する話もあります。 ネットで原文をどうぞ→六ッ美村誌。 |
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左:新田義貞の首塚とも伝わる大和田島弁財天。 (これまた神社にまつわる言い伝え) 右下:本多作左衛門の生誕地の碑。 (鬼作左・・・一筆啓上で知られる三河武士だ) |
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犬尾神社・・・こちらの方がこじんまりしてるのはやはり尻尾だからか? この画像を撮った道路は、細いのに大変通行量が多くて車の途切れたところで素早く撮影。 実は熊野神社が合祀されている(下画参照)。 由緒はこちら →六ツ美村誌 |
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左:犬尾神社本殿 右下:ふるさとの銘木「犬尾神社の大ケヤキ」 このケヤキはもう一度、樹勢のいい時に来よう。 |