2012年に御殿山で恐ろしい数のヒルに襲われて以来、暑い時期の東栄町の山は避けてきました。 懲りたはずなんですが、朝12、3度という涼しさに「これならいいかも?」と低山に向かったその考えは甘かったのでした。 ☆今回の山行記録は⇒ 145 ヒルにやられた古戸山 東栄町 一番怪しいのは、登るときの取り付きであるスギ・ヒノキの落ち葉の斜面とそこでのヤブコギです。 警戒していなかったので40分も歩いてヒルが満腹して落ちたあとで、ズボンの染みに気づいた。(左画) 「これはなんだ?」と捲り上げてみると、すでに右の有様となっていました。 前回の御殿山のときは初めから警戒していたので、次々と襲ってくるヤツラを振り払っては歩き、剥がしては歩いて、それでも取り付かれたのですが、今回は油断していたので、吸いたい放題にさせてしまった。 この時点で、実はふくらはぎ側でも1ヶ所やられていたのですが、この出血に気を取られて後ろまで調べなかったのは失敗。 ひょっとしたらこの時点ではまだ丸々したヤツが付いていたかもしれない。 15分後に山頂に着いてもう一度足を見て反対側の出血にやっと気づく・・・抜かりました。 右下画像のように左足アキレス腱の上辺りに出血があり、この時点ではまだたいしたことないように見えますが、このあと延々と流れ続けた血で靴下は真っ赤になってしまった。 なにしろ、全く血が止まらない。 持っていた絆創膏を貼っても、血が流れ続けるので知らぬ間に垂れてきてしまいます。 前回の被害では、御殿山から下りてふもとで最終確認し、帰路についた頃には出血は収まっていたように記憶するのですが、今回は注入されたヒルジンの量が多かったのでしょう。 2時間かけて家に帰る途中も、家で夕食後にもダラダラと続く出血の拭き取りに閉口。 ネットで調べても、ヒルの出血は自然に収まるのを待つしかないらしい。 山梨県・神奈川県などのヤマビルに関するHPを読むと、私の血で満腹したヒルは20〜50匹くらいの仔ビルを再生産できそうです。(ヒルは雌雄同体なんですが、ただ、交接は必要らしい) 活発に活動するのは20度(25度という資料もある)以上とありますが、この日の東栄町は最高気温でも23℃でした。 登り口の標高から考えるとギリギリの気温なんですが、元気な個体がいたということでしょうね。 出血は、要するにヒルジンの成分が出てしまえば固まるようになるわけですが、個人差もありそう。(年齢差もあるかも?) 夜の犬の散歩もペーパータオルを巻いて歩き、入浴もやめてシャワーだけにし、ようやく止まったと判断できたのは、7時間くらい過ぎてからでした。(右画) 幸いその後3日すぎても痒みとか腫れは出ていません。 ・2012年の御殿山でのヒルの話はこちら⇒ No17 山で出会いたくない生き物・筆頭? |