■ 余談52 電気チェーンソーで楠材をカット ■

HC305A伐採した楠の輪切り材(根元の方と思われる)を手に入れました。
長径80cmx短径65cmくらいで,木彫り彫刻用のつもりですが,厚さ20cmほどなのに重いのなんの。
車に積むのもひと苦労でした。
伐採してすぐなら含水率150%なんて当たり前らしいので,これを乾燥させねば使えません。
早く乾燥させるために小さくカットし,割れ防止に木工ボンドを塗っておくことにします。

カットに使うのはかなり古い有線100Vの東芝電気チェーンソー。(右画像)
先日久しぶりに使うとかなり切れ味が悪かったので,今回ソーチェーンを交換したらさすがよく切れる。
(ヤスリで刃を研ぎ直せばよいのですがメンドーなのでむとひろの替え刃チェーンに交換)

after1ということで,カットした直後の状態が左画像です。
上記の輪切りは5つにカット,他に直径≒20cmX長70cmの楠丸太1本も3つに切断。
輪切りを切る前の画像を取り忘れたので,カット後にもう一度並べなおしたのが右画像です。(上下の余分なところはかなり落とした)
右画像のNo5部材だけで15kgほどあるので,この輪切り一枚で65kg程度はあったと思われます。

ちなみに楠の比重は0.5くらいなので,含水率150%と仮定して,
右の輪切りは 65kg/250X100=26kg(全乾重量←含水率0%の重量)
全体で30kgくらいまで軽くする(含水率15%)つもりなのですが,数年は覚悟。
現在,樹皮以外のカット面には木工ボンドをたっぷり塗り,日陰になる風通しの良い場所に置いて乾燥中です…大きく割れないとありがたい。
(輪切り丸太なら一年で10cmずつ周辺から乾燥が進むと言われています)
含水率=(見かけ重量−全乾重量)/全乾重量X100
・なおクスノキの全乾比重=0.48,また気乾比重(含水率15%)=0.52 とされているようです。

左画は交換したソーチェーン←次はφ4の棒ヤスリでメンテしてみよう。
下はガイドバーの部分(有効300mmのガイドバー自体はオレゴンのものらしい)
今はチェーンソーもバッテリー式に移行中ですが,正直言ってマキタのは高いです。
2023.04.12UP ■ 余談一覧に戻る■
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