■ その19 GPSロガー GP-102(CANMORE)を使う ■

タブレット nexus7(2013)の液晶画面を割った話は「その18」で書きました。
その後一旦は、同じサイズの7インチタブレットを買うつもりで注文までしました。
ところが、勝手に注文キャンセルされてしまった。↓↓↓
誠に申し訳ございませんが、以下のご注文商品について、今後入荷の見込みがないことがわかりました。そのため、やむを得ずお客様のご注文をキャンセルさせていただきました。
amazonの年末年始割引に合わせてタブレット(Huawei MediaPad T2 7.0)とケース・保護フィルムをセットで頼んだのですが、注文がさばき切れなくなったのでしょう、1月半ばまで待たされた挙句に上記メールが届いたのです。
メールひとつのamazonに「そりゃないだろう!」と怒れるのですが、一番悪いのは在庫管理もできないchinaタブレットメーカでして、Androidタブレットを買う気もうせてしまいました。

今やタブレット主流は8インチ以上のようで、7インチでも大きいのにそれ以上を持ち歩くのは無理があります。(壊すのは確実)
電池の持ちの悪くなったnuvi205(garmin)を、バッテリー接続で使うのもちょっと不安。33GPS-2.gif
英語版でもタブレットと同等値段のgarmin・Etrex20は、あまりにもったいなくて買えない。(どうせ歩いてる最中は紙地図がメインで画面はほとんど見ない)

ということで、GPSロガーを買うことにしました。
ちょっと古いが信頼できそうな"GP-102"(CANMORE:台湾)を一番安い秋月電子で注文。
届いた製品は、とにかく小さいというのが第一印象です。
(右画:左隣はnuvi205、下になってるのが割れたnexus7だから、サイズ違いは歴然!)
これならポケットに入れても邪魔にならず、充電後17〜20時間(公称)は持つらしい。
簡易防水機能もあるし、液晶を割る心配もないし、問題は耐久性と使い勝手だけ。
さて、届いたGP-102を使ってみます。
小さいのはいいのですが、とうぜんボタンも小さくて、二つしかないので操作に慣れが要ります。
取扱説明書(pdf)も漢文直訳でさっぱりわからないので、結局ネットを頼りに、実際に使って試行錯誤の繰り返し。
1最初は電源入れてから、運動モード(画像1左上アイコン)を選択すればスタートだ思ってたら、近所を一周してきても何も記録されてなかった。
下の階層(画像2)でアイコンを選択し長押することでやっと衛星測位が始まるのでした。(右端を選択)
すると画面がデータ表示モード(右の画像3)に変わり、アンテナの左に選択アイコン(ここでは歩きマーク)が現れ、右横に受信状態の縦線が何本か出れば、移動距離(ここでは16m)が表示されるようになります。

わからないのが、右の画像3で長押して「Save as POI」を選ぶと現れる、左下の画像4。
取扱説明書には、この画面で「点記録位置形態を選択できます」とあるのですが、「点記録位置形態」ってなに?
ログ上にそのポイント(Point Of Interest)が表示されるのかと思って何度か試してみたのですが、読み込んだログデータには何も表示されず、使い方は不明。
他にも、地図は内蔵できないものの、あらかじめ予定コースを入れておいて表示させるとか、身長体重をセットすることで消費カロリーを表示するとか、高度・気圧・気温・移動速度がわかるとか、むりやり機能詰め込みすぎてて訳がわからん。(この20mm角の極小画面で各種データを表示すること自体に無理があると思う)

まあ私としては、ウォーキング以外には使わないし、ちゃんと軌跡が残ってくれればそれで充分。
ネットで調べても、基本機能以外を活用してる人は少ないように思われます。(でも活用してる人もいてりっぱです)
本体はそれなりに充分な精度でログ取ってくれるようですが、ログをPCに読込むCANWAYという付属ソフトがまたよくわかりません。
インストールしてやるとGP-102と接続するドライバも読み込んでくれます。
立ち上げて、メニューから「ロガー⇒軌跡読込」(右画)とやると、本体の記録データは見えるのですが、読込をさせるとエラーを出して終了してしまった。

日本語表示で「スポーツモード」を使うと強制終了する、という話もあったので、言語モードを変えたりいろいろやってみるのですが、うまくいきません。
何回もログ取って、PCを替えたりしてやっているうちに、何かの拍子に読み込める時もあったりしてますますわからない。

わからないので、ネットにあった別の方法を試す。
これは、GP-102本体がマスストレージでPCとつながってるので、その中身のFITファイルを直接抜き出すというもの。
抜き出したFITファイルをフリーソフトのGPSBabelでGPXに変換すれば、あとはMapSourceでもカシミール3Dでも扱えます。
GPSBabelはnuvi205のときに使ってるので大丈夫・・・あらためて最新バージョンを入れなおして変換を試すと成功です。
これで、やっと使えるメドはつきました。(nuvi205⇒里山歩きのおともだち No4

とりあえず最低限の使用法はわかったので安心して、CANWAYでのログ読込をあらためて試します。
インストール時の「ユーザーを作成します」の項目(左画)に「軌跡の分類を選択してください」というのがあるのですが、ここでの選択と読込の際のグルーピング(右画)が関係あるのではないか?とか、
運動モードのアイコンの数が5種類あるのですが(上の画像2)、それと読込時のグルーピングが関係するのでは?とか、
試行錯誤しても結局、安定してログを読込む方法はわからない。

たとえ運よくログを読み込んだとしても、表示しようとするとやたらエラーを頻発します。
エラーに対してはとにかく「無視」を選択していったん終了すると、次にうまくいくこともあるらしいとわかった。
PCの環境にもよるのでしょうが(テストはwin7とwin10の32bit)、これだけ不安定ではちょっと使うのをためらいます。
悩むくらいなら始めからGPSBabelを使ったほうが、気分的には楽かもしれない。
CANWAYはchina系ソフトという話もあり、バックドア?とか少々気にもなりますが、もう少し使い方をためしてみましょう。
 ☆GP-102を実際に宮路山で使ってみました → 里山歩きのお友達:余談36 GP-102とnuvi205のログ軌跡を較べる

2017.03.17 UP 古いPCとパーツに戻るTOPに戻る
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