■ その25 ファイラーを換える話:winFD→AS/R ■

そもそも「ファイラーとはなんぞや?」ということですが,PC上のファイルの一覧から中身を確認し,名前を変え整理してコピー・移動,そのファイルに応じたソフトを立ち上げて操作,ときに要らぬファイルをまとめて削除する・・・人によってはwindows標準のエクスプローラで充分と言うかもしれませんが,あらゆる操作のおおもとのようなもので,ファイラなしにはPC内のファイルをいじる気になれない基本ソフト・・・何をするにも最初に立ち上げて常駐する必需品です。

MS-DOSの時代にはFD(左画),windowsになってからは類似画面でキーボード主体に操作するwinFD+winFDtool(右下画)を愛用してきました。
dos時代のFDが革新的だったのはもちろんですが,winFDは本体750KBほどでとにかく軽い(=早い)。winFD操作がシンプルで,Susieプラグインとコーデック追加でほとんどの画像・動画にenter一発対応,ドライブの増減に即反応するし,堅牢でフリーズしにくい・・・開発は20世紀!のソフトなのに最高のファイラーとして20年以上依存してきました。

しかし,winFDは2009年を最後に更新されなくなり(winFDtoolは2004),次第に新しいwindowsに対応できなくなる。
特に64bit版windows10HomeではUpdateのたびに使えぬ機能が増え,今年(2023)になってからはついにファイルのコピー・削除さえ出来なくなりました。
変則的にだましだまし使ってきたものの,メインのPCなので,さすがにもう覚悟を決めるしかない。
32bit版windows10だとまだ使えるというのが大変悔しいのですが,乗換を決める。
(ちなみに主力の64bitPC以外はまだwinFDを使用中)

次のファイラーとして,
・バージョンが新しい。(今後もとうぶんはwindowsに対応してほしいので)
・画面が黒基調で使えるもの。(黒基調に慣れると白基調は非常に疲れるため)
・無料。(シェアウェアを短期間に集中して試す根性がもうない)
asr上記を基準に捜して,AMA SoftさんのAs/R(アズアールと読むらしい)をインストールしました。
これは名前だけ知ってた「まめFile」というファイラーの後継のようです。
しかし,こういうフリーのソフトの特徴として,インストールしただけでは使えません。(特にwinFDに慣れてしまった身では)

まず画面構成を決めるまでに悩み,ビューア系の設定に苦労(今なお渦中),やっと少し使えるようになったのが右の画面状態。
あまりに自由度が多すぎて設定が難しいのは仕方ないとして,私にはヘルプがわかりにくい。(用語もそうだし,文章もシロート向けじゃない・・・ヘルプとして書かれてない)
「あちこちで使ってる人の解説捜して(多くはない)読んで試す」の繰り返しで時間がかかってしょうがないです。
最初にインストールしてもう一か月になりますが,やっと少し使えるようになったと実感するのがこの数日です。

まだしょっちゅうwinFDを立ち上げてます・・・特に画像を簡単加工したり,印刷するにはAs/Rより便利なので。
当面使い続けて慣れるしかないと思ってますが,願わくば作者AMA Softさんが元気で今後も更新を続けて頂きたい。
(あまり凝らないとうれしい・・・これだけ設定が多いとwindowsの変化に伴う対応箇所も多岐にわたると思われる)
それとも,別のファイラーも用意しておいた方が安全なのだろうか・・・もう私にはそのパワーがないのだけれど。
・この項を書くにあたって久しぶりにMS-DOSを立ち上げようとしたら64bit版windows10ではms-dosシステムが走らない。
 しょうがないので別PCのwindowsXPのコマンドプロンプトからFDを走らせました。( 3.5フロッピー上からスタート)
・その後,毎回移動履歴がリセットされる初期設定が変更できず, As/R→あふwに移行。(その26参照)
2023.06.20 UP古いPCとパーツに戻るTOPに戻る
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