■ 145 ヒルにやられた2度目の古戸山/東栄町 ■

5月下旬の東栄町の山ならヒルを警戒するのが当たり前といえそうですが、夏直前の暑さからその日は突然涼しくなりました。
長野北部では雪も!という話・・・これなら大丈夫だろうと、ほとんど思いつきで、片道1時間で犬も登れる(だろう)古戸山に出かけました。
前回来たのは2009年3月でまだ寒い時期ですから、とうぜんヒルの心配などしなくてよかった。
今回、国道151号から林道を登るようにルート変更があったようで、途中まで車で入って広いところに駐車して歩き始めました。(
200mほど歩いてガードレールの目印から落ち葉斜面(ヤブコギ付)を登りましたが、この時ヒルに取り付かれたと思われる。(No1)
登山道に出てから尾根歩きで小ピーク(No3)に着き、ズボンの染みでやっと出血に気づいた。(結局2ヶ所やられていた)
涼しいので油断してました。
ヒルジンをしっかり注入されてしまったらしく、帰ってからもダラダラと続く出血に6時間以上(夜まで)悩まされました。
2012年に御殿山でやられて以来です。(そのときの話は「No64 ヒルを払いつつ御殿山」と「余談No17」にあります)
登り口付近のわかりにくさを除けば、尾根歩き主体の気楽に登れる山なんですが、ヒルのせいで「もういいな」という感想もやむなし。
145古戸山
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平30情復、第192号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
国道151号中設楽トンネルを過ぎ、布川のJA農産物直売所を越えた先の右カーブに右画像の案内板が立っていました。
まだ新しいので最近(といっても数年前?)のようです。
林道に入り、ヘアピンカーブを越えたところの広い路肩で向きを変えて駐車しました。(P

林道を歩き始めてすぐ、No1で右手ガードレールに「入口」と赤テープで描かれた場所があります。
ガードレール(左画像・・・拡大可)に直接手書きで「50m程適当に登ると道が現れます」とある。
なんとなく怪しい感じはしますが、前回の登り口は忘れているし、脇の立ち木にも赤テープの文字らしき痕跡(右画)があるので、薄い踏み後の斜面に突入しました。

最初はスギ・ヒノキの落ち葉の急斜面、緩やかになってヤブコギ混じりで100mくらい登った気がしますが、なんとか登山道に出ることができました。(No2付近・・・たぶんこの時点ですでにヒルに取り付かれていたと思われます)
そこからは尾根道を順調に進んで、少し汗をかいたころ小ピーク(No3)に到着。
ここで左足ズボン膝下に赤い染みがあるのに気づく・・・めくってみると、あちゃあ、真っ赤に出血しているのでした。(ヒルと直感)
すでに登り口から40分以上経過し、満腹したヒルは落ちた後らしいので今さらどうしようもないです。
意気消沈、それでも犬をなだめすかして山頂まで行き、昼食とします。
ここで足を見るとなんと、後のふくらはぎ部がもう一箇所やられており、流れ続ける血は靴下まで垂れて赤く染みています。
山頂から東へ向かう踏み後もあったのですが、そんな余裕はなくそそくさと下ることする。
(双耳峰の東峰まで行けば唯一の展望地があるようですが、この時点ではもう下りることしか頭にありません)
帰路は、取付き部の落ち葉斜面へ下りるのは避けて、できるだけ登山道(らしきもの)をたどったのですが、やはり最後はヤブコギになりました。
でも、これ以上のヒル被害はなく(充分ですが)、今回犬は取り付かれずに済んだようです。
 ★左足のヒル出血については余談No39「涼しくてもヒルは襲ってきた」にUP。(血の色が苦手なら見ないほうがいいでしょう)
 ☆古戸山の場所はここ(御殿山の北約2kmほど)⇒MAPION
追記:今回古い古戸山の画像を調べたら、一度目の御殿山の日に連続で登っていた・・・まだ元気だった。(犬も人も)
01ePort.JPG 左:突入斜面はけっこうな藪状態。

右下:犬は急斜面に入るのを嫌がっていた。
私もイヤな感じは持ったのですが・・・。
07river.jpg
05annai.jpg No2で登山道に出た。
しばらくは歩きやすい尾根道です。この時すでにヒルに取り付かれていたとは全く想像していなかった。(下画:尾根道)
出会い 左:標高約700m小ピークにて。
右下:ここでやっと出血に気づいた。
(この時は左スネだけだと思っていた)
切通し 古戸山山頂。
左端に三等三角点「古戸山」標高760.3m。

田口高校50周年(1991)の柱上端が切りview株に木ネジで留めてありました。
帰路は出血が気になるので急いで下りたが、林道に出る付近は藪で、やはり踏み後は薄い。
でも登りの斜面よりは多少マシかも?

左画:林道に出てほっとしました。
最初の登り口からわずか10mほど下でした。
林道に出てから振り返ってみると、文字の読めない杭(右端)と立ち木のテープが三つ見える。
ガードレールの手書き文字を見る前にこちらに気づけばよかったのですが。

たぶん前回はここから登ったはずです。
9年も前のことでもう覚えてないけれど。

2018.05.24 UP ■二代目に戻る■
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