岡崎市と合併した旧額田町の猪垣は有名ですが、この地域の石段には同じ黒雲母片麻岩を使ったものがたくさんあります。
石都・岡崎の花崗岩(御影石)を加工した一般的な石段も見事なんですが、額田(特に豊富・宮崎地区)に見られるこの種の石段は手作り感が特徴です。
横並び高さのそろう"整層積み"から"乱積み"に近いものまでいろいろですが、大小さまざまの平板を使うというのが猪垣との共通点といえます。
たまたまgoole画像で見た鹿勝川町の秋葉社の石段に魅せられて、いくつかの神社・寺院を巡ってみました。
当たり前なんですが寺社には石段が付き物で、それを目当てにするのは老犬にはなかなか大変、半分は下で待たせることになりましたが。
(黒雲母片麻岩は、花崗岩等の火成岩が地下で熱や圧力により組織変化したもので、平らに割れやすいそうです・・・割って使うのを樵石と呼ぶらしい) |
■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平30情復、第192号)
■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
上記地図内で、鹿勝川町の秋葉社・細光町の謂泉寺・宮崎町の白山神社の3ヶ所を、今回「豊富・宮崎の三石段」と勝手に命名させてもらいます。
どこも、見上げるとギョッとする迫力と、整った布積みでは味わえない変化に富んだ趣きがあります。
また石段ではないのですが、天恩寺の石垣と万足平の猪垣は、やはり見ておきたい石積みと思われます。
今回見た中で、細光町の須佐之男神社も石垣が美しいのですが、ここの農村舞台は大川神明宮の農村舞台に匹敵する規模でりっぱ・・・これもUP。
☆今回の中心、天恩寺の場所はここです⇒
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