■ 003 本宮山/くらがり渓谷ルート ■

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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
本宮山へ登るには,この闇刈渓谷ルートよりも,反対側の三河一宮(豊川市)からの表参道ルートが有名でしょう。
なにしろふもとに砥鹿神社里宮があるし、標識・案内も豊富です。登山口にはウォーキングセンターと「本宮の湯」があるし、道中の見どころも多い。
とりわけ「本宮の湯」は人気で、駐車場はいつも混んでます。そして、その脇をスタートとする登山道は,一日中(夜でさえ)登る人が絶えません。年間50回,60回という人もザラのようで,かなりお歳の方(70台?)でさえ,午後から元気に登っていきますし、一日何度も往復される方も多いらしい。

自己申告の”本宮山登山番付”というブログページがありまして、2008年のリストを見ますと(XLSファイル)、申告人数は211人で一人平均66回登っているという。(ということは申告分だけで年間約1万4千回となる・・・1日平均40人弱)
あるていど休日に集中すると考えると、これは犬連れで行く(日曜日)登山にはちょっと多すぎる人数。

一方,岡崎方面からの闇刈渓谷ルートなら,紅葉の時期でさえコース半ば以後,観光客はほとんどいなくなります。おもに林道歩きとなるのが残念ですが,そのぶん道は広くて、すれ違いに気を使わずすむうえ、他にも犬連れ観光客が来ていますので目立たない。
あちこち景色(くらがり八景)を楽しみながら、ゆっくり行くにはよいルートだと思います。

コースとしては,No5馬の背平の林道分岐まで迷うところはないでしょう。ただここから先,他のコースと錯綜するので注意が必要。(いずれこの付近の別ルートも歩いてみたいと思います。)

展望が開けたら山頂は目の前,本宮山スカイラインを越えた電波塔の林立する丘の上が三角点です。山頂を踏んだあとはやはり,赤い鳥居の,由緒ある砥鹿神社奥宮を参拝するというものでしょう。
運がよければ,杉の巨木の間から富士山が見えます。(No7)
このコースはやはり紅葉の秋が最高かも知れません。

駐車場 No1 闇刈渓谷入口の大駐車場(無料)
紅葉の時期にはいっぱいになります。

この駐車場出口の橋の下が、くらがり八景の1「不動の滝」で、その付近に売店、食堂、その他あります。
(この紅葉は2007.12.02)
Map くらがり渓谷 案内図。
(キャンプ場,渓流遊び,ます釣り,バーベキュー,etc)
夏休みの子供会御用達。
最近は日本語以外の言葉も聞こえます。

ここから本宮山山頂まで約2時間。(拡大可)
猿飛 No2 くらがり八景の2「猿飛岩」

猿はいるようですが、ここを猿が飛ぶには厳しいような気もします。
ちなみに以下,岩根の杉林・猿神の鬼押出・カエデ並木・岩舞台(No3)・おきな渕・幻の滝(No4),となります。
 (拡大可)
黄葉 中間部付近の黄葉。

下のほうはカエデの紅葉が目立ちますが,上に登るにしたがって色合いが変わります。
国見岩 No6 天の磐座。
「磐座」ってなんだ?という話は長くなりますが、神が降臨した巨石・・・いにしえの信仰の対象、と書いておきます。
(一応こちらを⇒磐座(Wikipedia

大己貴命(おおあなむちのみこと=大国主命)がここから国見して「穂の国」を造ったといわれ、別名「国見岩」。
山頂 砥鹿神社奥宮参道入口の赤い大鳥居から
本宮山山頂(北方向)を見る。

アンテナ群のなかに一等三角点「三本宮山(789.2m)」がありますが、あまりに情緒がないし人も多いので、休憩はあちこちにある広場のほうが無難。
この撮影地点の背後が奥宮で,巨樹や富士山の見えるポイントがあります。

2009.05.22  ■戻る■
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