■ 010 岡崎の古道〜道根往還・南部 ■

東公園から旧額田へ通じる道根往還は,岡崎と三河山間部・信州を結ぶ古道です。
数多くのHPがありますので、解説はそちらに譲るとして,「東公園〜やすらぎ霊園」までの南部を載せてみます。(北部は後日)
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。
(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
 
普通は「欠の三本木」を起点とするようですが、東公園内は舗装路なので,犬と歩くならNo1小呂池(別名で岡崎大正池)からがおすすめ。

歩きはじめてまもなくの分岐からは,いったん右に進んで,ぜひ高隆寺にも行きたい。
礎石の転がる伽藍跡(No2)を見て寺に下れば竜神の池,そして八角堂(No8)からは中央総合公園方向への展望が広がります。

道根往還に戻ると,小呂湿地への分岐(No3),南無阿弥陀仏の石碑を経て,このルートの核心部であるやせ尾根を通る「馬の背道」(No4)へ。
風情ある古道を楽しんで,石畳の残る坂を越え,周囲が開けてくると右手に整備中の廃棄物処分場が見え,ゴールはもうすぐ。(No5)
舗装路に出る地点(No6)で引き返しますが,さらに進む時間と元気があれば旧額田町鍛埜まで歩けます。
帰路は、No3分岐から「小呂湿地」(No7)へ下って舗装路を戻ります。
知る範囲でですが岡崎では、ここと「自然観察の里」「池金(北山)湿地」の3ヶ所で木道などを整えて湿原の保護活動が行われているようです。
分岐点は、正確にはあと2つ脇道があり、ひとつは小呂湿地より少し北の展望地を通って同じ舗装路へおりる道と,もうひとつは、箱柳へ抜ける道ですが、夏は藪漕ぎ必至となります。

☆岡崎墓園・やすらぎ公園からの道根往還北部→→→ 012 岡崎の古道〜道根往還・北部


小呂池 No1 小呂池=岡崎大正池。

年中釣り人多し。
この付近は東公園からのランニングコースで,道根往還を走る人も多いようです。
人も自転車も走るし、自動二輪も走る,四輪の轍さえ見たことがあるので要注意。
案内高隆寺 No2 高隆寺伽藍跡への案内標識、
およびその解説板。
草木に埋もれていますが、礎石がたくさん残っています。(拡大可)
なむあみ No3 南無阿弥陀仏の石碑。

小呂湿地・箱柳方面からの合流点からすぐ(50mほど)の地点。
馬の背石畳 No4 この付近は馬の背道。
その最後の部分には石畳も残っています。
軽自動車なら走れるくらい広い。(拡大可)

左 馬の背道。
右 石畳の残る道。
last No5 道根往還の碑。(所々にある)

ここまでくれば、やすらぎ霊園はもうすぐ。
この付近、岡崎市の新しい廃棄物処分場を作っているので南方向は視界が開けます。
湿地 No7 小呂湿地(木道あり)。

No3付近には分岐の案内がありますが、その先は道なりに歩くとそのまま舗装路に出てしまいます。
途中で左へ入るのが正解です。
(あまり多くが訪れないように配慮か?)
日吉八角堂 No8 三河五山・高隆寺。
左画像は,最奥にある日吉神社で、この西側背後に道根往還への山道があります。
右は、高隆寺救世観音八角堂(拡大可)。
地図 案内地図。

当然とはいえ、イラストマップですから、実際の距離とは別物ですが,概略こんな感じで合ってます。(拡大可)

2009.06.25 ■戻る■
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