■ 060 本宮山・宝川源流コースで大間違い/豊川市 ■

何度も登っている本宮山ですが,豊川市側の表参道ルートのすぐ西,「国見岩コース」或いは「宝川源流コース」と呼ばれる道(桃色線)を歩き,乙女前神社から陽光滝不動尊経由で下ろうという予定で,山仲間と二人で出かけました。
ところが新東名高速工事で付近は大変貌中,とんでもないミスコースで本来の予定とまるで違う大変な難ルートを歩いてしまいました。
3月末なのに山頂付近はずっと雪が降ったりやんだりで寒風吹きすさび・・・と天気も悪く,犬を同行してなかったのはむしろ幸いでした。
60map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
ウォーキングセンター()周辺にいくつかある駐車場に車を停め,まずは西の枝垂れ桜で有名な宝円寺(No1)へ。
開花にはまだ早く,大きなイチョウも今は枯れ木状態。
ここを北上すると,まず問題の新東名工事現場に出ました。(No2)
案内板はいくつもありますが,源流コースがどこだかわかりません。
U字に登った舗装路の左に現れた石段を登ると,役行者祠に出ました。(No3)
ここまでの案内板に「行者様登山道」と書いてあり,それが宝川源流コースだと思い込んでいたので,祠の右にある踏み跡をそのまま登っていったのですが,これがまず間違い。
まもなく林道(No4)に出てしまい,少し進むと309.2mの三角点(ここで間違いに気付くべきだった),疑問を抱えながら先へ進むとなんと,表参道コースに合流してしまいました。(× 印)
これでは困るのでいったん引き返し,行者様祠(No3)の下まで戻って,今度は青線のコースへ進みます。
この道も少々わかりにくいのですが,沢を渡ったところ(No5)で林道に出ました。この林道を宝川源流への林道と勘違いしたことが,今回の最大の間違い。

上流へ歩きけばいいと思い込んで,林道終点から薄い踏跡をたどり,赤テープや岩へのマーキングを捜しながらわかりにくいルートを進みます。(あとで考えればそんな難しい道のはずはない)
渓流の二股(No6)を右にとり,大きな炭焼窯跡を過ぎ,ロープを伝って滝の脇を登っていくと,その先でついにルートを見失ってしまいました。右手の尾根上に空が見えるので,そこまで斜面を直登すると・・・なんとまた表参道に出てしまった(No7)。
ちょうど三十八丁目の碑があり,こんなところに出るのは,まったくの予想外。

さすがにもうここから引き返す元気はなく,表参道コースから国見岩を目指して林道を歩きます。
3月末なのに雪が断続的に降り続き,場所によっては積雪もあり,寒いです。
東屋で遅い昼をとったあと,山頂はパスして国見岩へ。
この雪では男道を避け,女道を下って今回の目的である砥鹿神社奥の院・岩戸神社(No8)を参拝できました。
私は今回はじめてでしたが,この岩戸神社はなかなかインパクトあります。(そのルートもすごいけれど)
そこからは砥鹿神社奥宮へと戻り,表参道を下ります。
途中の分岐から,最初の予定通り乙女前神社(No9)/陽光滝不動コースに進みました。(緑の線)
ただ,乙女前神社までは参拝しましたが,そこからは林道に戻って天狗岩をパス,陽光滝不動も時間切れでパス,そのまま林道を表参道まで歩き,素直にウォーキンセンターに下りました。これで約6時間の歩きで,なかなか疲れました。

本宮山の場所はこちら⇒MAPION

遠景 ウォーキンセンター()から見る本宮山。
この日,山頂付近は白かった。(積雪)

ここの駐車場は,いつも満杯です。
(この先の駐車場なら空いてますが)
宝円寺 No1 宝円寺。
枝垂桜(樹齢400年とある)で有名ですが,イチョウもなかなかの巨木です。
登り口 No2 工事でルートが混乱する付近。

看板には「登山者道(行者様祠へ)とあります。
view No3 行者様。

舗装路の左に現れる石段を登っていくと,結界に囲まれた役行者石像を納めた祠に至ります。
この右側を登って行くと林道へ。
三角 林道上にある309.2m三角点。

このすぐ先で表参道登山道に合流します。
これでは困るので行者様祠に引き返しました。
林道出会い No5 勘違いした林道との合流点。

手前の流れを超えた向う岸の明るいところが林道で,そこから一旦下れば本来の林道へ出られた。
この流れが,すでに宝川から分岐した荒沢川だったことに気が付かなかったのが致命的。
窯跡 No6付近にあった大きな炭焼窯跡。

宝川源流コースでも,上流の二股の先に炭焼窯跡があります。それゆえ,コース間違いをまったく疑いませんでした。
岩参道No38 左 岩場を越え,斜面を登ると No7 三十八町目石碑付近の参道に出た。
雪
右 3月も終わりですが,こんな雪道で風も冷たい。
山頂 本宮山山頂のアンテナ群。
今回あまりに時間をくったので山頂はパス。
annai No8 国見岩の入口にある奥の院案内図。13otoko_onna.jpg

ここから男道(垂直下降あり)と女道(階段)があって,どっちかで下の岩戸神社に下ります。

岩戸 国見岩の直下,岩戸神社。

岩の奥に石仏が安置されてます。
(このような岩屋がいくつもある)
乙女前 No9 帰路,乙女前神社の祠。

このまま陽光滝不動へと下っても良かったのですが,きょうは少々疲れた・・・林道を下って二十一丁目付近の表参道(× 印)に戻りました。

2012.03.31 UP ■戻る■
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