■ 066 赤塚山(ぎょぎょランド)・片瀬山(弘法山) ■

赤塚山は「ぎょぎょランド」の裏山になります。この豊川市の淡水魚水族館には行ったことがありますが,その裏山は,鳥居強右衛門の碑と役行者石像があると聞かなければ,この先も出かける機会がないままになっていたと思われる山です。
行ってみると,そのとなりの片瀬山(弘法山)も含めてこの一帯は家族連れの人たちで,たいへん賑わっておりました。
それでも,そういうファミリーを避けて登った赤塚山(丘ですが)の山頂部は少々違う雰囲気(史跡の味わい)です。
その南西の片瀬山も,別名弘法山と呼ばれる所以と思われる霊場めぐりの石仏が山を巡っており,
展望台のある山頂には,弘法さまの像もあるという信仰の山です。(本来は)
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
東端のぎょぎょランド入口から入ったものの,水族館が目的ではないので,家族連れを避けて一番奥に進み,片瀬山との境界に近い駐車場西端()に車を停めました。

ここから赤塚山・片瀬山境界となる中池・菖蒲園の西側を通って北に向かいます。
東名高速付近まで行ってから東へ向かい,梅園(No1)を登っていけば赤塚山山頂はまもなくです。
村中安全の石灯籠と,一対の祠が迎えてくれます。
山頂南すぐ下にあるのが鳥居強右衛門の碑。(No2)
びっくりするほど巨大でした。
(植え込みを含めて小山の如し)
さらに南西方向に少し下った小ピークに,役行者の石積みの祠と祭事広場・結界。(No3)
周囲には古代の窯跡や古墳も残っているようで,やはりここは本来,信仰の山なのでしょう。

再び中池をこえて,今度は片瀬山へ。
石仏の並ぶ緩やかな坂道から先はけっこうな石段でした。(200段くらいはあった)
山頂には弘法さまの像と大きな展望台。
南〜東方向の見晴らしはすばらしい。
(赤塚山は展望がないのでこちらに登ってよかった)
そのまま西へ下ると,巨大なカブトムシの点在する芝生広場・昆虫の森。(ここも家族連れがいっぱい〜No4)

片瀬山外周を廻るように東へ戻ると,途中山腹には大きな墓地があり(No5),ここもやはり信仰の山なのだと実感できます。(遊園地と墓地とは,なんというミスマッチ)
赤塚山の場所はこちら⇒MAPION

start 駐車地点・・・ぎょぎょランド駐車場西端。
赤塚山と片瀬山の境です。

左側は片瀬山の斜面,右のフェンス内はアニアニまある(動物広場)。
この道を先へ進むと中池西側に出ます。
家族連れを避けて赤塚山へ向かうのはこのルートが一番。(ただ,梅〜桜・菖蒲の時期は避けたほうがよいかも)
菖蒲園 No1 中池の菖蒲園。

向う側に見えるこんもりした森が赤塚山山頂。
山頂 その赤塚山山頂(標高74m)。

村中安全の石灯籠の背後には一対の祠。
すねえもん鳥居 No2 山頂直下,烈士鳥居強右衛門勝商碑。
(大正3年建立)

何故ここに?というわけは,生まれがこの辺だからで,近くの松永寺に生誕地の碑もあります。
あまりに大きくて,これが強右衛門の碑だと思いませんでした。(英霊碑かと思った)
役行者 No3 上記から南西方向に下ると,役行者祠(右)と御嶽神社?碑(左)。
公園として整備されても,こういうものがちゃんと残されているのはうれしい。
弘法道 再び中池から今度は片瀬山へ。

周囲を一対になった地蔵菩薩と観音菩薩(たぶん)が巡っています。
(西国三十三霊場巡りか?)
展望 山頂(89m)展望台から東方向を見る。

左端が吉祥山なのはわかるが,他は私にはよくわかりません。(拡大可)
広場 No4 芝生広場。

芝生のあちこちにあるのは巨大カブトムシ。
となりの昆虫の森ではカブトムシ養殖も行われているらしい。

2012.10.18 UP ■戻る■

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