■ 070 観音山北部ルートで挫折/豊川市 ■

10月に登った観音山へ,千両町の行者尾根からぐるっと縦走ルート(赤〜緑)で登りましたが,×地点で挫折しました。
このルートで登った人がいることは確かですが,途中ヤブコギ必須で踏跡も期待できないようで,とりあえず目的地は行者尾根のピークにある役行者像とし,もし行けそうなら観音山まで・・・程度の気持ちでの遅い出発です(AM11:30登山開始)。

下図No5〜No6付近が問題の藪で,全く見通しが利かず,ルート捜しは少々たいへんです。それでも314mピーク(No7)までは到着,417mピークまで行けばその先は楽と思いましたが,時間と疲れと先の急登を比べて早めの中止を決意。
はたして,帰りのヤブコギでも道はわかりにくく,撤退もしかたなしというところでした。
70map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
取り付き 豊川から旧額田へむかう県道334号を北上すると,第二東名の大きな橋が見えてきます。
その付近の道路左にゲートで閉鎖された林道があり,ここが入口となります。(No1)
広い空き地の端に車を止め,ゲート脇を抜けてまずは林道歩きをスタート。
1.5kmほど歩くと右手に,やっと尾根への取付(No2)があります。(ちょっとした崖です:右画像)
ここから中電の鉄塔(No3)まではほんの5分,そこからは基本的に尾根歩きの縦走路となります。

尾根を進むとやがて役行者の祠のあるピーク(地元で行者山と呼ぶらしい)の岩隗が見えてきます。
近づくにつれて尾根は岩だらけの修験道の雰囲気を漂わせ,いかにもという最後の登りを越えると意外に広い祭場に到着です。そこには自然石の祠に囲まれた,やさしい顔つきの役行者石像が眠るように座っていました。

ここまでは地元有志が参拝されているそうですが,この先ルートは少々難しくなります。
北へ進んでNo5付近から西へ,すぐのNo6付近で北に進むのですが,背丈を越える藪(熊笹?)で全く視界はありません。ヤブコギでそれらしきルートを捜すしかないのですが,この藪は12月でもけっこうなダニの住処となっていることは覚えておいたほうがいいでしょう。(マダニは大小いろいろ,血を吸うまでは薄くてわかりにくい)
藪を抜け出せたら,あとは尾根をはずさぬように登ればいいのですが,出発の遅さもあって,No7(314ピーク)で何らかの野生動物に会った時はすでにPM1時を廻っており,これを機会にここで行き返しました。
(帰路のヤブコギを考えると,帰りは観音山からまっすぐ南へ下り,周回するほうがいいかもしれません)

行者山の場所はこちら⇒mapion

ゲート No1入口ゲート。
この付近、シカ(カモシカ?)の足跡だらけ。
足跡
鉄塔 No3 送電鉄塔。

取り付きからここまでは,中電巡視路。
この先も行者様まで道は明瞭。
行者山top 送電鉄塔から尾根を歩くと,やがてピークの岩山が見えてきた。
(画像中心が役行者祠の立つ岩隗)
行者 No4 行者山(236m)の山頂。

背後は第二東名高速の橋。
展望/海 南方向を見ると,豊橋港から田原の山々。
ちょいと霞んでますが,この展望に文句なし。
(天気もよかった)
やぶ No5の藪。

いったん突入すると見通しが利かないので,磁石とカンが頼りです。
巨木 No6付近の藪は,尾根も途切れてコースの向きが変わる場所で,目指す尾根がわかりにい。
なんとか突破して尾根筋に戻るとほっとします。

これは一息ついて歩き始めて出会った巨木。
ここに至ればルートは正解,間違いなく藪コギを突破できた。
この先は,再び落ち葉の尾根を進みます。

冬というのに,藪コギ後は衣服にたくさんのダニがくっついておりました。ライム病も心配だし,注意して払いおとします。
もちろん犬も例外ではなく,帰宅後に犬から取ったダニの数は36匹。
(数日後には,丸々したダニを何匹も発見)
糞 No7×印付近,シカの糞があちこちに落ちています。
犬が騒ぐのであたりをうかがうと,近くの斜面に動物の気配あり。
飛び出す犬を押えるのがなかなか大変。

ちょうどいい機会かと,結局ここで引き返しました。
東名upr おまけ左:行者山ピークから第二東名を見る。
東名LWR(千両トンネル)


右:入口ゲートから見上げた同じ部分の画像。(標高差がわかる)

2012.12.13 UP ■戻る■
inserted by FC2 system