■ 077 悪路の瀬戸山でダニをもらう/新城市 ■

新城東部,湯谷温泉の真東2kmにある瀬戸山は,阿寺の七滝のスタート地点とした睦平から県道505号をさらに進んで,細川公民館を過ぎ,真立川を渡ってすぐの民家脇に登り口があります。
ガイド本(愛知の130山)によれば,ここから約1時間少々の登りで514.9mの瀬戸山山頂に行けるはず。
地元で聞くと昔はふもとから見える南東の稜線で登ったという話,或いは湯谷温泉に車を置いて林道星越線で入るルート(図の青線)もあるようですが,今回は一般的なルートで登ってみました。
が,しかしこのルート,林道終点から先の枯れ沢から林道星越線に出るまでの斜面ががなかなか疲れます。
沢を登るうちはまだしも,踏み跡薄い斜面に入るとそこらじゅう岩の転がる急登のうえ,倒木を次々と乗り越えたりくぐったり。
テープのマーキングが多いので迷うことはないでしょうが,歩きにくい難ルートという感想でした。(特に犬にとっては大変)

山頂は「展望なし」とガイド本にありましたが,意外にも東方面が切り開かれて展望があり,昼食には充分な場所です。
そのまま南の尾根で下ろうかと偵察しましたが,歩けないことはないもののマークもなく,藪コギはイヤで往路を引き返します。
難斜面を無事に降りきって林道終点まで戻って来たときは,正直なところホッとしました。
足場が悪いのであちこち手を突いたり,木につかまったりしたせいか,藪コギを避けたのに今話題のダニに3箇所も喰われてしまいました。この山は,距離は長くなっても湯谷温泉から林道を歩いてきたほうがいいかもしれません。(ダニについては 余談 No21 をUPしました)
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
この日,新城東部一帯は春祭りで,町から帰省した人たちの車があちこちにあり,瀬戸山への林道入口(No1)もそれらしき車でふさがれておりました。(そうでなくても,ゲートにはチェーンが掛けられていたが)
車は少し先に広くなった駐車帯()があるのでそこに止めて引き返し,ゲートを抜けます。
歩き始めてすぐ,猪ワナがあります。(No2)
来る途中に道路脇でサルも見たし,ここらも野生動物が跋扈しているようです。 立入禁止
No3付近で林道は終わって沢沿いに登っていきますが,新城警察の「この先悪路」の注意看板がありました。(右)
沢沿いといってもマトモな道はなく,まもなく沢も消え,かすかな踏跡とテープを頼りに,大石を踏み,倒木を乗り越え,或いは四つんばいで下をくぐり,ひたすら斜面を登っていきます。
暑くなったら,とてもじゃないが登る気にはなれないルートです・・・これでヒルが出たら目もあてられない。
No4で林道の終点付近に出ます。(これが湯谷から来る林道星越線でした)
10mほど西へ歩くとすぐに斜面への取り付きがあるので,そこから尾根まではもう少しの急登。
No5で尾根に出れば,あとは気楽な稜線歩きになります。
485mの小ピーク(No6)からいったん下って登り返すと,すぐに瀬戸山の山頂()でした。
帰りは南へ延びる稜線で(緑点線)でどうか?と途中(No7)まで下りましたが,どうも藪コギの気配になってきたので引き返しました。
瀬戸山の場所はこちら⇒MAPION

望瀬戸山 林道入口から瀬戸山を見る。
この左カーブの先に車を止めた。(
 
かつては右に伸びる稜線で登った,と地元の人に教えてもらいました。
ゲート No1 ゲート。
祠
右手の木の根元に3つ祠が並んでいました。
(右画像)
猪おり 浪沢線 No2 林道松浪線を歩きはじめてすぐ,しっかりした作りの猪ワナがありました。

右はその近くの路面に埋め込まれていた林道松浪線のプレート。
林道終点 No3 林道終点。
 
ここから正面に進むと荒れた沢になります。
そして先に見える尾根までマトモな道はない。
星越線出会 No4 林道星越線に出る。浪沢線

地図では載ってないのですが,湯谷大橋の南から入る林道がここまでつながっているらしい。 (ちょうどプレートがありました)
ヤマシキミ No6 485mの小ピーク(というか双耳峰)。
シキミ

稜線にはヤマシキミの花が咲いていました。(右)
高土山 山頂直前で,北方が望める展望地があります。
正面の三角の山は高土山(583m)らしい。
山頂 瀬戸山山頂と三等三角点「細川村」。

東方向が切り開かれていました。
残念ながら曇って遠方は見えず


2013.04.17 UP ■戻る■
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