■ 079 さわやかな尾根道・風頭山/岡崎市 ■

5月連休の低山は,渋滞を考えると愛知県でも観光地付近は避けたい,ということで以前登った近場の風頭山へ行きました。
前回は2005年ですが,8年たってもルートに大きな違いはないという印象。
それでも道は全体にわかりやすくなり,林道石原河原線に出る前にヤブコギ気味だった所も明瞭で,山頂まで迷う心配はなさそう。
ただ西にある551m三角点に寄るなら,途中踏み跡が薄いのでちょっとルートに気をつける必要はあるかも。
駐車地点()から200m北の久保城址は,戦国時代に奥平一族が武田・徳川のどちらに付くか密談をしたという場所で,興味ある人にはなかなかマニアックな史跡といえます。
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
駐車地点()には,先客が2台停まっていました。(さすがに連休である)
ここから北へ200mほど道を回り込むと久保城址があり,そっちに停めて出発地とすることも可能です。
から西に100mほど歩いて分岐(No1)を南西に入り,No2の二つ目の分岐までは広い林道です。
No2からは一直線に急なコンクリート坂を登っていきます。(所々に落石有り)
No3の林道終点から先,渓流に沿って石の多い登りですが,4月の瀬戸山に比べればはるかに楽。
最後に枯沢を登るとまもなく,林道石原河原線に飛び出しました。(No4)
正面すぐ左の沢が登山道取付で,ここからはこれでもかという急登斜面で,植林帯をジグザグに折り返しながら登りますが,ここも踏み跡は明瞭。
No5で尾根に出るとホッとひと休み,吹く風は涼しく,汗もすぐに引いてゆく。
(今年は気温が低いのでありがたい)
昼を山頂南の展望地で取ることを考慮すると,先客を避けて時間調整したほうが良かろうと,まずは西方向の551m三角点に向かいました。
こちらはさすがに人が少ないのか,踏み跡も薄いけれど,尾根をはずさなければ2つほどピークをこえて15分ほどで551m三角点()に到着です。
引き返して気持ちのいい尾根道を登ると,途中のやせ尾根付近(No6)からは北の展望有り。
すぐに風頭山山頂()でした。
ただ残念ながら,南の展望地No7は先客の3人組兄ちゃんがゆったりと休憩中でした。
犬連れで割り込む気にはなれないので,デジカメで2枚ほど景色を撮ってそそくさと下山します。
結局一気に下まで降りて,久保城址()の新緑の下で昼食としました。
風頭山の場所はこちら⇒MAPION(山頂は載ってない)

駐車場所 駐車場所。()  

ここからカーブを廻りこんだ先が久保城址。
登山口(林道口)は西に100mほど戻る。
マムシ草 No3付近でマムシ草が出迎え。

もう少し先の季節には,コアジサイが登山道両側に並ぶはず。
石原河原線 No4 林道石原河原線に出る。
ダニ
急斜面で体長2mmほどの真っ赤なダニに遭遇。
(右画像)
足の数は8本なので昆虫ではない・・・タカラダニというそうです。(これは刺さないらしい)
四等三角点河原 四等三角点:河原 551.2m()

尾根に出てから西に向かってピークを二つ越え,登り返した三つ目ピークがこの三角点。
さすがにこのルートの踏み跡は薄い。
やせ尾根 No6 北側の展望が開ける岩尾根。

右下展望画,中央に遠く見えるのは碁盤石山(1189m)かと思われますが自信はない。 展望

星越線出会 展望風頭山山頂 591m。

海を見ながら昼食!の希望はかなわず。

展望画像中央は東河原の集落,左端に本宮山アンテナが写っています。
距離はありますが,ここからも行けます。
久保城 久保城址(■印)の全景。

左の道は企業の研修所へ至ります。
久保城址もその敷地の一郭という感じです。
かなり造成され,どこまで当時の遺構かは疑問。(石垣はあきらかに新しい)
それでも,最上部土塁と大きな堀切,竪堀らしきものが見られますのでけっこう楽しめます。
(企業研修所も屋敷風に作られている。)
櫓 久保城の曲輪に復元された櫓。
由来
400年以上前の遺構ですが,男川に突き出したこの場所はいかにも城の適地です。
(右は櫓にある解説板)


2013.05.07 UP ■戻る■
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