天気が崩れるとの予報のもと,豊田市松平の王滝渓谷から天下峯一帯を歩きました。 王滝渓谷は15年以上前(まだ20世紀)に何度も来た場所で,ボルダリングで知られる前の天下峯も登りましたが,大変貌にびっくり。 先代の犬が山頂付近で行方不明になって探し回った覚えがある天下峯(360m)は,木が伐採され,ふもとは車でいっぱいです。 駐車場化した直下の広場には,訪問者のための簡易トイレまで設置されている。(しかも2つある) ここから砦峠と呼ばれる三等三角点(仁王)に登り,西の不動岩・元観音の岩などを見て戻るコースでしたが,予想より早く雨に降られてしまい,目的地を少し省いて戻ってきました。(けれど,しっかり濡れてしまった) 王滝湖〜天下峯は松平自然歩道「卯の径」の一部で,道も整備されて史跡の案内もあり,歩きやすい気持ちの良いルートです。 ただ天下峯から北は藪コギ気味の場所もあり,下りでは一部道が不明でもあり,一般には天下峯まででしょうね。 |
■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号) ■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
王滝湖駐車場(P)に車を止めスタート,No1王滝湖かけ橋を渡ってNo2宮川散策道を歩くだけでも充分楽しめます。 川を離れたら,途中から天下峯矢印に従ってNo3古美山園地方面に抜け,道を横断して山道に入ります(これが卯の径)。 この近くには霊気あふれる古六所神社(No4)やB29の碑もありますので寄り道もいいかも。 竹林の中を進みNo5葡萄畑を抜けると,松平隼人助親正(大給松平一族)の墓や山姥の足跡(No6)という大岩を通って天下峯のふもと(No7)へ出ました。 津嶋神社へ抜ける林道には岩登りの車がいっぱい並んでいます。 林道を横切り天下峯へのコンクリート道を登っていくと,所石弘法堂(No8)手前が広場になっていてここも車だらけ。(簡易トイレ有) わかりにくかった弘法巡礼道の登りはしっかりした階段に整備され,標高360mの山頂(▲)は予想通りの展望です。 ここから北東へ三角点に向かう尾根道も,途中までは伐採されています。 さすがに最後は少々藪コギとなりましたが,砦峠直下で10人近い若者が岩に取り付いており,これを避けたせいで道なき道だった,と言えなくもない。そして電波反射板のある山頂(▲ 三等三角点・仁王418.5m)に到着。 いったん下って西の観音堂(No9),不動岩(No10)を目指しますが,その場所は「愛知アルプス山行記」HP,または中根洋二氏の著書「愛知発 巨石信仰」を参照して頂きましょう。 ここらで雨が降ってきたので,残念ながらNo11元観音の岩とNo12付近の廃墟ウォッチングはパスして王滝湖に戻ることにします。 帰路(緑線)は廃道を下りましたが,雨が強くなって急いでいたせいか,No13付近で分岐を間違えた。 No14付近で気づいて戻ろうか迷ったものの,山中を突っ切ってなんとか林道に下りました。(あまりやってはいけない) あとはひたすら最短距離で戻りましたが,驚いたことに王滝湖バーベキュー広場では,まだ雨の中で遊んでる人たちがいました。 天下峯の場所はこちら⇒ (元観音の画像は2007年のものを使っています ) 「砦峠」は418.5mの山頂ではなく,すぐ東の鞍部を指すという話もあるようです。まあ,どちらでもいいのですが。 |