■ 083 津具白鳥山/設楽町 ■

猛暑の夏もどうやら終わったようで,久しぶりの低山,津具の白鳥山に行ってきました。
足助を通るR153号はすでに秋の観光渋滞,それを避けてR301〜R420〜設楽町経由で花祭りの里,旧津具村へ。
その中心地である白鳥神社,祭りの舞台となる「テホヘの館」の駐車場はきょうも誰もいませんでした。

前回8年前(2005)にも9月に来たので,緑濃い山の印象は変わりませんが,一週間前の台風にもかかわらず,登山道は整備され標識も整っています。(前回よりかなり増えています。)
山頂周辺には命名された巨石がいくつもあり,展望地もあちこちあり,ゆっくり歩いても一周2時間の素適な白鳥山です。
秋とはいえまだまだ暑いのですが,尾根に出ると風が涼しく,景色も相まって大変気持ちよい周回でした。

ゆとりがあれば近くの大峠も・・・と思いましたが,毎度ながら出発が遅く,歩き始めがPM1:00ではとても2山は無理。
そのかわりに,前から行ってみたかった武田信玄の金山「信玄坑」と「津具八幡宮の大スギ」を見て帰路につきました。
そろそろ愛知の山歩きにもいい季節です。
_83map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
テホヘの館前に駐車()して歩き始めますが,その前に,祭り舞台の天井に平成16年に描かれた神龍の画は必見です。(今回見忘れしまった)
今度の花祭り(1月2日)では,映像録画されるそうです。
花祭り保存会からのお知らせ

No1から参道(緑線)を通って登れますが,後藤善心(白鳥山城主)の塔に気を取られて舗装路を歩いてしまいました。
別にどちらでもいいのですが,やはり参道の方が風情がある。(渓流沿いでもある)
まもなくNo2で白鳥神社と境内大ヒノキが出迎えてくれます。

登山口からは,神社の背後を廻るように時計回りで登ります。
No3で尾根に出るところに,岩の上に生えた巨木あり。幹がU字に折れ曲がっています。
ここからは岩石の尾根を縫うように進み,No4小ピークに出ると里見平の標識。(でも木にさえぎられて視界なし)
展望はもう少し先,No5の岩場で北方向のすばらしい展望が得られますので,是非ひとやすみ。
水晶
この一帯は水晶の取れた場所ですが,今はカケラを拾うくらいで(右),掘るのは禁止されています。
いくつかの名称の巨石を通過すると,白鳥山山頂(No9)に到着です。
山頂南のNo10帝岩は,このルートで最高の展望が得られますので必見。

下りはNo11ヌタバ池に気を取られて,No12富士見岩へ寄るのを忘れました。(これも前回と同じ失敗・・・また来るさとあきらめます)
No13の蝙蝠岩も通過してしまい,あとで気づいた時はもう遅い。
さて,No14の仏岩からは急な下りが続きますので注意が必要。
沢を2つ越え斜面を巻くと,白鳥神社の屋根が見えてきました。
(登りは赤の折れ線,下りは緑の折れ線で表示しています)
白鳥山の場所はこちら⇒MAPION
「信玄坑」はここから車10分ほどですが,ホントに山中です。(登山靴が要ります)
信玄坑の場所はこちら⇒
・津具八幡宮は豊根に向かう県道426を700mほど走った右手です。

テホヘの館:P 参道駐車地()の「テホヘの館」。
中央の舞台天井は見事な神龍が描かれているのですが,今回見るのを忘れていた。(101大峠参照
右はここから白鳥神社への参道の朱橋。(No1)
すぐのところに不動明王碑があります。
白鳥神社 スギ No2 白鳥神社直下の広場。

石段を登るとひときわ大きな巨木が立っている。(右画)
これが樹齢700年という御神木のヒノキで,階段から見上げればまさに天を突く。
巨岩とモミ
No3で 尾根に出ます。
大岩に張り付いたマツとモミ(たぶん)のかなりの巨木があります。

尾根は風が涼しい。
けれど岩の間を縫って歩くので注意も必要。(右画像)
展望 井山  No5付近の展望地。
北方向が開けています。
(クリックで山名が出ます)

右画はその中央部にある井山風車の拡大。(ちょっと画像処理で強調)
夫婦岩 No6夫婦岩・No7水晶岩・No8屏風岩屏風岩 水晶岩
山頂 No9 白鳥山山頂。登頂札
ここも北方向の展望よし。

右画像はたくさんある登頂札。
帝岩 No10 帝岩からの津具の街と南の展望。

展望


右画像は
山名を入れたものです。
ヌタバ池 No11 山頂から5分,いかにもイノシシが泥遊びしそうな「ヌタバ池」。
この脇を通って直進すれば富士見岩(No12)に行けるはずですが,すっかり忘れてました。

また次の機会とするしかないです。
前回も見逃したので,すごく残念。
戻る No14 仏岩からつづら折りの急坂を下り,沢を2つ渡ると,神社屋根が見えてきました。

今回No13 蝙蝠岩も見逃してしまったので,いずれ機会を見て富士見岩ともども再訪することになるでしょう。
信玄坑 案内右画の標識をたどって信玄坑へ。 信玄坑
ただし,わかりにくい。

残念ながら坑口は檻に囲まれています。
左はスキマから撮った画像。
八幡宮 津具八幡宮は大きな森のようです。
境内のスギはどれもすばらしい巨木ですが,注連縄のまかれた御神木はその親分格。(下)
スギ


2013.09.25 UP ■戻る■
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