交通量の多いR153(飯田街道)から県道20号に入ると,急に静かな山里風景になってホッとします。
矢作川を渡ってから東へ遡れば,シダレザクラの大安寺と縄文遺跡(■)がありますが,桜はやはり来春の話でしょう。
梨野不動滝は,矢作川を1kmほど北上(川は下り)して,右に分岐する坂を登っていきます。
まもなく集落入口に大野瀬神社(●)が見えてきました。
どこから入ればいいのかわからないので,道路脇に駐車して参道石段を登っていきます。
展望の神社境内に立つ大イチョウは樹齢200年とされているようですが,となりの夫婦杉(樹齢400年以上)と較べても全く見劣りしない大きさ・太さで,樹勢もいい。
もう少し先に季節が進めば黄葉はさぞかし・・・と思われます。
この大野瀬神社から梨野不動滝までは約1km,歩いても行けますが全くの舗装路なので,車で行くことにします。(左図の緑線)
右カーブで植林の途切れた場所が滝への入口となります。
カーブで広くなった路肩(P)に車を停めて歩き始めたのですが,歩いて1分でキャンプファイヤーでも出来そうな大きな広場(No1)に出て,ちょっと唖然としました。
今建設中の遊歩道工事の資材が片隅に置いてありますが,いずれは滝観光用駐車場となるのでしょう。
途中までは作りかけ遊歩道(No2:階段の連続)で進めますが,すぐに片流れの急斜面となり,全く道なし。(最近の大雨のせいか?)
滝は見えているのですが,慎重に斜面をトラバースしてなんとか無事滝壷に下りる事が出来ました。
行きは偽木階段の急斜面(青線)を行けるところまで使い,帰路はゆるやかな迂回路(赤線)を登った方が楽のようです。
それにしても駐車地点から谷底まではかなりの下り,急斜面は道もなく危険,健脚が必須でこの先の工事はまだ難航が予想されます。
せっかく県境まで来たので帰路は月瀬(ツキゼ)の大杉まで廻って,久しぶりに樹齢1800年というすばらしい巨樹を眺めて今回の締めくくりとしました。
・大野瀬神社のイチョウの場所はこちら⇒
・梨野不動滝は,ブログ"花と鉄輪"を参考にさせてもらいました。