田峯観音から歩けば登山口まで1時間弱,そんな元気はない。
周回路なので,No5の降り口付近に駐車しても,奥の登山口に停めても,歩く距離は同じですが,最初が急登なのはわかっているので,それに備えて林道終点の登山口付近に駐車しました。(P)
杉林の中を登っていけば,たちまち息が切れます。
途中に"穴滝"の表示があったハズですが,今回は見当たりません。
No1小ピークを過ぎ,すこし下って登り返すと笹頭山山頂が,ヤマツツジとともに出迎えてくれました。
天気がよければ,南アルプスが見えるはずなのですが,残念ながら奥三河の山々より遠くは曇のむこう。
下りはまっすぐ南へ。
No2付近までは踏跡をたどって行けますが,古道か何かわからぬ堀状にえぐれたルート(No3付近)になると尾根も不明瞭で,いまひとつ道ははっきりしません。
しかしともかく南方向に歩きやすい場所を選んで進むと,東西に走る旧道の峠(No4)に出ました。
ここには寛政8年(1796)と背に彫られた石碑が立っています。
ここからは東へ旧道を下って行くことになります。
No5付近まで下ると道路が見え,ちょうど細い分岐があったのでそちらへ進んだのですが(こちらにもテープがあった),最後は急斜面を下りることになってしまった。(素直に進むべし)
No6の集落付近は見晴らしがよく,鞍掛山や平山明神のドームと人家周辺に咲く花がなかなかいいコントラストでした。
右画像は帰路にやしろ(社)らしき建物の軒に並んでいた馬の絵。(絵馬のかわり?)
笹頭山の場所はここ⇒
帰路に田峯天神山にも寄りました。
ここは田峯城の狼煙場という場所で,田峯城の案内に載っています。
「寄る」と呼ぶのが適当な,道路終点から10分くらいで登れる里山で,山頂部には石像や碑が立っており,2段の石組みが残っていますのでかつては何らかの建物があったのでしょう。
ただ,どこから登ってよいのかわからず,住人に聞いてやっと民家の脇からの登り口がわかったのでした。
ここもまた展望と山の春を感じさせる風景。
おまけ・・・夜にフロに入った時,ひじ内側に食いつたダニを見つけました。
山頂気温は11度,ダニも活動開始か。