■ 110 大笹山〜小岩岳・大岩岳/東栄町 ■

一年前に大笹山目前で撤退したので,今秋涼しくなってきたところでもう一度登りに出かけました。(去年の撤退⇒104大笹山/東栄町
去年行けなかった不動滝の状態は今も不明なので,今回は御園トンネル手前からの林道下モ山線経由で北登山口から登ることにします。

豊根村との境であるこの東栄町北端は,来るだけでもなかなか遠いです。(西三河から2時間半は覚悟:ただし高速非経由です)
starforest.JPG 去年の登り口,東薗目には和太鼓集団「志多ら」の本拠地があるのですが,この御園地区には知る人ぞ知る「スターフォレスト御園」(右画:そこへの分岐点)があります。そろそろ寒くなってきましたが,澄んだ秋の夜空は星の観測にはいいかもしれません。
そしてもうすぐ奥三河一帯で花祭りが始まる。(御園地区は11/14・15だそうです)

林道下モ山線は普通車での通過が不安な林道ですが,大岩岳/小岩岳の脇を通過するので,通行可能なら大笹山の帰路にはこの二つの山も登ってこようという予定にしました。
実際かなり荒れた林道でしたが,大笹山登山口(No2)になんとか到着,大笹山はあっけなく20分で山頂へ,でも途中の偕伐地帯では東栄・設楽の山の大展望が見られました。(この先5,6年は好展望が味わえそうな場所です)

大岩岳・小岩岳はみなさんセットで登るようですが,登山口は林道の状況しだいで各人いろいろのようです。
私はNo5地点まで戻って駐車,ここから作業道経由で稜線に出て小岩岳へ,次に東へ下って鉄塔広場(No8)から大岩岳に登りました。
こちらも短い山歩き(一周歩いて約1時間半)ですが,No8とNo9で展望があるのでそれなりに楽しめます。
110ozasa_oiwakoiwa.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平27情復、第109号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
御園トンネル手前から登る林道ではいきなり大角の鹿と遭遇してびっくり。
No5あたりから先はかなり荒れており,しかも下りなので四駆でないと戻るのが不安な道(ダート)です。
私は普通の軽でなんとか走ってしまいましたが,雨でも降ったらとても無理。
No2(左図下の)の道路脇が大笹山北登山口となります。

ここに車を停めて登り始めるとすぐに視界が開けて,植林が見事に伐採された展望地へ出る。
西から南方向に神野山から大鈴山,三瀬明神山が連なって見えます。
大笹山山頂はすぐに着いてしまい,展望地に戻って絶景の中で昼食とします。

大岩岳/小岩岳への戻りは登りですので,陥没部を避けながら慎重に,でも停まらぬように運転して鉄塔広場への分岐点(No4)まで戻る。
偵察したNo8鉄塔広場へは下り道なので諦めて,No5安全地帯まで戻って広い路肩に駐車しました。(左図上の〜この辺りが林道最高点:910m位・・・左図下のから約3km)

伐採作業に来ている林業者に聞くと行けそうなので,作業道を北に歩きます。(下図)
No6付近から道は下りになってしまうので,斜面を直登して尾根筋に出ました。
No7ピークでブナの巨木を過ぎると,ひと登りで無線中継局の立つ小岩岳山頂に到着。
110oiwakoiwa.gif展望もないので,三角点を確認したらすぐ,稜線を東へ戻って大岩岳を目指します。

まっすぐ下って行くと最後はかなりの急斜面,しかもNo8鉄塔広場直前は熊笹の藪でした。(これを登らずにすんで助かった)
その先はNo9反射板を迂回してあっさり大岩岳山頂に到着です。ここも展望はなく,そそくさと引き帰すことにします。

登りで迂回した反射板に寄ってみると,ここは眼下にみどり湖と新豊根ダム,遠くは南アルプスの峯々,胸のすく爽快感。
小岩岳/大岩岳で一番の展望地です・・・寄道して良かった。
幸い今回,人にダニの被害はなし。

・大笹山,小岩岳/大岩岳の場所はこちら⇒ mapionS_.gif

ozasa01rindo.JPG No1分岐の「林道下モ山線」の案内板。
(御園〜東薗目8.7km・・・半分くらいは未舗装)

それにしても「下モ山」ってどう読むのだろう?
ozasa02iriguti.JPG No2地点() 大笹山北登山口。
林道左にこんもりとした小山,木の間に斜面の登り口が見えています。ozasa03huda.jpg

右画:その北登山口案内札。
ozasa04tenbotiS.jpg No3の伐採地帯。(登山口からほんの10分)
下に道路が見えます。ozasa05view.JPG

右:西の展望。
山名入画像
ozasa06top.JPG 大笹山山頂。(853m)
ozasa07down.JPG 
展望ないので戻って伐採地の最上部にて昼食。
右画の景色を見ながらで気分はいい。
koiwa02P.JPG koiwa01kuma.JPG大岩岳/小岩岳に登るためNo5まで戻ってきました。(駐車地

左:伐採された木材の山と作業者
右:このあたりは当然ながらクマが出るようだ。
看板も文章がさりげなく当たり前のように書かれている。
koiwa03rindo.JPG koiwa04bunaL.JPG
左:駐車地から作業道を進む。
途中から直登し,稜線に出ました。
右:尾根を歩くと小ピークで出会ったブナの巨木。
(岩の上に生えている)
koiwa05top.JPG 小岩岳山頂。(三等三角点:園村985.1m)koiwa06yabu.JPG

大岩岳へは東へ下りますが,No8手前で熊笹の藪(右)を突破する必要があります。
oiwa01hiroba.JPG No8 鉄塔広場。
ここまで車で来ることも出来ますが,そうすると小岩岳へは笹藪の急登を越えて行かねばならない。
oiwa02view.JPG
北は鉄塔越しに南アルプスが望めます。(右)
oiwa03top.JPG 大岩岳山頂。(935m)
いくつかの登頂札がなければ,通り過ぎてしまいそうな,何の変哲もないピークです。
どこかに大岩があるのなら探索してみたいけれど,その情報も不明なので引き返します。
oiwa04view.JPG No9 反射板の小ピークに寄ってみる。

東端の除草された場所まで行ってみると,眼下にみどり湖と新豊根ダム。
正面右には日本ヶ塚山,遠くは南アルプスの峰。

2015.10.07UP ■二代目に戻る■
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