■ 114 善師野・継鹿尾山・寂光院/犬山市 ■

去年の春日井3山(道樹山・大谷山・弥勒山)以来久しぶりに尾張の山へ行きました。(前回UPのNo113 佐久島に続き犬抜き,山仲間との二人連れ)
浄水場横の犬山ひばりヶ丘公園()を基点にして,善師野一帯のいくつかの神社を見て歩き,No6大洞池から北へ石拾い峠を越える。
下ったところが鳩吹山への分岐路で(No7),ここから南西に尾根伝いでたくさんのピークを通過し,継鹿尾山〜寂光院へ抜けるという周回ルートです。
継鹿尾山で右(北)に分岐するところを直進して違う尾根を下ってしまい引き返す,というロスタイムはありましたが,寂光院の紅葉も見られたし,普段は見られない随求堂の拝観(通常5日と18日のみ)もできて満足の低山歩きでした。
この時期の寂光院の人の多さと,遠くの駐車場から和服姿で登ってくる人には感心。(近くに止めるためには相当の待ち時間を要する状態とはいえ)
東海自然歩道名物ともいえる,段差の大きい偽木階段の連続にはちょっと参りましたが。
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平27情復、第109号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 
「ひばりヶ丘公園」()に駐車して出発し,公園内を南下して抜けようとしたら,ヤブコギで腰から下が草の実だらけになった。
No1から素直に小野洞砂防公園を抜けるべきだったと反省したがもう遅い。
No2からNo3神明神社に至る付近は,晩秋の善師野と木曽街道宿場跡を味わえます。
No4の白山社に寄り道し,No5熊野神社にも登り,No6の大洞池に着くころにはかなり足に来ていました。(神社はすべて山の上)

No7で鳩吹山への道と分岐して東海自然歩道の主尾根に入ると,行きかう登山者が急に多くなりました。さすがに人気のコースです。
しかし,この急階段の多さにはウンザリ。
No8付近でピークを越える頃にはもう腿が痛くなってきました。
継鹿尾山頂は混むかもと,一つ手前ピークで昼食にしましたが,これは警戒しすぎか。
No9で山頂展望を楽しんだ後,何も考えず直進したら道を間違えていた。
こりゃおかしいぞと言いつつNo10まで下ってやっと引返し,薄い踏み跡のサブルートでなんとか東海自然歩道の尾根道に戻りました。

No11御嶽神社から先はずっと岩の上を歩くのですね。(雨降ったらこわい)
鐘の音に誘われるように着いたNo12寂光院は紅葉目当ての観光客でいっぱいでした。
No13からまっすぐ南下する道は閉鎖されて通れないので,大廻りして戻ります。(別ルート有)

 継鹿尾山の場所はここ⇒MAPION
01kouen.JPG 浄水場横の犬山ひばりヶ丘公園(01kouen2.JPG

広い公園です。
むろんトイレもある。
でも,りっぱな管理事務所のオマケのような作り・・・というか,これ事務所員の為のトイレ?(右画像)
02zenjino1.JPG 左:木曽街道脇に立つ天王様祠。
02zenjino2.JPG


右:善師野宿の案内です。(拡大可)
02zenjino3eki.JPG 02zenjino4sinmei.JPG左:名鉄広見線の善師野駅。
ローカル線ですが一時間に4本あるからけっこう便利。

右:駅のほぼ正面にあるNo3神明神社,意外に奥が深い。
02zenjino5hakusan.JPG No4 四季の丘入口の白山社は,入口に「神変大菩薩」の大きな石碑が立っています。

近くの神社には役行者像がよく見られるのですが,この石碑は近辺で初めて。
☆「神変大菩薩」とは役行者の諡号(しごう)
02zenjino6kumano.JPG 左:No5 熊野神社の紅葉。02zenjino7zenji.JPG


右:熊野神社のすぐ西の陽徳禅寺。
03ike.JPG 左:水の色が印象的な大洞池。(No6)
見出し標年間を通してかなり色が変化するらしく,観察している人もいるようです。

右:石拾い峠を越えて下ると鳩吹山との分岐の標識。
04peak.JPG 左:No8付近のピークから北を振り返る。
右端に小さく御嶽が見えていました。
見出し標

右:東海自然歩道名物の長い階段を行く。
これは足が長いコース設計者の好みなのか?
05tugao1.JPG No9 継鹿尾山の山頂東屋。
まっすぐ進むと東海自然歩道から外れる。
(間違える人は他にもいるらしい)
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右:二等三角点 栗栖村(273.11m)
06view1.JPG 06view2.JPG山頂から木曽川方面(西)の展望。

犬山遊園の巨大観覧車の背後に国宝犬山城が見えています。(右拡大:ホテルの後ろ)
07ontake.JPG No11 山頂から少し下った場所の御嶽神社・駒嶽神社。(我々はここに来るのに大廻り)

「御嶽神社」はよく見るけれど「駒嶽神社」はめずらしい。
この一帯には霊神碑が数多く立っています。
石の鳥居は下から人力で運び上げたのだろうか?
08jakukoin1.JPG No12 寂光院に着く。

開基は道昭(654)とありますが,この年道昭はまだ唐にいたらしい。(?)
真言宗智山派の寺院で(有名どころでは他に,成田山新勝寺や大須観音),織田信長の寄進も受けたと由来にあり,京都大原の尼寺とは別。
08jakukoin3.JPG 左:境内の紅葉は最盛期に少し早かったが,見事な朱色の前には撮影の人が集まっていた。
もう一週間先がベストかも。
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右:随求堂の前鬼・後鬼を従えた行者像。
(紅葉時の特別拝観?)
08jakukoin4.JPG 山麓広場(継鹿尾茶屋)も人がいっぱい。
ここから6人乗スロープカー(¥200)で登れますが,やっぱり行列です。
近辺駐車場はすべて満車状態で,さらに下から続々と登ってくる人がいました。
(モンキーパーク付近から来るみたい)
その人たちを後にして,ひばりヶ丘公園へ戻るにはもうひと山越えねばならない。


2015.12.02 UP ■二代目に戻る■
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