■ 123 15年ぶりの大多賀ルート,寧比曾岳/豊田市 ■

7月に入ると,もう梅雨は明けたかのような暑さになりました。(この日は名古屋で34度)
久しぶりの山は,「近くで標高があって短時間」という条件で,足助から15kmで登山口の寧比曾岳,大多賀ルートを選びます。
前回は2001年ですからもう15年前,短い歩行距離ながらやたら丸太階段を登ったという記憶があります。
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足助からの県道33号はよく走るので,いつも登山口に車がたくさん止まってるのはわかってます。
今回は皆が帰る頃に登リ始めることにして,駐車場に着いたのは午後1:20,車は3台。

犬も人も無理せず,なるべくゆっくりと歩いて登り,戻ってくると約2時間半でした。
途中,ヤマアジサイとコアジサイの群落を見られたし,歩きにくい丸太階段と木の根を迂回するルートがわかった。
山頂気温は21度と快適,山頂の四阿(東屋)は誰もいないという,希少なタイミングで到着しました。
この時期ですから遠景ははじめからあきらめて富士見峠も行かず,単純なピストン往復ですが,気楽な短時間の里山歩きとしてはちょうどよかった,というのが今回の感想です。

登り口から山頂までに「ツキノワグマ」の注意看板が計4枚,県外では特異なクマ被害年ですが,付近での最新目撃情報はないようです。
愛知の2016未確認情報として,設楽町西納庫で1件,豊田市深見町と保見町で各1件,東栄町で捕獲情報が1件(7/4)となっています。
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平28情復、第82号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 
県道33号沿いの駐車地()に車を置いて登り始めます。
最初のピークを越えたところ(No1)にある亀の甲岩は、半分以上埋まってるので見逃してしまいそう。

09kannon2.JPGそこから少し歩いた次の小ピーク(No2)にりっぱな休憩所。そこに置いてある温度計の気温は23度を示していました。(右画像)

No3にサブルートへの分岐があったのですが、登りは気付かず通過してしまいました。
この付近からヤマアジサイがたくさん見られます。
それと同時に東海自然歩道名物の丸太階段も始まるのですが、土が流されてたいへん歩きにくい状態。
登山者が階段をさけて脇を歩くので、そちらに新しいルートが出来かけています。(それを避けるための階段なのに本末転倒)

No4ではっきりした分岐が確認できますので、帰路はそちらを歩くことにしましょう。(右画像が分岐路)

No5で二つ目の休憩所を通過すると、早くもヒグラシの鳴き声が聞こえてきました。(ちょっと早くないか?)

スギの根っこで埋め尽くされた斜面を登ると、コアジサイがたくさん咲いてます。(No6付近)
実は帰って調べるまでヤマアジサイとコアジサイの判別を知らなかったのですが、煙るように咲くコアジサイもいいもんです。

そしていきなり視界が開けて、寧比曾岳の山頂。
このルートはずっと林の中を登ってきて、最後にいきなり展望地、というのが新鮮でいいですね。
筈ヶ岳から段戸裏谷に向かう3人組が通過すると、あとは無人の山頂を独占してゆっくり味わうことができました。
山頂では21度で亀の甲岩から2度下がる・・・標高差(300m)からすると妥当な気温差です。
帰路はNo4から右のサブルートを歩くと階段もなく快適です。

・寧比曾岳の場所はここ⇒MAPION
2011伊勢神峠から大多賀峠⇒No50 伊勢神峠〜大多賀峠
2017段戸湖〜寧比曽岳⇒No136 スズタケの花を見に寧比曽岳
03-1jinja.JPG 03-2sugi.JPG 駐車場は3台。

右:大多賀峠登山口は,おなじみのクマ注意看板があります。
05road.JPG No1 亀の甲岩。

こんなに小さなものだったっけ?
三国山の亀甲岩に較べてはいけないけれど。
09kannon1.JPG No2 最初の休憩地。

といっても10分しか歩いてない。

ここでの気温23度。
これくらいなら暑がり犬でも大丈夫。
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No3 このあたりからヤマアジサイが咲いてます。

と同時に,東海自然歩道名物の丸太(擬木)階段が始まります。
11kuzure2003.JPG 丸太階段。

土が流されて丸太が障害物競走のようになってます。(右画)
これでは邪魔なだけ。
23_norosi.JPG 23top2.JPGNo5 二つ目の休憩所。

この先で見事と呼びたくなるスギの根の中を歩きます。(右画:拡大可・・・ヒノキみたいですね)
22top.JPG No6 山頂手前で煙るように咲くコアジサイ群落。

アジサイ属に特徴的な装飾花がない。
総て小さな普通花なのが特徴。 (だそうです)
24green.JPG 寧比曾岳山頂の東屋。
ここが無人だなんて、かなり珍しい風景です。

気温は21度。
26big1.JPG 27hanatare.JPG左:山頂西の展望。
正面は筈ヶ岳だろう。

右:三等三角点「大多賀V」
1120.73m


2016.07.06 UP ■二代目に戻る■
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