■ 130 鳳来寺〜馬の瀬ルートで本堂へ/新城市旧鳳来町 ■

山頂まで登ってないので、鳳来寺山ではなく「鳳来寺」です。
何度か来てますが、今回は今まで通ったことのなかった「馬の瀬展望台」を経由して鳳来寺本堂、東照宮を参拝して戻りました。
そういえば、まだ山頂から天狗岩・鷹打場を周回するルートは載せてませんが、また次に行ったときにUPしましょう。
 参考までに:利修仙人道⇒24 2010.03 鳳来寺・旧田口線/新城市
124triennaleMap.gifこの地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平28情復、第82号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
表参道入り口の笠川駐車場(地点)に車を置き、三の門をくぐって歩きはじめます。
No1の鳳来寺高校(閉校)は校舎がそのまま残っているようです。
ネズの古木(No2)を過ぎ、No3博物館前を通ってNo4石段の始まりまで1200m、真冬の参道は日曜日でも人が少ない。
No5仁王門をくぐったところで、きょうの目的である馬の背への分岐となり、斜面を登る山道になりました。

ところどころ古い石塔もあり、迷う心配はない道ですが、ガレ場のようなところもあります。
と思ったら、上から数十人の大集団が降りてきた。(右画)
脇によけて通過を待ちます。
そこから少し登ると立派な東屋のある馬の背展望台(No6)に到着しました。あの団体さんが通過したあとでよかった。
この馬の背は全くの岩場です。(危険というほどではないが)
ここから先はいったん下ってNo7で表参道に合流します。
最後の石段を登って鳳来寺本堂(No8)へ・・・ここには先日の雪がまだ残ってました。
奥の院まで行く元気も時間もないけれど、一応東照宮(No9)までは行って参拝してきました。
空は曇って雪もチラチラしてきたし、引き返すことにします。

帰りは石段で戻ります。久しぶりに傘杉とも対面したいし・・・。
いにしえの石段参道は左右に無住となった寺院・跡地を見ながら下ります。
明治4年に坊舎は14院5坊と言われ、「三州鳳来寺絵図」を見ると他に三重塔や大仏なども載っていますが、いまはすべて歴史のかなた。
膝を痛めては大変なので人も犬もゆっくりと石段を下りますが、それでも二度ほど滑って段を踏み外しそうになりました。(トシを感じます)
やがて、注連縄の巻かれたひときわ太い杉が見えてくる。
樹高約60m、高さでは日本一と言われる「傘杉」です。(右画)

表参道〜馬の瀬周回で参拝・往復しただけですが(約2時間半)、それでも源頼朝や家康にも関係する古刹はけっこうな充実感を味わえます。(もちろん大河ドラマ直虎の幟も目に入る)
もう少しウチから近い場所だといいのですが。

・鳳来寺の場所はここ⇒MAPION
入口 地点の前が三の門。
久しぶりの表参道です。

ここから先へ二の門、一の門となるようで、こういうのはやはり上から数えるのだね。
kuma ねずNo1 2011年閉校の県立鳳来寺高校。(もとは鳳来寺立鳳来寺女子高等学園)
かつては小学校も近く、子供や若者で賑やかだったんでしょう。

右:No2 樹齢1400年以上で傘杉よりはるかに古いネズの木。
ほんとにそんなに古いの?
09kannon1.JPG No4 ここから1425段の石段が始まる。
(本堂まで900m)

硯の店や人家・観光施設もここで終わり、鳳来寺の森に入っていきます。
No5 仁王門。
かつて光明皇后の額が掲げられたというが、これは
徳川家光の頃(1651)に再建されたもの。




右:門をくぐってすぐに左への馬の背分岐案内があります。

23_norosi.JPG No6 馬の背展望台。




下界はもちろんですが、山頂方面の奥の院、その右の鏡岩がよく見えます。(右画像:拡大可)
22top.JPG 左:馬の背から下って巨大な石垣が見えると表参道はもう目の前。

右下:参道へ合流しました。(No7)
10nisiyama.jpg
ここから本堂まではほんの5分ですが、やっぱり石段を登らねばたどり着けません。
22top.JPG No8 鳳来寺本堂。(薬師堂)
背後の寺院に廻ろうと思ったら立ち入り禁止になってました。(一度木が倒れたから?)観音

右:本堂には当番の僧(?)が詰めておられるようです。
履物が一足だけ置いてありました。
ここはさぞ寒いでしょうね。
22top.JPG No9 せっかくなので東照宮に参拝。

寒いとはいえ駐車場から近いので、観光客が次々と訪れてます。(初詣か?)
10nisiyama.jpg 左:No10 圧倒的な存在感の「傘杉」

樹齢およそ600年。
幹周り7.5m・・・画像内右下の犬と比べてください。

右:下から見上げると60mの幹が、まっすぐ天を突くイメージです。
10nisiyama.jpg 朱塗りの橋を渡ってその先の仁王門をくぐれば、鳳来寺の神域から解放されます。

雨がポツポツ落ちてきました。
まずは、降られることなく無事に馬の瀬を歩いて戻れたことで、きょうは良しとしましょう。


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