■ 132 宮路山、宮道天神社ルート/豊川市 ■

宮路山は No18で 東三河ふるさと公園からのルート をUPしてありますが、10年以上前にも五井山への縦走目的で登っています。
その時の記憶はすっかり消えていますが、今回はふもとの宮道天神社を起点にして、あまり知られていない浅間神社(下図No1)経由で宮路山~宮道天神社奥宮(本殿)を周回してくるコースで歩いてみました。
人気の山で、登山者も多いメインルート(No3~6)ですが、 帰路の天神社参道コース(No7~10)はかなりの急斜面で岩場も多く、濡れたら滑ってたいへんそう。
赤坂宿から宮路古道切通しへ至る古代の道(鎌倉街道)は不明で、古道を捜して歴史ロマンを味わうために歩く人も多いようです。
(浅間神社へは長福寺背後の墓地から登るルートもあります・・・こちらが本来の参道かもしれません)
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この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平28情復、第82号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
宮道天神社里宮入り口の広くなった場所に車を停め()、歩き始めてすぐ、赤鳥居の手前右手にある急な石段が浅間神社への登り口となります。(鳥居をくぐった所からも登れます)
数多い石像・石碑を道しるべに何度か折り返しながら登っていくと「こんな場所に!」と驚く大きな石鳥居と広場が出迎えてくれます。(右画)
中央の祠は空ですが、ここが浅間神社です。(No1)

さらに西へ、薄くなった踏み跡をたどると山頂直下の駐車場に通じる市道宮路線に出ました。(No2)
路上駐車 ここから400mほどは舗装路歩きなんですが、緩い左カーブを2回ほど過ぎると前方に路肩駐車の列が見えてきました。(左画)・・・ここから歩く人がけっこういるんですねえ、知らなかった。
No3から再び登山道に入って、次の分岐No4では涼しそうな尾根道を選択。(もう暑いと感じる陽気でした)
そして今回確認したかった宮路古道切通し(No5)へ出ました。

前回(2004)も目にしたはずなんですが、その時は関心がなかったんでしょう、まるで記憶にない。
いくつもの古典に出てくる場所だと思えば、この先の尾根出会(No6)から宮路山頂に至る道も、山頂の「宮路山聖跡」の大きな石碑も、ちょっと新鮮な気分で眺めることになります。
しかし、あの巨大な石碑はどうやってあそこに運び、建てたんだ?(1916建立・・・百年です)

宮路山山頂から東峰の宮道天神社奥宮(No7)へ戻ると一挙に人が減ります。(この気候では富士山は見えないし)
神社裏手から下る参道は、音羽商工会の地図に「中級者向け」とあるのですが、No8で壊れかけた石鳥居と灯篭、No9の砂防ダム付近には参道石段の痕跡など、見どころもあります。
ふもとの里宮まで下りてくると、赤鳥居近くで紅白の梅が咲いていました。(きょうはたくさんの鳥居を見ました) 

宮路山の場所はここ⇒MAPION
音羽商工会のホームページには地図や地元案内がたくさんあり便利です

01ePort.JPG No1 宮道天神社里宮。
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この先赤鳥居前で右への急な石段を登って山道へ。(右画)

浅間神社の案内が立っていますが、承知の上で進む人以外は、石段上部の役行者像を参拝して引き返すのが普通でしょう。
04benten.JPG 浅間神社まで数多くの石碑・石像が現れます。

霊神碑らしきものや御嶽信仰の先達をたくさん刻んだ石碑など、ここは地元の信仰の山だったことがわかります。(長福寺ルートではさらに多くの石像が見られました)
05benten.JPG No1 浅間神社。

中央が浅間神社の祠だと思われますが、空家です。(遷座?)
左は役行者、右上には御嶽信仰を思わせる石像が4体ほど祀られています。(騎馬像が由来不明)
08boti.JPG No2 市道宮路線との出会い。

浅間神社から先は踏跡も薄いので、こちらからの入口はわかりにくいと思われます。
出会い No3 舗装路は400mほどで登山道と交錯。
出会いここから登山道へ。


途中の分岐No4から尾根コースへ進んだ。(右画)



切通し No5 宮路古道切通し。
案内
1300年前に持統天皇が通った?のかもしれない。



尾根 No6 双耳峰を結ぶ尾根に出た。

右は西峰の宮路山頂。(361mまたは362m)
左は東峰の宮道天神社奥宮へ。(10mほど低い)
山頂 まず西峰の宮路山山頂へ。 展望

駐車場から近いので、小さな子連れでもここまでは大丈夫。


ただ、暖かなこの日は眼前の三河湾さえ霞んでいた。
奥宮 No7 東峰の宮道天神社奥宮。
富士見
「富士見スポット」との案内板があるのですが、今の天候で、かつ午後とあっては見えるはずがない。
14:57 奥宮からの下りはかなり急、かつ岩場が多く注意。
No8まで下ると石鳥居と灯篭があります。14:57
おひるね 波ヶ崎灯台No9 大きな砂防ダム。


この付近には、参道石段が一部残っています。(右画)
17:22 No10で猪避けの柵を開けて舗装路に出ると、里に下りてきた実感。 22stanp.jpg
 
宮道天神社里宮まで下ると梅が咲いていました。
(右画)

2017.03.23 UP ■二代目に戻る■
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