■ 049 茶臼山〜アテビ平・小鳥の森原生林 ■

map
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
愛知・長野の県境である茶臼山は,北の長野県からも登れますが,こちらはずっと人が少なくなります。
その信州側の茶臼山湖からすぐ,売木村のアテビ平・小鳥の森がなかなかすばらしいとの話は聞いてました。
このところの残暑きびしい中,低山はつらいので涼しいところへ行こうと,この茶臼山〜アテビ平を歩いてきました。
今回は小鳥茶屋を起点にして茶臼山往復の後,アテビ平周遊のコースへ。
車は,カエル館・茶臼山湖・小鳥茶屋・茶臼山北登山口など,信州側のどこでも停められそうです。

小鳥茶屋(上図中心の家マーク)の西で分岐する林道口から自然散策路に入ると,すぐに湿原の木道となります。
No1付近は,春には水芭蕉も楽しめそうな道。(道路が近く,車の音が聞こえるのが残念ですが)
茶臼山湖付近で道路を渡り,カエル館前を過ぎると「茶臼山のパワースポット」なる案内板。(No2)
No3で再び道路を渡ると,茶臼山400mの案内があります。
分岐のある雷岩までは急登,そのあとひと登りでようやく信州側展望台(No4)に到着。
せっかくですから,茶臼山山頂まで往復・・・やはり家族連れが多いが,山ガール(らしき姿)もいました。
山頂展望台と信州側展望台,おのおの良し悪しがありますので,両方登ってみたい。
 ☆信州側は現在老朽化で登れません・・・2016記
帰路は急な下りを避けて,真北に降りました。(上図の緑線)
No1の湿原の中にある休憩所でお昼とし,アテビ平に戻って小鳥の森散策路へ。

小鳥茶屋から南に下るとすぐに周囲は原生林,東に向きを変えたところにアテビ島と呼ぶ丘。(No5)
巨木の目立つ森をさらに進み,No6の十字路を直進すると,散策路は北へ登っていきます。
やがて「馬の丞」という高台をくるっと小さく一周(No7)するのですが,この馬の丞とは何ぞや?
(戻ってから小鳥茶屋で聞いたけれど不明のままです・・・誰か教えて)
そこからは青線ルートで戻ってきましたが,途中の分岐に「馬の背」の案内板。
「リョウブの丘」から「馬の背」を通り,さらに外周を巡る「せせらぎの道(径)」へ行けるようです。
(倒壊しつつある東屋No9まで行ってみましたが,ちょっと時間が足りないので今回はパス)
No8から先,水苔地帯では緑がたいへん美しい。
ぐるっとまわってNo6の十字路を過ぎると,散策路はまるで沢歩きのように水が流れていました。
さきほどの「せせらぎの径」との合流地点を過ぎると,小鳥茶屋はまもなくです。

アテビ平・小鳥茶屋の場所はこちら⇒mapion
2010の茶臼山コース(茶臼山・萩太郎山)は⇒こちら
2013の茶臼山コース(アテビ平,小鳥の森)は⇒こちら
2017の茶臼山コース(アテビ平,小鳥の森)は⇒こちら

木道 まずは茶臼山へ。
小鳥茶屋(上図中心の家マーク)から西へすぐの林道に入り,茶臼山への散策路(No1)を見る。

木道が連続しています。
雨の続いた後なのでたいへん滑りやすかった。
(犬も足を滑らせていました)
一部で冠水箇所もありました。
power-spot No2 茶臼山湖のほとりに立つカエル館からの登り道すぐ脇にあるパワースポット地点。
ブナ雷岩 左:No3登り口から少し入った場所のブナ巨木。
なかなかいい枝ぶりに感心です。

右:急登を登ってたどり着いた「雷岩」
ここで道は十字路分岐。
(去年は山頂から来て森の広場へ下りた)
展望台(信州) No4 信州側の展望台に出る。

こちらのほうが中央アルプスの眺めが良い。
でも萩太郎や愛知県側施設は見えなくなる。
同じ展望台でも景色が違うのがミソ。
帰路はここから真北へ。(上図の緑線)
荻太郎 茶臼山山頂展望台から萩太郎山を見る。(拡大可)

画面中央,とがって見えるドームの山は,平山明神山(1016m)だと思います。
小鳥小屋 アテビ平入口に建つ小鳥茶屋。

となりに建つ山小屋に¥800で簡易宿泊も可。
ただし雪の期間は閉鎖で,小鳥茶屋の主人夫婦はその間避寒に出るらしい。(なんと優雅な)
アテビ島 No5 周回路南端のこんもりしたアテビ島。
ヒノキ馬の丞 左:十字路(No6)から少し入った場所の
根上がりヒノキの巨木。(拡大可)
思わず足を止めて見ます。

右:その先が「馬の丞」(No7)
といってもよくわかりませんが,アテビ島のようなものかと???。
東屋 No9の「馬の背」ルートに残る東屋。
(屋根が倒壊してるようです)

まだ先が長そうなので,ここで引き返しました・・・残念。
水苔 No8 水苔地帯。

ここだけでなく,あちこちに群生があります。
陽があたると陰影がきれいに出ます。
map 現地の案内看板。(拡大可)
(北が下向いてますので錯覚しそう)

今回は赤の8の字(2時間)を歩きました。
左端(東端)で分岐して,「馬の背〜せせらぎの径」コースを反時計回りに歩くのは次回の楽しみにします。チャンスがあるなら,水芭蕉やザゼンソウの見られる早春(残雪があれば最高)に来たいものです。

2011.09.21 UP ■戻る■
inserted by FC2 system