■ 055 花丸峠は道がなかった/設楽町 ■

設楽町と東栄町の境にある花丸峠はかつての古道として人が行き交っていた峠だそうです。
その名前と,峠にあるという石垣や石碑等に惹かれて,訪れる人も少ない古道を探して歩いてみました。
峠ハンター達のブログによれば,東栄町振草からの林道は峠直前まで行けるらしいが,その先でみな少々悩むらしい。
一方,設楽町神田の国道473号から分岐した県道424号は途中で消えルート不明ですが,ある程度までは車で行けるらしい。
今回は久しぶりに四谷から仏坂トンネル越えで神田の473号へ出て,消える県道424をたどってみました。
55map.gif
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
県道424号の入口は,白岩山や三瀬明神山北西尾根ルートへのアクセス道であるスズカタ林道入口と対になった反対側となります。(このスズカタ林道がまた強烈な荒れ道ですが)
424号に入るとすぐ廃屋らしき民家が2軒ありますがその先,ロクに走らないうちに車では通れなくなってしまいました。(付近)
約600mの走行でおしまいです・・・これは予想外でちょっと残念。

歩き始めるとすぐに道は荒れ始め,倒木を越え,崩れた路肩を越え,No1付近からはかろうじて山道と呼べる程度になり,No2の小さな鞍部でついに見失ってしまいました。
場所的には,ここらから北西方向に向きを変えて花丸峠に向かうはずですが,踏み跡もわからない。手近な尾根を北西に登っていくと,最後は岩混じりのかなりの急登のあと,No3で旧街道らしき道に飛び出しました。
ここからは花丸峠はもう目前です。

帰りは旧道をたどってみましたが,こちらも折り返しのある付近(No4)で道は消えてしまいます。
下方には林道らしものが見えていたので,適当に斜面を下ると登りの道に合流できました。(帰路は左図緑の線)
次に行くときは東栄町側からの林道ルートをたどってみましょう。
ただ、時期によってはヒルの群れが襲ってくようです。

花丸峠の場所はこちら⇒MAPION

追記:奥三河一帯にはツチノコの目撃情報があり,昭和49年6月6日の新聞に花丸峠での目撃談話が載ったという話があるようです。(情報の真偽は未確認)

☆後日、東栄町側から登りました→No87 花丸峠/東栄町

倒木 倒木を乗り越えていきます。

ここにかぎらず,いたるところ倒木だらけ。
これもたぶん,おととし(2009)の台風の被害か?
areta No1付近で路肩が崩れている場所。
いつのものかわからぬハシゴらしきものが転がってます。

この先の鞍部(No2)で道は消えてしまいます。
私が見失っただけ?
急登 消えた道はわからないので,適当に岩混じりの尾根を登る。
かなりの急登なのがわかるでしょうか?
峠 石碑
左:花丸峠です。
右上に見えている石碑が右の画像となります。
(私には碑文が読めない)
誰か教えてください。
荒れた峠 不動 峠はかなり荒れてます。
倒木で石碑も倒れてます。
右は転がっていた不動明王碑。

東方向に何段も石垣がありますが,城址というより段々畑跡では?という感じ。
帰り No4で道を見失ったあと,適当に斜面を下りて登りの道に戻りました。

その合流地点付近では,明るい日差しと紅葉が出迎えてくれました。

2011.12.07 UP ■ No1〜100へ戻る ■
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