■ 065 天狗の庭は夏草の中・碁盤石山/設楽町 ■

設楽町東納庫から登る碁盤石山は,巨石に彩られた古くからの修験者の山なのでしょうか?
以前,茶臼山高原道路側から登ったときは,あっさり山頂に着き,天狗の庭まで下って転がる巨石を眺めて戻りました。
今回,登山口の下にある不動滝(No1)を見,蛇石(No2)を眺め,七尋岩(No4)の脇を通り,碁盤石や磐座(No6)の間を通って富士見岩(No7)から展望していると,前回とはかなり違う気分での里山歩きとなりました。
名古屋で気温33℃という暑い日でしたが,登山口の標高はすでに850mを越えており,耐えられない暑さではありません。
(もっとも,すでに9月中旬ですから,これほど暑いほうがおかしいのですが)
ただこの時期,天狗の庭一帯は背丈を越える夏草に覆われて,その名の由来の碁盤石の全体がよくわからないのが残念といえば残念。
65map.gifこの地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情復、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
すぐ近くの道路脇空地は一台が占領,少し先の道路右(:約2台分)に停めました。
少し戻って,まずは不動滝と蛇石の探索。
不動滝(No1)は小さな案内板から下の渓流を覗くとベンチが一台見えるので適当に下ります。
蛇石(No2)はそこから少し登って,道がカーブするところ,道からも見えます。(登山口直前)

登山口(No1)からはしばらく渓流に沿って登りますが,30分もせずに林道出会い。(No4)
そのまま林道を越えて進むと七尋岩の看板がありました。(No5)
反対側には高圧線鉄塔の広場があるので休憩にいいかも。
今回この七尋岩から登り始めてすぐ,マムシに遭遇。
あやうく(またも)犬が噛まれるところでした。(余談19参照

視界が開けると,そこが天狗の庭。(No6)
西の端に町指定の史跡「碁盤石山の磐座」があります。
さらにすこし登ると,右に分岐して富士見岩の巨石が横たわる。(No7)
この一帯はすばらしい展望が広がっています。
背丈を越える夏草を掻き分けて進むと,やがて山頂と間違えそうなピーク(No8)。
(案内がなければ,間違えた人も多いのでは?)
左へ抜けて一旦下ると峠になってすぐ下に水場があります。(No9)

最後の登りはちとつらいけれど,短い登りなのですぐに山頂に着きます。
車が2台あれば,ここから北に進んで木戸洞峠を超え,茶臼山高原道路へ抜けて車で戻ることも出来ます。

碁盤石山の場所はこちら⇒MAPION

不動滝 No1 不動滝(左画)
流れは大岩を中心に2つに別れ,夫婦滝となっていました。 小さいけれど風情はある。
蛇石
No2 蛇石(右画)
蛇の頭がこちらを向いているような雰囲気。
目が細いですね。
(蛇だからいいのか)
登山口 No3 登山口

大きな看板が立っていて,どうしたってわかる。
「奥三河名山八選」の大イベントのおかげというべきかも。
林道 No4 林道出会い。

ちょうどここで林道は行き止まりになってます。
登山案内は豊富です。
七尋岩 No5 七尋岩。

とにかくでかい。
どうしても画像に収まりきれない。
磐座 No6 磐座からの展望(左画)。磐座
頭頂部に石碑あり。


右画像:左画の下部,注連縄に囲まれた磐座本体。
祭祀が行われた場所。
富士見 No7 富士見岩。

この日,残念ながら東の方向はかすんでおり,富士山は見えませんでした。
(そういえば前回も見えなかった)
展望 富士見岩からの展望。
中央やや左に三瀬明神山の双耳峰,そのすぐ右に平山明神山のドームも見えます。
碁盤石山 水 左:碁盤石山頂(1189m)。
二等三角点 木戸ヶ洞
・・・展望はないけれど。

右画は鞍部から少し西に下ったところの水場。

2012.09.23 UP ■戻る■
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