愛知・静岡県境の湖西連峰は人気のコースで,いつ行っても(もっとも夏に行った事はない)多くの人たちに会います。 この大知波峠は愛知県側からも静岡県側からも短い時間でたどり着けるので,昼時に着いた今回もたくさんのグループが休んでました。 幸いに20人を越えるような団体とは,今回遭遇しなかったのでうれしい。(以前団体の休憩にぶつかったことがある・・・悲惨である) 前回(2005)は石巻神社から歩いて坊ヶ峰まで往復しましたが,今回は大知波峠の廃寺跡を見るのを目的に,峠の直前まで車で行き, 富士見岩までの往復という短時間(約2時間)のコースとしました。 尾根歩きはそれなりに風がありましたが,もう寒くはない。 もう春ですから期待せずに着いた富士見岩では,やっぱり予想通り富士山は見えなかったれど,廃寺跡をゆっくり眺めてきました。 |
■この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号) ■この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。 |
石巻山(No23参照)の神社前駐車場に停めて観光道路を歩いてもいいのですが(2005年はそのコース),今回は大知波峠直近の尾根への取付き部まで車で走って,分岐する道のゲート付近の広いところに駐車。(P) ゲート脇から入って,急な舗装路をしばらく尾根まで急登します。 傾斜がゆるやかになってくると,道は舗装からダートに変わり,尾根歩きからひらけた場所が見えてくると,ここが大知波峠。(No1) 浜名湖を臨む絶好の展望地です。 10世紀から11世紀(平安中期)に作られたという建物群は12棟あったようです。(右解説) 池を巡って石垣の痕跡を眺め,南西部の塔礎石跡(No2)に登れば,そこは見晴らしの穴場でもあります。 ここで浜名湖を見ながら昼食の後,ぐるっと一周する形で今度は富士見岩へ向かいます。 その途中に四等三角点"長彦峠"(372.9m)があるのを,今回知りました。(No3) 富士見岩(No4)はその名のとおり富士山が見えるはずですが,3月という時期ではやっぱり無理。 もう少し北に進んで姫街道の本坂峠まで行くことも考えましたが,連休最終日とあっては渋滞を考慮してここで引き帰します。 帰りはNo5の分岐から急坂を下って林道に降り,ゆっくりと駐車地まで戻りました。 大知波峠の場所はこちら⇒ |
左:石巻山の脇を抜けて東へ進み,分岐路の左側がゲートになっている場所に駐車。(P) 歩き始めてすぐ,犬を連れて歩く人に遭遇。 私の前で犬をリードにつなぎ,通り過ぎたらすぐにまた犬を離した・・・うーむ。 |
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No1大知波峠は人が行き交う場所。 そして浜名湖を望む展望の地(下)。 |
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左:廃寺跡に残る池と石垣。 池はもうすぐオタマジャクシ であふれるハズ。 下:廃寺跡の全景。右端上部が礎石群の場所。 |
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No3 四等三角点"長彦峠"(372.9m) さらに北上すると富士見岩,その北に四等三角点"本坂峠"(427.2m)もありますが,本来の本坂峠とはかなり離れた場所。 |
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No4 富士見岩。(415m) もちろん展望の地です。 しかし,この日は春霞(=PM2.5?)のため富士山はとても無理。 (前回2005もダメだった) |
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帰路,やたらとこの表示の箱が道路脇に積み上げてあります。 どうもマツクイムシ防除の薬らしいけれど,松はすでに付近では見当たらない。 |