■ 098 天狗棚・天狗の奥山(犬探し付)/設楽町 ■

ブナ梅雨明け目前でもう充分暑いので,久しぶりの山歩きは標高のある場所を・・・ということで,天狗棚・天狗の奥山へ向かいました。
天狗棚は2013夏(82天狗棚・石の広場 )にも来てますが,天狗の奥山はもう10年以上前のことで記憶も定かでない。
また,そのときは往復コースでしたから,今回は天狗の奥山から西へ沢登りコースを下って戻ろうという魂胆です。
ただし,この沢登りコースはその後ルートが廃止され,分岐の案内もないので一般向きではないようです。
多少不安はあるものの,行ってみて下れなければ引き返すつもりで,あくまで予定ルートということで面の木園地()を出発しました。
昼前に着いたとき,気温は21度と快適です。
天気が心配でしたが,幸い降られることなく(雷が恐い),沢登りコースも無事に下って周回してきました。

しかし,突発事故がひとつ。
天狗の奥山に着き,昼食でちょっと目を離した間に犬が行方不明になってしまったのです。
リード(引綱)を木に引っ掛けておいたのですが,その木が腐っていたようで,カップ麺のフタを剥がしてさあ食べようと思ったところで,犬がいない。
これにはあせりました。(獣や鳥の気配を感じると飼い主を無視して追いかける犬で,そうなるともうお手上げ)
大声で呼び,呼子を吹いて付近をウロウロするうちに,北斜面どこかで「キャン」と一声鳴く音がかすかに聞こえた。
これを頼りに,名を呼びながら探索するうち,何度目かの吠え声でどうにか方向をキャッチ,No6付近でやっと捕まえることが出来ました。
引きずっていたリードが岩にはさまり,動けなくなっていたようです。
無事に見つけるまで約20分,一時はこのままあきらめるしかないかと・・・まあ運良く見つけられてホントよかった。(疲れたけど)
map
この地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の数値地図50000(地図画像),数値地図25000(地図画像)及び電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、第48号)
この地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の長の承認を得ることが必要です。
面の木峠()の駐車場に停め,芝生広場の上部登山口から登り始めます。
No1の展望台への近道分岐は左の樹林コースへ。(去年歩いた)
まもなくNo2で尾根に出て,左へ歩けば疲れるまでもなく天狗棚(1240m)に到着です。
ここまでに,家族グループに二組出会う。
(夏休み最初の日曜ですから)
さらに北へゆっくりとした下りで快適な尾根道を進みます。
No3から小さな登り下りの後,No4で広い空間に出ました。
ここが旧沢登りコースへの分岐と思われます。
ちょいと偵察すると登山道らしき道もあるので間違いなさそう。
とりあえず奥山を目指して進むと,No5に案内板(下)と枯れ枝で閉鎖された分岐あり。 ALPS
ここが天狗の奥山への登り口のはずですが,なぜ閉鎖してあるのかわからない。
もう少し歩いて×印付近の分岐まで行きましたが,こちらも同じように閉鎖されております。
閉鎖 
結局戻って最初の閉鎖を迂回して直登路へ入りました。
(想像するに,名古屋市野外教育センターのオリエンテーリングで入り込まないための配慮でしょう・・・登山者には迷いの元)
しばしの急登のあと天狗の奥山に着いて昼飯。(ここでのアクシデントは上記のとおりで,山頂北東部の軌跡が探し回ったあとを示し,そしてNo6で発見・・・この付近岩場があります⇒これ天狗の洞窟?)

下りはNo4(ここが1200高地?)から沢登りコースへ。
登山道はすでにあちこち消滅し,半分以上渓流を歩いてるようなもんですから,過去のルート整備がいかに大変だったかわかります。
最後にNo7で県道80号に出ますが,道路下をくぐるには足を濡らす覚悟が要るので,車道へ出ました。
幸い500mも歩くと,No8でガードレール下に木の踏段があるので,車道と分かれすぐに登山道(B/OLコース)に合流,あとは気持ちよく渓流沿いを歩いて面の木峠へと戻りました。

 面の木峠の場所はここ⇒MAPION  

井山風車 面の木園地から井山方向を見る。
風車が写っているのですが,この画像ではわかりにくいですね。
(中央の木々の上に小さく見えている)風車
登山口 No1 面の木峠からの登山口。
キノコ
右:キノコも出てます。
(うまそうなのだが)
天狗棚family 左:天狗棚付近で出あった家族グループ。
天狗の奥山まで行ったのだろうか?中間点


右:No3付近の尾根道(ほとんど平坦)
天狗の奥山 三角点 左:天狗の奥山に着いた。
展望はないけれど,広い空間で気分はいい。

右:三等三角点,
「三方ノ根」(1229.67m)
沢 1200札 左:帰路の沢登りコース。
水が少ないのでよかったけれど,コースの半分は渓流歩きです。

右:残っていた案内板。
尾根道との合流地点がこの「1200m休憩地」と思われる。(=1200高地?)
木の根 バイケイソウ左:沢下りの終盤,大岩を抱え込んだ巨木を見つけた。
よくまあこれだけ根を伸ばしたものだと感心。

右:渓流沿いあちこちで,バイケイソウの花が見られました。
でも何故か,すでに葉がほとんどない。(虫に食べられたような感じ)
R80 木の階段 左:県道80号に出ました。

右:降り口がないまま車道を進むと,500mほどでこんな踏段を発見,もちろんこっちへ下り,B/OLコースへ。
最後の木道 左:最後の階段を登ると,面の木峠駐車場。面の木峠


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