3年ぶりに,再びアシナガバチに刺されました。(余談その9参照) 今回も,いつのまにかできていた蜂の巣によるものです。 場所は,自宅の壁に立てかけていたハシゴの下。 そこを草刈していて,左手を突っ込んだとたん,人差し指の根元付近をいきなり「チクッ」とやられました。 逃げる姿でアシナガバチ!と思ったので,とりあえず家に駆け込んでザックから「ポイズンリムーバー」を出す。 手を洗ってから,細い方のカップをセットして傷口に当てて吸引。 説明書には60秒〜90秒吸い込んだら一度離すとあります。 離すときに吸引状態のまま「スッポン」と引き離すのは,毒液が飛び散るのでよくないそうです。(やってしまったが) この吸引を繰り返すこと3回〜4回はやったでしょうか。 20分くらい経ってもどうやら今回,意識ははっきりしています。 「これなら病院行かなくても大丈夫かな?」と,まずは胸をなでおろします。 軍手をしていた上から刺されたので,毒液の量も少なかったか? それでも左手の手首から先,甲の血管がまるで見えないくらいまで腫れてきました。 一時間ほど様子見ましたが,腫れた左手が少し熱っぽいもののこれ以上悪くはならない様子ですので,蜂の巣を確認に行く。 玄関脇の出窓の下にアルミの伸縮ハシゴを置いてあるのですが,その下に例の唐傘状の蜂の巣がありました。 まだそれほど大きくはないけれど,10匹くらいは働き蜂がいます。 夜まで待てば安全と思いつつ,場所が通り道に近く,気になるので2mくらい離れたところからアースジェットを噴射。 何匹かは落下し,何匹かは逃げていきました。 しばらく待って,巣が空なのを確認して,再度噴射。 これでまずは大丈夫,と巣を落とすのは夜にしました。 そして,お盆の行事に紛れてつい忘れてしまった。 2日後になってふと気づくと,おや,またも巣に蜂がいるではないか! 2匹が巣に張り付いて,こちらを警戒しているようです。(左画像) どこからか戻ってきたようで,これが女王蜂だとしたらまた増えてしまう危険がある。 再びアースジェットを遠くから噴射して追い払い,今度こそ,夜になってから長い棒で落としました。(蜂よゴメン) 落とした巣は焼却処分。 今回使ったポイズンリムーバーのカップをはずしてみると,内側には確かに毒液っぽいものがついてました。 よく洗って乾かします。(←カップのみで,本体を洗うのは禁止・・・吸引力が落ちるそうです) まる2日後の今,腫れた傷口付近が痒いのですが,まあ我慢できないほどではないです。 そして,その腫れもだいぶ引いてきました。 手だけの腫れですみ,意識障害に至らず済んだのは,このポイズンリムーバーの効果だと考えていいのではないかと思っています。 (さらに,ドクダミの葉を当てておくとよいという話もあります) 前回入院時に8.44(レベル3)だったアシナガバチの抗体値は,今回刺される直前はいくつだったのか?,またこのあと数値がどう変化するのか知りたいところですが,皮膚科に調べてもらうのも面倒です。(盆休みだし) 今回は大事に至らず終わりそうなので,とりあえずこのままですね。 問題は,毒液の量が2匹・3匹という時や,野山ですぐに対処できない場合ですが,とりあえずポイズンリムーバー頼りかも。(もうひとつくらい予備が要るだろうか?) ともあれハチに刺された場合に,口が廻らなくなったり視界が暗くなってくるようだったら,迷わず救急車を呼ぶことをお勧めしておきます。 救急隊員もハチと聞けば真剣に対処してくれますし,「ハチ刺されでどうも体がおかしい」と思ったら救急車を呼ぶのをためらうことはないと病院でも言われました。 |